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企業情報環境への取り組み

[画像] NEOMAX®がモーターの軽量化・高性能化に貢献。CO2排出抑制に大きな力を発揮しています。

ハイブリッド自動車やエアコン・洗濯機のモーター、携帯電話のスピーカーなど…。磁石は、私たちの身近なところで使われている、現代社会に欠かすことのできない基盤材料です。1982年に誕生*したネオジム磁石NEOMAX®は、フェライト磁石の約10倍の磁力を持つ優れた材料として世界をリード。モーターの小型化・高効率化を実現し、CO2排出抑制に貢献しています。

  • * 1982年に住友特殊金属が開発。2007年4月より日立金属として統合。

ネオジム磁石NEOMAX®とは?

磁石の中でも世界最高レベルの磁力*1を持ち、“日本で生まれた最も強力な磁石“とされているネオジム磁石「NEOMAX®」。磁気回路の小型化・高性能化に欠かせない磁石として、ハイブリッド自動車やエアコン・洗濯機のモーターのみならず、携帯電話の薄型スピーカー、MRI(磁気共鳴画像診断装置)といった医療用機器など幅広い分野で使用されています。

*1
最大磁気エネルギー積:474kJ/立方メートル(59.5MGOe)実験室データ、2008年10月現在、日立金属調べによる。

[画像] 世界最高レベルの磁力を持つネオジム磁石「NEOMAX®」

省エネルギーと環境への配慮

現在、産業分野では、磁石を使用しない誘導モーターが数多く使用されていますが、これをネオジム磁石を使用した永久磁石モーターに置き換えると、誘導モーターと比べて効率が良いため、使用するエネルギーを大幅に削減し、CO2排出抑制に貢献できます。

[画像] 日本の温室効果ガス排出量データ

[画像] モーターの高効率化でCO2排出抑制に貢献

例えば、ハイブリッド自動車や省エネルギー型エアコンの圧縮機などに採用されたNEOMAX®高性能IPMモーター*2 は、誘導モーターと比較して低回転でのモーター効率を約30%*3も改善しました。モーター効率を平均1%向上させると、50万kW火力発電所の約1基分相当の電力を節約することができるとも言われています。
こうしたことから、IPMモーターは、家電・IT・産業機器、自動車などの省エネルギー化、高効率化、低燃費、小型・軽量化などにより地球環境の保全に大きく貢献しています。

*2
IPMモーター:Interior Permanent Magnet(永久磁石埋込型)モーター
*3
電気学会論文誌D,Vol.118-D,No.6 pp.813(1998年6月)調べ

[画像] IPMモーターの使用例

[画像] IPMモーターと誘導モーターの効率比較

[画像] 高性能磁石使用でエネルギー資源を有効活用

また、環境にやさしいクロムフリーの表面処理を開発。有害物質を含まず、サビにくく、熱にも強いなど用途に応じた製品を提供することが可能になりました。
さらに、希少価値の高い金属である希土類元素の使用量を少なくするとともに、生産工程において発生するスクラップを分別回収し、その約95%をリサイクルしています。このように、省資源型の高性能磁石材料を開発し供給することによりエネルギー資源の有効活用も積極的に進めています。

クルマの未来への実用、そして多彩な分野への応用

ネオジム磁石NEOMAX®の駆動モーターや発電機を使用することで、ハイブリッド自動車は同量の燃料で非ハイブリッド車の約1.8倍*4の距離を走ることができるようになりました。

[画像] ガソリン乗用車重量区分別ベスト燃費比較

[画像] 世界のハイブリッド自動車販売台数の推移

*4
ガソリンのCO2換算係数を2,322t-CO2/Lに設定し、年間1万km走行した場合

また電動パワーステアリングにもネオジム磁石NEOMAX®が使用されることで、3.5%のCO2排出量抑制効果*5があります。
ハイブリッド自動車の需要は年々増加しており、さらに電気自動車への搭載も期待されていることから、今後自動車に採用されるネオジム磁石モーターの数は増加していくものと考えられます。

[画像] 自動車のモーターやセンサーに数多くのNEOMAX®が使用されています

一方、環境意識の高まりを受けネオジム磁石NEOMAX®は、その用途を大きく広げています。IT機器関連では携帯電話やハードディスクドライブ(HDD)など、家電関連ではエアコン、洗濯機、冷蔵庫など、そして産業用機器、医療用機器といった精度と安定性が求められる分野でも幅広く活用が見込まれています。

*5
Ali Jammoul Advanced Steering Conference 2008での報告値

この事業・製品についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのサイトをご覧ください。

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