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ミドルウェア

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Hitachi

1.アプリケーション画面を作成します

ここでは、簡単な電卓プログラムを作成する場合を例に紹介します。

部品パレットから部品を選び、フォームに貼り付けます
数値を表示するためのテキストボックスや、計算操作用のボタンを配置します。
大きさの変更やボタン名称の設定は、フォームエディタで編集します。
メニュー項目を設定します
ファイルメニューを設定し、終了コマンドを用意します。
画面の作成イメージはテスト表示で確認します
テスト表示によって、部品やメニューの実行時のイメージを確認できます。

開発の流れ1

2.イベント手続きを記述します

ボタンを押したときの処理など、イベントに対応する処理をCOBOLで記述します。編集には、COBOLエディタなどのテキストエディタを使用します。
電卓プログラムでは、ボタンを押したときの表示や、+−などの演算キーを押したときの計算式などの処理を記述します。
例えば、次のような処理を記述します。

  • "1"の数値キーを押したら、表示領域に"1"を表示する
  • "+"キーを押したら、変数同士の和を算出する
  • "="キーを押したら、計算結果を代入している変数の値を表示領域に表示する  など

このような処理は、COBOL85の文法で記述します。オブジェクトのプロパティへの値の設定にはSET文を、メソッドの実行にはINVOKE文を使用します。
また、CALL文を使ってほかのウィンドウを呼び出せるため、複数のウィンドウに渡る操作も実現できます。

開発の流れ2

3.コンパイル・リンクをします

すべての部品に対して手続きを記述し終えたら、Windows版COBOL85の開発マネージャからコンパイル、リンクを実行します。

開発の流れ3

4.エラーがあれば、修正します

コンパイルでエラーが発生した箇所を修正します。
エラーメッセージをダブルクリックすれば、自動的にエディタが起動され、エラー箇所が表示されます。すぐに修正を始められるため、効率よく作業できます。

開発の流れ4
インクリメンタルな作業

コンパイルエラーが無くなるまで、「コンパイル・リンク」と「エラーの修正」を繰り返し、プログラムを完成に近付けていきます。

5.デバッガによりデバッグします

Windows版COBOL85のテストデバッグ機能を利用すれば、イベントを一覧で表示したり、イベント処理をトレースしたりできます。

開発の流れ5

6.アプリケーションの完成

アプリケーションの完成です。
Windowsの標準的なGUIを持ったCOBOLプログラムが完成しました。

この例のようなボタンやテキストボックスだけでなく、スクロールバー、チェックボックス、その他OLE2オブジェクトなどを使えば、様々な画面構成のアプリケーションを作成できます。
また、Windowsの標準的なファイル選択ダイアログやメッセージ表示ダイアログなども、サービスルーチンとして提供していますので、容易にプログラムに組み込めます。

開発の流れ6