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持続可能な社会のきざし

持続可能な社会のきざしは、コロナ禍を迎えた日立の研究者やデザイナー、事業の従事者らがオンラインで集まり、「公共」をテーマに将来の社会における人の考え方や行動の変化の可能性について話しあった内容をまとめたレポートです。9つの変化のきざしと、3つの将来社会のQoLを考えるストーリーで構成されています。

着目する社会課題

いま、私たちの生活全体を覆うような社会課題による問題が次々と目に見えるようになってきています。持続可能な社会のきざしについて考えるプロジェクトでは、気候危機、新型感染症との共存、人口減少という3つの社会課題に着目しました。これらはいずれもすぐに避けることは困難であり、私たちはこれらの課題に向き合っていかなければなりません。いま、これらの社会課題に臨むための、新しい社会システムのビジョンを抱くことが求められているのだと考えます。

気候危機

私たちの生活のすべては気候危機の中にあると考えるべきでしょう。私たちのひとつひとつの行動すべてが、気候危機に関係しているのです。私たちは日常生活における認識を変えなければなりません。

新型感染症との共存

2020年、新型コロナによって世界は強烈な経験をすることになりました。この危機をどのように乗り切るかを考えていくことも重要ですが、またいつか新しい感染症が発生する可能性について考えていくことも大切です。

人口減少

現在の私たちの生活を支えている多くの社会システムは、社会の「成長期」に合わせてつくられたものだといってもいいでしょう。人口が減少する時代を迎え、社会が「成熟期」に入ったいま、社会が身にまとう社会システムは変えていくことが望まれます。

変化のきざし

ここでご紹介する9つの変化のきざしは、これからの社会において、人々の考え方や行動についての「あるかもしれない」変化について示しています。これらは主観的な意見を交わすことによってまとめられたもので、確かな未来を示すものではありません。客観的なアプローチでは得られない視点を獲得し、不確実な未来への視野を広げたいという思いでまとめられたものです。

例えば、さまざまなシステムのオンライン化は現在の延長線上で考えれば利便性向上の意味が大きいと思われますが、視野を広げ、人々の生活について思いを巡らせることで、高齢者と若者、障がい者と健常者など、これまでの社会が作り上げた枠を壊して混ざり合うという異なる意味を見つけることができるかもしれません。そうすることで、現在の慣習や社会システムの問題点について議論し、将来の生活像についての対話を弾ませることが、変化のきざしを示すことのねらいです。

きざしから見える社会像

これは、9つの変化のきざしを活用して考えた将来像のサンプルです。変化のきざしはさまざまな使い方ができますが、ぜひ行っていただきたいことのひとつが、いくつかの変化のきざしについて話しあった後で、そこに示された変化が進んだ社会の姿について考えることです。ここでは3つの短いストーリーを紹介しています。それぞれのストーリーについて、その社会における生活者のQoLの特徴について改めて考え、キーワードにまとめています。