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筑波大学附属病院日立社会連携教育研究センターの歩みとこれから

2012年4月、日立総合病院に筑波大学附属病院日立社会連携教育研究センターが開設されました。教員2名体制でのスタートでしたが、現在は、2019年4月着任の精神科の当方、2024年4月着任の脳神経外科・山崎教授、2025年4月着任の泌尿器科・根来教授、2026年10月着任の腎臓内科・永井教授の計4名が在籍しています。
われわれ筑波大学教員は、日立総合病院医師と一丸となって地域医療に取り組むとともに、大学教員として県北医療の課題、高齢化する住民健康の向上、日立製作所の医療事業への協力などの研究を行っています。また、筑波大学の医療・教育資源を日立総合病院ならびに地域の医療職員に提供してのキャリア形成支援活動、学生や研修医の教育活動を通じて次世代に継続する地域医療資質向上を図っています。
もとより、日立総合病院は県北地域における中核病院として機能してきました。震災からの復興にも多方面からの支援をいただいて、2016年夏には新本館が竣工しました。ますます高齢化する社会にあっては、生活習慣管理などの健康増進とともに多様化する医療ニーズに即応する病院でありつづける必要があると考えています。当センターは、日立総合病院をはじめとした地域医療の向上に寄与できるよう、地域に根ざしたしっかりとした診療・研究・教育活動を続けていきたいと考えています。
今後ともご支援をよろしくお願い申し上げます。

2026年10月1日
筑波大学附属病院日立社会連携教育研究センター
センター長 今井公文

トピックス

  • 2024年5月 3学会合同敗血症セミナー
  • 2024年9月 日本救急医学会教育セミナー(ランチョンセミナー)
  • 2024年11月 日臨技関東甲信・首都圏支部微生物検査研修会(教育講演)
  • 2024年11月 日立三師会合同研究会(教育講演)
  • 2025年2月 南九州抗菌化学療法研究会(教育講演)
  • 2025年2月 日本血液製剤機構主催 Sepsis field in tsukuba
  • 2025年2月 日立保健所主催 講演会「家族と知ろう統合失調症」
  • 2025年3月 日立総合病院主催 市民公開講座「認知症の治療とケア」
  • 2025年3月 日本集中治療医学会教育セミナー(ランチョンセミナー)
  • 2025年4月 日本呼吸器学会教育セミナー(モーニングセミナー)

教員紹介

Dr今井

今井 公文

筑波大学附属病院 日立社会連携教育研究センター 教授
日立総合病院 こころの診療科 主任医長

専門領域:精神科

所属学会:日本精神神経学会(専門医、指導医)
     日本老年精神医学会(専門医、指導医)
     日本総合病院精神医学会(専門医、指導医、評議員)
     日本神経精神薬理学会(専門医)
     日本エイズ学会、日本災害医学会、など

主な資格:精神保健指定医、認知症サポート医、精神保健判定医

詳細情報(筑波大学サイト研究者総覧ページにリンクしています)

自己紹介

1991年筑波大学医学専門学群卒業、筑波大学附属病院精神神経科研修を経て、石崎病院、都立松沢病院、土浦厚生病院などで診療経験を重ねた。2002年筑波大学大学院で医学博士(精神分裂病と相関する遺伝的多型の探索)、2006年から国立国際医療研究センター病院精神科医長として診療、教育、研究に従事。2019年4月より現職。
専門領域:身体精神合併症医療、老年期精神医療、精神疾患一般(統合失調症、うつ病、不眠症など)
抱負:精神症状に対するバイアスを軽減して、茨城県北地域が模範的で魅力的な医療地域と呼ばれるように貢献したい。

主な活動内容

  1. 筑波大学との連携を生かし、研修医や医療スタッフに全人的診療能力が身に付くよう、教育と育成を行います。
  2. 精神科以外の診療科との連携を深め、また多職種協働のチーム医療を実践します。具体的には、せん妄・抑うつ・認知症など精神症状によって身体的治療が不充分とならないように、そして安全で高度な総合医療の実践のために、精神症状の予防・早期発見・治療を行い社会復帰につなげます。
  3. せん妄など身体精神合併症医療での問題について臨床研究を行い、市民への啓発活動に努めます。
  4. 県北地域や茨城県における医療と福祉の機能的な連携強化のためのネットワーク構築を推進します。

山崎医師

山崎 友郷

筑波大学附属病院 日立社会連携教育研究センター 教授
日立総合病院 脳神経外科 主任医長

専門領域:脳神経外科

所属学会:日本脳神経外科学会(専門医、指導医)
     日本脳卒中学会(専門医、指導医)
     日本脳卒中の外科学会(技術指導医)
     日本脳神経血管内治療学会(専門医、指導医)

自己紹介

千葉県出身。1996年筑波大学医学専門学群卒業後、筑波大学附属病院脳神経外科研修コースに進んだ。筑波大学附属病院、県南病院、茨城西南医療センター病院、国立水戸病院、県西総合病院などで臨床経験を積んだ。2005年に医学博士号を取得し、2007年10月から2009年4月までカナダ、サスカチュワン大学脳神経外科にてクリニカルフェローとして臨床留学した。2009年4月から15年間国立病院機構水戸医療センターで脳血管障害(脳血管内治療、脳血管外科治療)、脳腫瘍、脊椎疾患、片側顔面けいれん、三叉神経痛などを中心に多くの症例を経験した。2024年4月から現職。

