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日立総合病院

救命救急センターの役割

救急センター全景

2012年10月20日(土)より救命救急センターの運用を開始いたしました。救命救急センターでは、重症患者や複数の診療科領域にわたる救急患者を24時間体制で受け入れる、救急医療の中では最も高度な第三次救急医療に対応します。
軽傷の場合には、かかりつけ医や夜間・休日の当番医を受診するなど、市民の皆さんも医療機関の適正な受診をしていただくことで、地域の救急医療体制の維持へのご協力をお願いいたします。

日立市における救急医療体制図

患者の皆さんへ

中村謙介センター長

救命救急センターでは、生命の危機に直面した救急患者さん1人に対し、複数名の医療スタッフと最新の設備で処置しています。日立市をはじめ、県北での重症患者は、今後とも積極的に受け入れ、質の高い医療の提供に努めてまいります。

救命救急センターについて

当院救命救急センターは、茨城県北部地域で唯一の救命救急センターとして2012年10月に運用を開始し、24時間365日体制で1次から3次まで幅広く救急患者に対応し、救急車搬送の応需率は99.8%(2019年平均)の受け入れ実績があります。2次を含むすべての救急車対応に応えて、ウォークイン患者および一般総合診療外来も救急集中治療科・救急総合診療科が担当し、治療が行えるようになっています。
入院患者さんや外来患者さんなどの「院内急変」に対するコードブルー(緊急事態)、RRS(RapidResponseSystem:院内救急対応システム)も稼働し、MET(MedicalEmergencyTeam:院内救急医療チーム)も組織しております。
入院後の治療も、救急集中治療科・救急総合診療科が行い、軽傷の総合診療から不明熱などの精査、また院内急変や術後管理も行う集中治療を行っています。
ICUが18床、CCUが6床の計24床の集中治療ベッドを有しております。

救命救急センターとしての取り組み

RSS(Rapid Response System:院内救急対応システム)

RRSとはコードブルー(緊急事態)ほどではないものの、何らかの処置が必要と思われる患者さんを発見した場合、予め決められたコール基準(生理学的な測定基準)に基づいて対応し、有害事象を来す恐れのある患者さんを早期に発見し、患者さんの予後を改善させ、入院患者さんの死亡率や急変件数を低下させることが期待できるシステムのことをいいます。
従来より、院内急変があると取りも直さず救急外来へ患者さんを直接搬送し、処置にあたるという事象が多数発生しており、その度に救急外来は混乱を来していました。コードブルー内容見直しを契機に、院内急変時の対応の見直しを行った結果、不必要なICU入室をさせないためにも急変への予兆を早期に発見し、迅速対応できるシステムを導入、運用しています。

活動状況・症例数
 2016年4月~2017年3月
  RRS起動件数 88件 :意識障害、意識消失、けいれん、吐血・下血、腹痛など

RSSイメージ

MET(Medical Emergency Team:院内救急医療チーム)

METとは“Medical Emergency Team”の略称で、救急集中治療科医師を中心とした医師が主導する組織で、あらゆる救命処置を可能とする急変対応の専門チームです。院内で生じた患者急変事案に対し、主治医や現場スタッフと協働した診療・処置を行っています。活動後には必ずデブリーフィング(振り返り・反省会)を行い問題提起・解析・改善を繰り返し行い、常に質の高い医療と安全・安心を提供できるよう努めています。
主にコードブルー・RRSに対応し24時間365日活動しています。

METイメージ

ラピッドカー・ドクターカー・ドクターヘリ

ラピッドカー・ドクターカーとは、救急車または乗用車型の緊急車両を使用し、医師や看護師を乗せて現場へ直接出向き、早期介入・早期治療を行うものであり、「mobile ER」とも呼ばれています。 救急現場において必要基準を満たした際、日立市内・高萩市・北茨城市へ要請に応じて活動しています。 2016年にはラピッドカー372件、ドクターカー65件の出動を行い、CPA(心肺停止)、多発外傷、高エネルギー外傷、多数傷病者発生事案(局地災害、交通事故、水難、海難)などの対応にあたりました。

ドクターカー

ドクターヘリとは、救命救急センターの医師や看護師が搭乗し、救急・救助現場へ出動。傷病者の治療を行いながら医療機関に速やかに搬送することで、救命率の向上及び後遺症の軽減を図ることを目的として運用されるヘリコプターのことを言い、「空飛ぶ救命救急センター」とも呼ばれています。 茨城県では1機のドクターヘリを2施設で運用しています。
当院では平成28年8月よりヘリポートを併設し、平成29年3月までに19件の受け入れ実績となっています。

ドクターヘリ

DMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害派遣医療チーム)

DMATとは災害急性期に活動できる機動性を持った、トレーニングを受けた医療チーム災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)の頭文字をとって略してDMAT(ディーマット)と呼ばれています。
都道府県などの派遣要請を受け、DMAT指定医療機関からの派遣として、被災地域での、情報収集、トリアージ・応急治療・搬送、被災地域内の病院や近隣の医療支援、などを行います。

発足から今まで、以下のような活動を行っています。
2010年9月 DMAT取得
2010年  平成22年度DMAT研修
2011年  自衛隊航空機実機研修  茨城県国民保護共同実動訓練
2012年  平成24年度DMAT研修  ブロック研修
2013年  平成25年大規模災害事故対策訓練
2014年  DMAT技能維持訓練  平成26年大規模災害事故対策訓練
2015年  DMAT技能維持訓練  平成27年大規模災害事故対策訓練
      茨城県などにおける大雨被害対応

DMATイメージ

PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)

パートナーシップ・ナーシング・システム(Partnership Nursing System)を、一言でいうと、「1人で行っていた看護を2人で行うとともに、その中にグループとしての活動も織り交ぜ、病棟全体が一丸となって看護を行っていく。」システムです。
常にパートナーとともに、情報を共有しながら行動することによって、緊急入院や急変時対応などでも、患者さんへのケアが中断することなく、ペアのどちらかがすぐに対応ができ、安全な看護が提供できるようになりました。
このことにより個々の得意な知識・技術を共有し看護の専門性の向上、多角的な視点で看護を行えることで新人からベテラン看護師に至る全看護師の成長・継続教育、仕事のモチベーション向上、チームの活性化、患者さん・ご家族への接遇向上に寄与するものと考えています。

PNSイメージ

臨床研究のお願い

「急性血液浄化療法における炎症マーカー推移の検討」への協力のお願い
透析を中心とした急性血液浄化療法は急性腎不全の患者を中心に多くの重症病態で集中治療室に入室する患者を対象に行われております。腎代替療法としての目的以外に炎症性サイトカインの吸着除去や昇圧作用など腎代替以外の効果を期待できるとされています。この血液浄化療法にあたっては浄化のために様々な膜を使用しており、本研究は膜ごとの効果を検討するために当院で急性血液浄化療法を施行した患者のデータを解析して有効性を検討します。(詳細は下記リンクをご覧ください。)

「急性血液浄化療法における炎症マーカー推移の検討」について

当院救命救急センタ-(救急集中治療科)にて、急性血液浄化療法を実施された15歳以上の患者さんを対象とし、個人情報を保護した上で解析を行わせていただきます。本研究に参加・協力することに対して同意されない場合は以下までご連絡ください。

株式会社日立製作所 日立総合病院
救命救急センター(救急集中治療科)
   主任医長   中村謙介
   電話:0294-23-1111(代表)