省電力をするストレージ技術は、大別して3種類があり、1.ストレージ仮想化、2.低消費電力メディア利用、3.リソースの電源制御です。それぞれの概要につき、下の図に示します。
ファイルストレージに関しては、さらに、1.重複排除、2.圧縮によるストレージ節約方法があります。

通常業務プログラムに対しては、将来のことを考慮して、実際の使用済み容量に比べて大きな容量のディスクを、初期に割り当てますが、ボリューム容量の仮想化技術を使用すると、実際の実装容量と関係なく大きな容量を仮想的に割り当てが可能です。未導入部分については消費電力がありませんので、電力の削減が可能です。
また、ストレージデバイスの仮想化技術を用いると、ハイエンドストレージの外部に、低コストで容量あたりの消費電力が少ないSATAベースのミッドレンジなどのストレージデバイスを接続することができます。
FCディスクよりも、容量あたりの消費電力が少ない大容量SATAディスクをデータ用途に応じ利用することで、システムの低消費電力化が可能です。
省電力機構(ミッドレンジ)を使用すると、一定期間アクセスしないHDD群をスピンダウン(ドライブの回転停止)して消費電力を削減することができます。データのアクセス時間に対する制約が少なく、ディスクのスピンアップ(回転起動時間)を許容できる場合や、計画的に使用時間帯を限定できるアプリケーションでご利用いただけます。
(バックアップ先のディスクとして、定時バックアップの時のみ起動する場合など。)
(省電力機構はHitachi Unified Storage 100シリーズのオプションです。)
拡張省電力機構(ミッドレンジ)を使用することで、リソース単位(増設筐体単位)の電源制御(off/on)により消費電力を低減できます。前記のスピンダウンのみでは、HDDのスピンドルモータの周辺しか低減効果がありませんが本機能では増設筐体全体で省電力化が図れるため、一層の省電力効果が計れます。
(拡張省電力機構はHitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズのオプションです。)
バックアップ先の副ボリュームを、バックアップを取らない時間にスピンオフすることで副ボリュームの分の電力を節約できます。
さらに、バックアップの時間帯を夜間にシフトすることで、日中の消費電力抑制に寄与することができます。