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日立総合病院

主とする対応疾患

  • 消化器がん(食道がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がん、胆管・胆のうがん、など)
  • 良性疾患(胆石症、腸閉塞、ヘルニア、など)
  • 救急疾患(腹部外傷、急性虫垂炎、消化管穿孔など)
  • 一部の小児疾患(虫垂炎、ヘルニア)
    (※小児:6歳~15歳まで)

科の特徴

茨城県北部の中核病院として、消化器がん、良性疾患、救急疾患など多岐に渡る手術を行っております。【地域がん診療連携拠点病院】【茨城県地域がんセンター】の指定を受けており、食道がんや肝臓がん、膵臓がんなどの高難度手術も含め、がんに対する手術件数が多いことが特徴です。患者さんへ負担の少ない鏡視下手術も積極的に導入しており、近年その数は増加傾向にあります。3名の【内視鏡技術認定医】の指導のもと、早期胃がんや大腸がんにおいては、鏡視下手術を第一選択としています。また、直腸癌においては、ロボット支援下手術も保険診療でおこなっております。高度進行がんに対しては、消化器内科、放射線科、緩和ケア科の協力を得た集学的治療(化学療法、放射線治療、緩和医療)を行っています。また、救急救命センターを併設していることから、緊急手術に対しては、24時間体制で積極的、かつ迅速な対応をしております。

診療実績

(外来)
2023年の外来初診患者数は284名、外来患者総数は9,320名、1日の平均外来患者数は 平均37名です。
地域医療機関との連携にも力を入れており、紹介率は86%となっています。
外来手術、外来化学療法(抗がん剤治療)も行っています。

(入院)
2023年の入院患者総数11,648人、平均在院日数12.7日、入院手術総数780件(全身麻酔手術件数721件、がん手術件数333件)です。
主な入院手術例は、

  • 大腸がん        192件
  • 胃がん          77件
  • 肝腫瘍         30件
  • 胆道がん        12件
  • 膵腫瘍         12件
  • 食道がん         6件
  • 胆石・胆嚢ポリープ   161件
  • ヘルニア手術      91件
  • 虫垂炎         53件

(詳細は別掲の外科手術統計表をご参照ください)
となっています。

診療体制

消化器・一般外科医3名(酒向、三島、青木)、中堅2名(北村、秋山)、外科レジデント(外科専攻医)5名の計10名で診療に従事しています。
指導医、レジデントとも特定の大学医局出身者で構成されておらず、東京大学、筑波大学、昭和大学などからの人材で運営されています。指導医と中堅、レジデントの3名以上で診療、手術を行う体制が基本となっています。

救急診療体制

当院では、夜間・休日の場合、外科系急患はまず、外科系当直医が救急センターで診察を行います。そこで外科医の診察が必要と判断された場合、当番外科医師に連絡をとり、24時間対応します。緊急・準緊急手術に年間200件以上対応しております。

スタッフ紹介

酒向 晃弘 (副院長)
1996年東京大学医学部卒。外科主任医長。山梨県出身。東京大学腫瘍外科。2005年同大学院外科学博士課程卒。日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、消化器がん外科治療医認定医、日本乳がん検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影医、日本内視鏡外科学会技術認定医(大腸)、ロボット支援手術プロクター(直腸・結腸)、インフェクションコントロールドクター(ICD)。

三島 英行 (主任医長)
1998年弘前大学医学部卒。外科主任医長。茨城県出身。卒後、筑波大学乳腺甲状腺内分泌外科入局。日本外科学会専門医、日本乳癌学会認定医、日本乳がん検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影医、日本内視鏡外科技術認定医。

青木 茂雄 (主任医長)
2002年昭和大学医学部卒。外科主任医長。昭和大学付属病院等研修後、2007年4月より当院勤務。一般消化器外科専門。日本外科学会専門医、日本内視鏡外科学会技術認定医。

北村 智恵子 (医員)
2011年秋田大学医学部卒。日本外科学会専門医。2023年4月より当院勤務。

秋山 浩輝 (医員)
2016年筑波大学医学群卒。日本外科学会専門医。2023年4月より当院勤務。

髙橋 洋人 (医員)
2019年筑波大学医学群卒。2023年4月より当院勤務。

増木 ゆうか (医員)
2019年筑波大学医学群卒。2021年10月より当院勤務。

今里 美智子 (医員)
2020年筑波大学医学群卒。2022年10月より当院勤務。

園部 絢太 (医員)
2021年山梨大学医学部卒。2023年4月より当院勤務。

力石 晃爾 (医員)
2021年東京大学医学部卒。2023年10月より当院勤務。

資料

2023年消化器外科悪性腫瘍手術詳細
病名 症例数 術式 内訳数
食道癌 6 縦隔鏡腹腔鏡併用食道亜全摘術
6
胃腫瘍 87
(胃癌77例、胃GIST10例)
ロボット支援下手術
37
腹腔鏡下手術
6
開腹手術
44
大腸癌 192 ロボット支援下手術
21
腹腔鏡下手術
98
開腹手術
73
肝胆膵悪性腫瘍 45 肝切除
30
膵頭十二指腸切除
8
膵体尾部切除(腹腔鏡4例 開腹3例)
7

2023年消化器外科良性手術詳細
病名 症例数 術式 内訳数
胆嚢疾患 161 腹腔鏡下手術(6例は開腹移行)
142
開腹手術
19
虫垂炎 53 腹腔鏡下手術
44
開腹手術
9
鼠径ヘルニア 91 腹腔鏡下手術
25
前方アプローチ
66
上部消化管穿孔 7 開腹手術
7
下部消化管穿孔 10 開腹手術
10
外傷 4 交通外傷 転落 刺創など
4
腸回転異常症 1 腸整復術
1