日立ホーム＆ライフソリューション株式会社（取締役社長：瀬端久仁雄、以下日立Ｈ＆Ｌ）は、照明事業を連結ベースで再編し、製造・販売一体の照明専業会社「日立ライティング株式会社」（仮称、以下新会社）を２００３年４月１日に発足します。新会社発足にあたっては、日立照明株式会社（以下日立照明）と日立ライティング機器株式会社（以下ＨＬＫ）を合併し、日立Ｈ＆Ｌの照明事業ユニットおよび青梅事業所の事業を吸収分割します。

　国内の照明市場は省エネ製品への転換が急速に進みつつあります。この市場に対応するため、日立Ｈ＆Ｌは、本年１０月にＧＥとのランプ・照明器具の販売事業の合弁を解消し、これを日立照明に営業譲渡した後、照明事業の高収益体質への転換を検討してきました。今回の再編は、照明器具の設計開発ならびにランプおよび照明器具の販売を担当する日立照明と、ランプの設計開発・製造を担当する日立Ｈ＆Ｌ照明関連部門およびＨＬＫの統合により、製造・販売一体の照明専業会社を設立し、(1)マーケティング力強化と迅速な製品開発、(2)開発から営業までの各段階でのランプ・照明器具の同期化・一体化、(3)システム製品の拡充、(4)エンジニアリング力強化と施設ルート拡大、(5)間接業務合理化、を目指すものです。

　日立Ｈ＆Ｌは、本年４月の会社設立にあたり、従来からの事業部制を改め、製品の設計開発から販売までを一貫して担当する事業グループ（ユニット）制としました。今回の照明事業の再編にあたっては、この製品ごとの一貫体制の確立と、施設ルートへの迅速な対応力強化を目指し、照明事業全体を担当する専業会社として発足します。日立Ｈ＆Ｌでは、今後も、各事業毎の最適な事業構造確立を目指すとともに、連結ベースの経営を推し進めて国内の事業体制をさらに強化していきます。