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日立サーバ & ソリューション

Hitachi

日立サーバ製品の節電について

サーバの部品一つひとつから空調設備まで、総合的な節電・省電力化対策を提供します。

データセンタやマシン室において増え続ける消費電力。昨今の電力事情により節電の重要性が高まる中、IT機器などにおける節電・省電力化が急務の課題となっています。

日立は、IT機器の消費電力を削減する製品開発計画であるHarmonious Greenプランに基づきさまざまな取り組みを実施しています。IT機器の「部品レベル」「装置レベル」で省電力化技術の開発を推進することはもちろん、お客さまシステムの「運用レベル」で節電・省電力化を図る多彩な機能も提供しています。
また、業界最高水準の省電力化・省スペース化を実現する「日立モジュール型データセンタ」など、「設備レベル」のソリューション開発にも取り組んでいます。

  • * 本ページで紹介する省電力機能は、各製品のモデルやOSバージョンによってサポートしていない場合があります。

ITプラットフォームの節電・省電力

ITの節電・省電力

サーバ、ストレージ、ミドルウェアなどを含めた総合的な節電・省電力対策をデータセンター・サーバルームにおける対策とオフィスにおける節電対策に分けて紹介。

  • 部品レベル
  • 装置レベル
  • 運用レベル
  • 設備レベル
  • 関連製品の節電について

省電力なコンポーネントをサポート。購入時に省電力となる構成を選択することで、システムのトータル消費電量を削減することができます。

低電圧プロセッサー、低電圧メモリーなどをサポート

低消費電力で動作するプロセッサーや低電圧動作のメモリー、2.5型ハードディスク、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)などさまざまな省電力部品を採用*1。これらを使用することで、同等性能の標準部品に比べて消費電力を削減可能。運用コストを低減することができます。

  • *1 製品によって採用している部品は異なります。

高効率電源の採用

80 PLUS®の認証(変換効率80%以上)を取得した高効率な電源を採用しています。変換効率の向上により電力損失を低減、より効率よく電力を使用することで、エネルギー消費を抑えています。

  • 画像:80 PLUS PLATINAM
  • 画像:80 PLUS GOLD
  • 画像:80 PLUS SILVER
  • 画像:80 PLUS BRONZE
  • 画像:80 PLUS
  • * 80PLUSとは、米国の認証プログラムで推奨する電気機器の省電力化プログラムです。

装置に組み込まれた部品の省電力機能・特性をうまく引き出し、装置のトータル消費電力・ピーク消費電力を削減する機能をサポートしています。

消費電力を制限できるパワーキャッピング機能

設定した消費電力の上限値を超えないように、自動的にプロセッサのパフォーマンスを制御する動的パワーキャッピング機能を装備。システムに適した電力で稼動させることができるので、余分な発熱量や電源設備コストの低減に繋がります。

図による説明:静的パワーキャッピング機能

EP8000,HA8500でも相当機能を有しています。

Demand-Based Switching機能

処理の状況に応じてプロセッサーの電圧と動作周波数を最適化し、消費電力の削減に貢献する機能です。Windows Server® 2003 R2, Windows Server® 2008, Windows Server® 2008 R2の 「電源オプション」で、HP-UX11iv3はOSコマンドで簡単に設定できます。プロセッサーの使用率がそれほど高くないシステムにおいて、サーバのトータル消費電力を抑えることができます。

Dynamic Power Save機能

システムの負荷に応じてプロセッサー周波数を動的に自動制御し、消費電力を削減する機能です。省電力優先モードと性能優先モードがあります。

電源モジュール最適制御機能

シャーシに搭載されたマネジメントモジュールが、稼働するサーバブレードの必要電力値と電源モジュールからの電力供給値を比較して、最適な電源モジュール数を自動的にオンにします。稼働する電源モジュールの数を自動的に減らして電源モジュールの負荷を上げることで、変換効率を高め、省電力化を実現します。

画像:ファン
BS320における2009/7〜販売モデルとそれ以前のモデルとの比較

ファン回転数自動制御

サーバ内部の温度に応じてファンの回転数を自動制御。無駄な回転を抑止し、省電力化を実現します。

大幅な省電力化を実現するブレードサーバ

電源、ファン、マネジメントモジュールなどを共有化し、1つのシャーシにまとめるブレードサーバは、省電力効果に優れたサーバです。

システム運用の自動化から空調設備の最適制御まで、お客さまの運用レベルで省電力化を推進します。

電力モニタリング機能

サーバの電力供給/消費状態を、コンソールにビジュアルに表示できます。各サーバの現在の消費電力、吸気温度、および過去24時間分の履歴表示が可能なため、電力消費量の分析が容易に行えます。

画像:電力モニタリング機能による消費電力履歴の取得例(BladeSymphony)
電力モニタリング機能による消費電力履歴の取得例(BladeSymphony)

電力制御自動化

「JP1」のジョブ管理機能を活用し、業務の開始/終了にあわせた電源オン/オフの自動制御を実現。計画停電への対応、電力ピーク時間帯の不要サーバシャットダウン等を計画的に行うことが出来ます。

仮想化によるサーバの片寄せ

比較的使用率の低い仮想サーバを1台の物理サーバに集約して、空いた物理サーバの電源を切ることにより、トータル消費電力削減が可能です。通常は適度に分散配置させる仮想サーバを特定の物理サーバに集めることから「サーバの片寄せ」と呼ばれます。

画像:Virtageによる処理プロセスの片寄せ

省電力かつ省スペースなデータセンタ構築から、空調環境のコンサルティングまで、設備面での省電力化を推進します。

日立モジュール型データセンタ

省電力&高集積ニーズへの解答を「モジュール」で提供。

モジュール内に機器の稼働効率が最大限になるよう最適配置することで、データセンタの省電力化、省スペース化を実現するモジュール型データセンタを開発し、データセンタ構築ソリューションとして提供しています。また、さらなる省電力化を図るため、ポンプやコンプレッサを使用しない「冷媒自然循環システム」や「外気導入冷却システム」も選択可能です。

概要

  • * 2009年3月発売のBladeSymphony BS320(A4モデル)800ブレード/80シャーシを、データセンタに設置する場合の試算値による比較。(床耐荷重800kg/m2、ラックあたりの電力量6kWで試算。)

空調環境コンサルティングサービス AirAssist®

データセンタの、より効率的な空調機環境をご提案。

「AirAssist®」は、日立独自開発の3次元熱流体シミュレータを活用し、データセンタ/マシン室内の空調状態を診断・解析。その結果から、IT機器のレイアウトやグリル板配置、空調機台数、温度設定などの対策を提案します。

画像:概要

日立オープンミドルウェア製品の省電力について

効率的なサーバの電源管理やPCの省電力運用など、データセンタ、オフィス、モバイルの各利用シーンに応じたミドルウェア適用メリットに関する情報を掲載しています

日立ストレージソリューション製品の省電力について

ストレージ仮想化による省電力化、低消費電力メディア利用による省電力化、リソース電源制御による省電力化に関する情報を掲載しています。

<関連ソリューション>PC省電力 カスタマイズサービス

お客さまご利用になるPCでご指定の省電力プランをヒアリングし、個別カスタマイズ設定を作成します。
あらかじめ設定したアイドル時間が経過すると電源が自動的にスタンバイ/休止状態になり、省電力化を図れます。昼休み時間帯や打ち合わせ離席時の自動休止やモニタの輝度変更など、きめ細かい設定が可能です。