日立ホーム＆ライフソリューション株式会社（取締役社長：瀬端久仁雄）は、好評のＰＡＭ（Pulse　Amplitude　Modulation）オーブンレンジの新シリーズとして、ターンテーブルレスでお手入れのしやすいフラットキャビンを採用し、さらにきめ細かく火力を制御するワイドＰＡＭを搭載した「ワイドＰＡＭオーブンレンジ」（ＭＲＯ−ＥＸ３）を４月１０日に発売します。
　また、使い勝手がよく、好評の「上下あたため２段」の機能を搭載した「ＰＡＭオーブンレンジ」(ＭＲＯ−ＥＡ４)を４月２１日に発売します。

　「ワイドＰＡＭオーブンレンジ」（ＭＲＯ−ＥＸ３）では、加熱性能を向上させ、高火力から低火力までムラなくきめ細やかな加熱調整ができる「ワイドＰＡＭ」を採用し、日々の簡単なあたためや解凍が効率よく上手に行えます。低火力の「ワイドＰＡＭ」を活かした「レンジ発酵」により、パンやヨーグルトなどが調理でき、メニューの幅が広がる提案をしています。
　庫内は、ターンテーブルレスにより庫内底面がフラットで、大庫内容量を実現しました。また、明るいローズ色でフッ素含有量の多い塗料でフッ素コーティングすることにより、庫内を明るく見やすくし、油汚れなどがつきにくく、ふき取りやすくしました。

■本体希望小売価格及び発売日

型　　式	本体希望小売価格（税別）	発　売　日	当初月間生産台数
ＭＲＯ−ＥＸ３ ＭＲＯ−ＥＡ４	５８，０００円 オープン	４月１０日 ４月２１日	１０，０００台 １０，０００台

２００２年度の電子レンジの需要は約３５０万台（前年比９７％）が見込まれています。ここ数年は、普及率が95％を超え、買い替え需要が８５％を占める成熟商品となったことに加えて、約１０年前からの３００万台を超える市場の買い替え需要が顕在化してきていることから、２００３年度についても３５０万台の安定した需要が見込まれています。（日立推定） 　現在、レンジの総需要の約１／４(日立調べ)を占め、ファミリーユースがターゲットの標準タイプの市場では、価格志向だけではなく、付加価値の高い商品が求められています。今回発売する「ワイドＰＡＭオーブンレンジ」（ＭＲＯ−ＥＸ３）は、このタイプでもトレンドになりつつある庫内のフラット化に対応し、さらに庫内側壁に明るいローズ色のフッ素コートを施し、汚れがつきにくくお手入れもしやすくなり、フラットデザインの操作部などとあわせ、スッキリと使いやすいものに仕上げました。 　加熱性の面では、「ワイドＰＡＭオーブンレンジ」（ＭＲＯ−ＥＸ３）は、赤外線、温度、蒸気のトリプルセンシングを採用し、高効率のＰＡＭ制御を高火力から低火力までワイドに火力調整することにより、業界トップクラスの早い加熱性と、解凍などの低火力でのスピード＆省エネ加熱を実現しました。さらに標準クラス初のレンジ発酵機能搭載により、パン生地のスピード発酵や健康的なヨーグルト作りを実現し、従来の時間の半分以下で、こねから焼き上がりまで約６０分でかんたんにパンがつくれます。 　「ＰＡＭオーブンレンジ」（ＭＲＯ−ＥＡ４）もＰＡＭ９５０Ｗの高火力で、基本のレンジ加熱を強化。コンパクトなボディながら、付属の２段の網を用いることで、３０Ｌクラスと同等の食材料を一度に加熱可能で、網の上下で違う食材(例；下段にごはん、上段におかず)を一度にあたためたり、パスタの調理も上段でソースを、下段でパスタの加熱を同時に行うことができたりと、便利にお使いいただけます。また、庫内のヒーターを平面化することで、加熱ムラを低減、お手入れもしやすくしています。

　

■主な仕様

型　　式 ＭＲＯ−ＥＸ３ ＭＲＯ−ＥＡ４ 電　　源 単相１００Ｖ ５０−６０Ｈｚ共用 単相１００Ｖ ５０−６０Ｈｚ共用 電子レンジ 高周波出力（Ｗ） ＰＡＭ１０００（最大３分）／ 700/500/200相当/100相当 ＰＡＭ９５０（最大３分）／ 600/200相当/100相当 消費電力（Ｗ） １，４５０ １，４５０ オーブン 消費電力（Ｗ） １，２９０ １，２９０ 温度調節範囲（℃） 発酵、１００〜２１０・２５０（２５０℃は５分間、その後２１０℃に自動切替え） 発酵、１００〜２１０・２５０（２５０℃は５分間、その後２１０℃に自動切替え） グリル 消費電力（Ｗ） １，２９０ １，２９０ 外形寸法（幅×奥行×高さ）（mm） ４８３×３７３×３３０ ４７０×３７５×３００ 加熱室有功寸法（幅×奥行×高さ）（mm） ２９５×３１６×２２０ ２８５×３０７×１６５ 庫内容積（Ｌ） ２２ １８ 角皿／丸皿外形寸法（mm） ３１０×３１０／− ３００×３００／直径２８０ 質量（ｋｇ） 約１３ 約１１ 本体色 チャコールグレー（Ｈ） ライトシルバー（Ｓ）