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日立総合病院

Hitachi

主とする対応疾患

  • 尿路性器腫瘍(腎がん、副腎腫瘍、膀胱がん、前立腺がん、精巣がん など)
  • 後腹膜腫瘍
  • 前立腺肥大症
  • 神経因性膀胱・尿失禁
  • 尿路結石症(腎結石、尿管結石 など)
  • 小児泌尿器科疾患(包茎、陰嚢水腫、停留精巣、膀胱尿管逆流症、先天性奇形 など)
  • 尿路性器感染症(膀胱炎、腎盂炎、性感染症 など)
  • 男性不妊症

科の特徴

患者さん主体の診療を心がけるのはもちろん、わかりやすく、明るい外来・病棟をめざしています。検査などは患者さんに痛みや侵襲が少ないものから行う方針です。医師・看護師・コメディカルとも話し合いながら、患者さんにもっとも適した診療が提供できるように努力しています。近隣の泌尿器科医師と密接な連携を図って、地域全体の泌尿器科診療のレベルアップに努めています。また国際的な医療の進歩に遅れないよう、国際学会にも積極的に参加しています。高齢化社会に伴い、外来入院とも患者さんが増加しているのが現状です。

診療実績

県北地区のほぼ全域をカバーする中症〜重症泌尿器疾患が当院に集まります。従って、手術件数がとても多いことが特徴です。
最近増加している前立腺がんの診断では、がんの部位の硬さを検出するエラストグラフィーや、MRIと超音波をフュージョンさせる検査(MRI-RVS)などを駆使し、早期癌の検出に力を注ぐ一方で、多くの国際学会、国際雑誌にも発表しています。治療に関しては、2011年11月よりダヴィンチシステムを用いたロボット支援腹腔鏡根治的前立腺全摘除術(RARP)を開始し、2016年8月の時点で、300例の手術を施行しました。
また早期の腎臓がんに対しては、2015年よりロボット支援腹腔鏡腎部分切除術(RAPN)を開始したしました。

ダヴィンチシステムの詳細についてはこちらをご覧ください。

腎癌や副腎の腫瘍の手術では積極的に腹腔鏡手術を行い、患者さんの術後の早期社会生活復帰に努めています。
結石治療は、ESWLのみならず、硬性鏡、軟性鏡を用いた経尿道的レーザー砕石術や、経皮的結石破砕術も施行しております。
前立腺肥大症には2010年に経尿道的前立腺腺腫レーザー核出術を開始し、良好な成績を収めています。

過去8年間の当科の診療実績を表に示しました。

表1 泌尿器科患者統計
年度 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
外来新患(件)
1,793
1,764
1,556
1,313
1,196
1,169
1,054
1,173
入院患者(件)
890
1,051
953
1,001
1,134
1,098
1,082
1,206
平均在院日数(日)
5.6
4.8
5.8
4.8
4.8
5.0
6.1
6.5
手術件数(除 ESWL)(件)
505
549
516
554
650
617
636
681
ESWL(件)
131
130
111
91
105
69
67
59
前立腺生検(件)
261
250
343
295
351
318
300
355
表2 主な術式の統計
年度 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
副腎摘除
1
5
4
7
5
3
3
8
腎摘除
15
19
20
26
28
32
19
29
腎尿管摘除
12
13
9
10
6
8
22
6
腎部分切除
12
8
17
8
8
9
11
9
膀胱全摘除
12
9
12
8
12
13
9
14
経尿道的膀胱腫瘍切除術
138
182
156
181
191
164
182
182
前立腺全摘除
38
55
53
51
82
71
59
78
前立腺肥大症の手術
52
62
45
49
64
37
57
66
上部尿路結石の手術
35
26
44
50
74
103
90
91

そのほか地域の先生への要望事項として

当院ではPSA高値患者さんのフォローアップを“PSAフォローパス”といった新しい地域連携クリニカルパスを作成し、地域の先生方と一緒にフォローし地域医療ネットワークを充実させて行きたいと考えております。ご賛同いただける先生方の参加をよろしくお願い申し上げます。また、ダヴィンチシステムを用いたロボット補助下腹腔鏡前立腺全摘除術を積極的に展開しておりますので、宜しくご紹介下さい。

スタッフ紹介

堤 雅一 (主任医長 兼 副院長)
1985年富山医科薬科大学 (現富山大学)卒。筑波大学大学院、国立がんセンター研究所、国立がんセンター中央病院、南カリフォルニア大学留学などを経て、1998年より当院勤務。専門領域:尿路性器腫瘍の診断と治療、ロボット手術を含めた腹腔鏡手術。日本泌尿器科学会専門医・指導医。泌尿器科腹腔鏡技術認定医。内視鏡外科学会技術認定医。がん治療認定医。泌尿器ロボット支援手術プロクター(手術指導医)認定医。

小峯 学 (主任医長)
1996年筑波大学医学専門学群卒。専門領域:泌尿器悪性腫瘍、泌尿器科一般。日本泌尿器科学会専門医、指導医。

遠藤 剛
2003年筑波大学医学専門学群卒。筑波大学附属病院、筑波メディカルセンター、牛久愛和総合病院、北茨城市立総合病院、国際医療福祉大学病院、茨城西南医療センター病院を経て2015年4月より当院勤務。

新田 聡
2013年筑波大学医学専門学群卒。筑波大学附属病院を経て2016年4月より当院勤務。

目 翔太郎
2011年山口大学医学部卒。湘南藤沢徳洲会病院、筑波大学附属病院、筑波メディカルセンター病院を経て2016年4月より当院勤務。