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ITプラットフォーム事業本部 ソフトウェア本部のご紹介

uVALUE 実業×IT

Hitachi

先進・高信頼のソフトウェア技術を核とした、
顧客経験価値指向・開発スピード重視のグローバルプレイヤーへの挑戦

日立は1910 年の創業以来100 年を超えてさまざま な社会インフラを支えてまいりました。情報システムの 分野では、1960 年の国鉄殿座席予約システムをはじめ として、気象庁殿の数値予報システム、銀行オンライン システムなど国民生活を支える数々のシステムの構築・ 運用に50 年以上に渡って携わっています。ソフトウェ ア事業部は、1969 年の設立以来、このような高い信頼 性が求められるシステムで使われるソフトウェアを提供 し続けてまいりました。

クラウドコンピューティングが広く利用され始めるなど、 急激なIT の進歩と適用領域の拡大に伴いソフトウェア の使われ方が大きく変化しています。しかし、当事業部 がこれまで培ってきた先進・高信頼のソフトウェア技術 は、今後もお客さまと社会に価値を提供するための源泉 です。また、製品開発だけでなく、製品をお使い頂く前 のお客様への提案活動や、製品をお使い頂いてからの 支援を行うサポートにおいてもこの技術力を活用し、トータルな 顧客価値向上に努めています。

変化し続けるニーズにタイムリーに追随して製品開発を行っ ていくために、海外の開発拠点を中心にアジャイルなどの最新 開発技法を積極的に取り入れ、成果を挙げつつあります。また、 ソフトウェアやサービスは、もはや「便利に使える」では不十分で、 「使うと楽しい」「使うと気持ちがいい」ことが要求されています。 当事業部ではUX(User experience:顧客経験価値)指向を スローガンに、お客様にとってより良いソフトウェアを目指して取 り組んでいます。さらに、さまざまなパートナー企業のご協力を 得て、当事業部だけではできない幅広くきめ細やかな価値創造 を図っております。

日本市場の厳しい品質要求で鍛えられた技術力と、海外開発 拠点を活用したスピード感のある開発を駆使して、ストレージ管 理製品・運用管理製品を中心にグローバル市場での展開が軌 道に乗りつつあり、今後その範囲・規模を拡大してまいります。

2012年には、ソフトウェア本部の新社屋が完成します。 三つに分散していた国内拠点を一箇所に集約し、関連の深 い横浜研究所と同じ敷地となることで、生産効率、研究・ 開発スピード、品質を今以上に高め、お客様にさらなる価 値を提供してまいります。

新社屋では、環境負荷の低減にも徹底して努めてまいり ます。太陽光パネルやLED 照明、雨水利用など、創エネ・ 省エネ・循環型の設備を導入するとともに、データセンター には、高い省エネ性能を備えた最新の自社製品をフル活用 する計画です。

地球規模の課題である温暖化対策をはじめ社会の様々な 課題の解決にはIT の活用、特にソフトウェアの果たす役割 が重要です。ソフトウェア本部は、人とシステム、実業と IT、社会と環境が調和する豊かな社会を目指して、全力で 取り組んでまいります。

株式会社日立製作所 ITプラットフォーム事業本部
開発統括本部長

阿部 淳