ページの本文へ

Hitachi

企業情報研究開発

「フューチャー・リビング・ラボ」は、人々の具体的な生活の場である地域社会から、未来をつくる活動です。

現代の日本は、少子高齢化やそれに伴う人口減少、社会インフラの老朽化、子どもの貧困など、さまざまな課題を抱えています。その影響は、地域の暮らしのなかにはっきりと表れつつあります。
現在、ビッグデータ、人工知能、ロボティクス、自動運転などの最新技術を用いて、これらの課題の解決に挑戦する動きが生まれています。しかし、そのような解決策は、具体的な地域に暮らす人々のすがたを離れて機能することはできません。
そこで、私たちは地域で生きる人々と手を携えて、ともに未来をつくりだすために、フューチャー・リビング・ラボという活動を開始しました。一般の市民の方々はもちろん、NGOやNPO、中小の企業、そして政府・自治体の方々との協創を通じて、未来の地域社会のためのビジョンづくりをめざしています。
2018年に東京・国分寺市で行った「つれてって、食べる、わたしの野菜」では、「こくベジ」と呼ばれる国分寺で育った野菜をテーマに、地域の住民、農家、飲食店の間に新しい関係を生み出すしくみを提案しました。

私たちは、このような活動を通じて、「効率」や「快適性」だけではなく、豊かな地域生活のために不可欠な力――たとえば、地域を支える「信頼」や「創造性」――をどのように育むことができるかを考えたいと思っています。
フューチャー・リビング・ラボは、人と人の間に結びつきを生み出しながら、未来の地域生活をつくりだしていきたいと思います。

市民参加型の未来ビジョン:
デザインとリサーチの融合

イギリスにおける市民参加型のビジョンデザインの試み。買い物という行為を通じて、地域の住民とお店が街を元気にするための経済のしくみのビジョン「Cycle of Change」。私たちはそのコンセプトを手にイギリス・ ハンプシャー州のオディハムという小さな街を訪問しました。そして、現地調査や対話活動を通じて、街の暮らしを学び、市民の感覚の声を聞きながら、彼らとともにビジョン映像を作成しました。

MORE

つれてって、たべる。わたしの野菜

国分寺市で収穫された野菜などの農畜産物「こくベジ」に、楽しく参加してもらうためのプロジェクト。国分寺市の公共スペースで野菜や農家についての情報を得たら、気に入った野菜を市内の飲食店に持って行って、調理をしてもらう。食べておいしかったら、SNSにメッセージを発信――「農」「人」「食」を結ぶ新しいしくみをつくる活動です。

MORE

「ぶんじバル」の電子チケット

「ぶんじバル」は国分寺市の8つの商店街が共同で開催するフード・ラリーで、好きなお店を自由にまわりながら、チケットを使ってお酒や食事が楽しめます。
私たちは、一部店舗のご協力のもと、ブロックチェーン技術を用いた電子チケットを導入し、決済時にお店とお客さんの距離が縮まるインタフェースで、地域のつながりづくりをめざしました。

とりかえっこ

武蔵野美術大学の学生と「お金にならない価値の交換」をテーマに行ったプロジェクト。知らない誰かとフードシェアを楽しむ「ひとくち郵便局」や「国分寺パン広場」など、学生の作った小さなしかけを国分寺市のイベント「ぶんぶんウォーク」で展開。学生や市民とともに人が言葉や心を交わし合うきっかけづくりに挑戦し、小さな地域循環をつくる難しさと楽しさを学びました。