X端末エミュレータとしてサポートしている、主な基本機能についてご案内いたします。
PCの画面全体をX端末として使用できるフルスクリーンモード、 物理画面よりも大きなウィンドウを使用するときに便利なシングルウィンドウモード、 WindowsのアプリケーションとX Window Systemのアプリケーションを同時に 使いたいときに便利なマルチウィンドウモードの 3つのディスプレイモードをサポートしています。 また、ウィンドウ圧縮表示の機能によって、ノートパソコンで使用したり、 Windowsのデスクトップ領域のスペースの削減をはかれます。
X Window Systemが提供しているフォントで表示できるXフォント、 Xクライアントの文字をWindowsのフォントで表示できるWindowsフォントの 2種類のフォントモードをサポートしています。
Xフォントでは、Xと同等のフォントでの描画が可能になります。 Windowsフォントでは、フォントの表示性能が向上し、またウィンドウ圧縮表示時にも 圧縮比に合ったフォントを表示できます。
Windowsのフルカラーデスクトップ上でX Window Systemの擬似カラー(PseudoColor)をエミュレートできます。 これによって、フルカラー対応のディスプレイでもX Window Systemと同等の表示色で表示できます。
X WindowとWindows間でのカット&ペースト機能によって、データ交換が容易にできます。
複数のWSに同時に接続する機能をサポートしました。この機能によって、 1回のXサーバエミュレータの起動で複数のWSに同時に接続できます。 この機能を使用した場合、各ウィンドウの接続先WSを自動判定し、 各WSのキーマップを自動的に切り替えます。また、各接続先WSの ウィンドウ間でカット&ペーストによるデータ交換もできます。