主な活動内容

  • 脳血管障害治療(脳動脈瘤、内頚動脈狭窄症、もやもや病、硬膜動静脈瘻など)
    侵襲性の低い血管内治療と根治性の高い開頭手術を患者さんの状態に合わせて選択していきます。
  • 急性期主幹動脈閉塞症に対する再開通療法
    近年脳主幹動脈閉塞症に対する血管内治療の必要性が高まり、地域での急性期脳卒中体制の均霑化が重要視されております。日立総合病院も県北地域の脳卒中治療の要として本治療に積極的に取り組んでいきます。
  • 頭蓋内良性腫瘍や顔面けいれん、三叉神経痛などの機能的疾患
    手術により根治が出来る疾患ですので、さまざまな技術や手術支援装置を駆使して、安全な治療を行っております。

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根来医師

根来 宏光

筑波大学医学医療系 日立社会連携教育研究センター 特任教授
日立総合病院 泌尿器科 主任医長

専門領域:泌尿器科(ロボット・腹腔鏡手術、排尿障害・夜間頻尿、時間生物学、がん生殖医療)

所属学会:日本泌尿器科学会(専門医、指導医)
     日本排尿機能学会(専門医、代議員)
     日本がん・生殖医療学会 (理事)
     日本時間生物学会(評議員)
     日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会、日本癌治療学会、日本生殖医学会、
     米国泌尿器科学会(AUA)、欧州泌尿器科学会(EAU)、国際尿禁制学会(ICS)等

主な資格:腹腔鏡技術認定、泌尿器ロボット支援手術プロクター認定(膀胱・前立腺、副腎・腎(尿管)(ダビンチ))、難病指定医、認定がん・生殖医療ナビゲーター、日本がん治療認定機構癌治療認定医

詳細情報(筑波大学サイト研究者総覧ページにリンクしています)

自己紹介

大阪府出身。2001年に神戸大学医学部を卒業後、神戸市立中央市民病院(現:神戸市立医療センター中央市民病院)および京都大学医学部附属病院にて研修。その後、京都大学大学院医学研究科に入学、ニューヨーク州Albert Einstein College of Medicineへ2年間留学。2013年に京都大学で医学博士号を取得(研究テーマ:「膀胱の概日時計の日内排尿リズムへの関与」)。京都大学助教として5年、筑波大学病院講師・講師・准教授として7年臨床・研究・教育活動に従事した後、2025年4月より現職。

主な活動内容

  • 県北地域の泌尿器科診療の中核として、がん治療(ロボット支援手術・腹腔鏡手術、新規薬物治療)のさらなる充実・発展を目指します。
  • 排尿障害・時間生物学・泌尿器がんに関連した基礎・臨床・疫学研究を、大学と連携して推進します。
  • 夜間頻尿・前立腺肥大症・過活動膀胱・神経因性膀胱など、排尿障害に対する多職種連携・地域連携体制を構築・強化します。
  • 診療・研究活動を通じて、次世代を担う研修医・大学院生の教育にも力を注いでまいります。

Dr永井

永井 恵

筑波大学附属病院 日立社会連携教育研究センター 教授
日立総合病院 腎臓内科 主任医長

専門領域:腎臓内科、人工透析、免疫受容体の基礎分子生物学、臨床疫学

所属学会と主な資格:日本内科学会 総合内科専門医
          日本腎臓学会 専門医
          日本透析医学会 専門医

詳細情報(筑波大学サイト研究者総覧ページにリンクしています)

自己紹介

北海道出身、2006年筑波大学医学専門学群卒業、筑波大学附属病院初期研修を経て2008年筑波大学腎臓内科学へ入局。筑波大学附属病院、水戸済生会総合病院、なめがた地域総合病院などで腎臓内科、人工透析科を中心に臨床経験を積む。2013年に基礎免疫学で医学博士を取得した後、2016年ストックホルム(スウェーデン)のカロリンスカ研究所へ臨床疫学、2018年メルボルン(豪州)のモナシュ大学へ実験病理学の研究留学。2019年に神栖済生会病院で総合内科として地域医療に従事。2015年から2020年まで筑波大学附属病院講師および大学講師として学生教育にも携わる。2021年4月に准教授として着任、2026年10月より現職。
専門領域:腎臓内科学(腎炎、ネフローゼ、腎不全)、透析療法(血液透析:HD、腹膜透析:PD)、保存的腎臓療法(CKM)、腎移植内科
抱負:腎診療を通して県北地域の医療を支え、腎臓病学、透析療法、そして患者さんの人生をみる内科診療の面白さを医学生や研修医へ伝え、多職種連携による質の高い腎臓病治療をめざします。

主な活動内容

  • 腎炎・ネフローゼ治療の充実:日立総合病院に歴史ある腎炎やネフローゼ症候群に対する診断治療を重んじつつ、最新の国内外の診療指針を意識した治療の推進します。患者さんの腎予後改善をめざし、さらに症例の集積とエビデンス発信に努めます。
  • 患者さんに最適な腎不全治療を提供する:茨城県北の限られた医療資源(人・モノ)を活用して、地域の腎不全患者さんの生活や幸福を維持するための方策を考えます。血液透析や腹膜透析、あるいはその併用療法を駆使するとともに、可能な場合は腎移植へ診療をつなぎます。また、透析療法を望まない方に関しても、腎臓専門医がなしえる苦痛の少ない保存的治療を提供します。
  • 現在そして将来の腎臓内科医を育成する:現場での診療に汗をかき、患者、家族や医療チームの仲間に温かく接し、社会を俯瞰的に眺め、目に見えない分子の世界まで想像を働かせる。そのような優れた腎臓内科医の育成をめざし、臨床・研究の両輪で研修医、専攻医を丁寧に指導します。

臨床研修医募集

日立総合病院では現在、臨床研修医を募集しております。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。