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日立総合病院

主とする対応疾患

成人心臓血管外科一般

  • 虚血性心疾患(冠動脈バイパス術など)
  • 心臓弁膜症(人工弁置換術、弁形成術、経カテーテル的大動脈弁置換術など)
  • 胸部・腹部大動脈疾患(大動脈解離、大動脈瘤手術、ステントグラフト内挿術など)
  • 末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症手術、下肢静脈瘤手術など)
  • 不整脈〔心房細動〕(胸腔鏡下左心耳閉鎖術)

科の特徴

心臓血管外科専門医認定機構基幹施設
日本ステントグラフト実施基準管理委員会 胸部ステントグラフト実施施設
日本ステントグラフト実施基準管理委員会 腹部ステントグラフト実施施設
下肢静脈瘤に対する血管内治療実施基準による実施施設
日本外科学会外科専門医制度修練施設

1992年に開設され四半世紀が経ちました。冠動脈疾患・弁膜症・大動脈疾患・末梢血管疾患など成人の心臓血管疾患の患者さんを診療しています。院内には輸血センターがあって、待機的手術症例では術前に自己血貯血を行って(外来通院で可)術中術後の同種血輸血を回避するよう心がけています。大動脈瘤に対しては従来の開腹・開胸による手術治療に加えて、侵襲の少ないステントグラフト治療も行っています。
また2018年12月からは、循環器内科との合同チームで、侵襲の少ない経カテーテル的大動脈弁置換術を行っています。
2023年8月から心房細動に対する治療として、胸腔鏡下左心耳閉鎖術を開始しました。抗凝固剤を使用せずに脳梗塞などの塞栓予防ができます。茨城県内で実施しているのは当院のみとなります

診療実績

(1)外来
水曜日の午後と金曜の午前・午後です。患者数は1日平均約11名です。

(2)入院
2022年の当科入院患者さんは341例(手術305例、非手術36例)でした。平均在院日数は20.9日で、手術症例の術後在院日数は16.1日でした。

最近3年間(2020~2022年)の手術総数は764例で、このうち心臓・胸部大動脈手術は413例でした。主な手術として、冠動脈バイパス術などの虚血性心疾患手術61例、弁膜症手術103例、経カテーテル的大動脈弁置換術124例、胸部大動脈手術66例、腹部大動脈瘤手術56例、胸部・腹部大動脈瘤に対するステントグラフト154例など、最近3年間の急性大動脈解離入院症例のうち緊急あるいは準緊急的な手術の対象となった32例の救命率は84%でした。

地域医療連携

外来診療日が水曜の午後と金曜の午前・午後のみですので、ご紹介いただく場合には(急患は除く)、外来診察曜日と時間帯をご確認いただいての受診をお願いいたします。

スタッフ紹介

渡辺 泰徳 (院長)
1982年筑波大学医学専門学群卒。日立市出身。
心臓血管外科専門医認定機構修練指導者、日本外科学会指導医、医療安全管理者、インフェクションコントロールドクター(ICD)。

松﨑 寛二 (主任医長 兼 筑波大学附属病院日立社会連携教育研究センター 准教授)
1991年筑波大学医学専門学群卒。福島県いわき市出身。
心臓血管外科専門医認定機構修練指導者、日本外科学会指導医、胸部ステントグラフト指導医、腹部ステントグラフト指導医、浅大腿動脈ステントグラフト実施医。

佐藤 真剛 (主任医長)
1999年筑波大学医学専門学群卒。土浦市出身。
心臓血管外科専門医認定機構修練指導者、日本外科学会専門医、胸部ステントグラフト指導医、腹部ステントグラフト指導医、浅大腿動脈ステントグラフト実施医。

今井 章人 (主任医長)
2004年筑波大学医学専門学群卒。長崎県長崎市出身。
心臓血管外科専門医認定機構修練指導者、日本外科学会専門医、胸部ステントグラフト指導医、腹部ステントグラフト指導医、浅大腿動脈ステントグラフト実施医。

三富 樹郷 (主任医長)
2007年筑波大学医学専門学群卒。千葉県南房総市出身。
心臓血管外科専門医認定機構専門医、日本外科学会専門医、日本脈管学会専門医、胸部ステントグラフト指導医、腹部ステントグラフト指導医、浅大腿動脈ステントグラフト実施医、下肢静脈瘤焼灼術指導医。

その他特記事項

県北地域で数少ない心臓血管疾患の手術治療を行う施設として、その役割を果たせるように日々診療しています。そして良好な病病・病診連携をとりながら、患者さんひとりひとりにとって最善の治療方法を選択し実践する医療をめざしています。

当院は、日本成人心臓血管外科手術データベース(JACVSD)へ参加しております。

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