ページの本文へ

Hitachi
お問い合わせお問い合わせ

Serviceguardは、業務で使用する重要なアプリケーション群をパッケージ化し、通信障害(LANアダプタ障害、LANケーブル断線)、システム装置障害(電源障害によるシステムダウン、OSパニック、メモリ障害)、およびパッケージダウンから重要な処理を保護するための製品です。

Serviceguard 製品紹介

クラスタ再構築

Serviceguardは、使用中のアプリケーションをパッケージという単位に編成し、そのパッケージが使っていたシステム装置またはネットワークに障害が発生した場合には、必要に応じて特定のパッケージの制御を別のシステム装置に転送します。
複数のノード(システム装置)で構成されるクラスタ内でノードに障害が発生すると、Serviceguardは自動で障害が発生したノードを切り離して新たなクラスタを再構築し、その後、切り離したノード上で動作していたパッケージを新たに構築したクラスタ内で再起動します。

Serviceguard機能

クラスタは、異なるモデルのサーバを使用して構成することが可能で、最大ノード数は16です。
また、すべてのノードを稼働状態にできるため、クラスタ内のすべてのノード上でアプリケーションを実行するように設定でき、スタンバイ状態専用のシステムを必要としません。

他ミドルウェア・ハードウェアとの連携

一点の障害で全体が機能しなくなる状態を避ける構成になっていない場合には、ハイ・アベイラビリティ保護を提供することはできません。
以下のHPE社ミドルウェア製品・ハードウェア製品と組み合わせて使用することをお奨めします。

MirrorDisk/UX
データをミラーリングすることによって、ディスク障害からシステム/アプリケーションダウンを回避します。
VERITAS Volume Manager
データをミラーリングやソフトウェアRAID構成にすることによって、ディスク障害からシステム/アプリケーションダウンを回避します。
Process Resource Manager
アプリケーションの重要度に応じて、CPUリソース(パワー)を最適配分します。
EMS HA Monitors
ディスクなどの各種コンポーネントについての動作状態や限界値の変化などをモニタできます。
Serviceguard Extension for RAC
Oracle Real Application Clusters(RAC)による複数のノードからの共有データアクセスをサポートします。
RAIDディスク・アレイ
日立ディスクアレイなどのRAID0+1、RAID5、RAID6サポートのディスク・アレイを使用することによって、ディスク障害が発生してもデータの保護ができます。
無停電電源装置(UPS)
すべての電源障害(スパイク、電圧上昇/降下、雑音、電力不足、停電、高調波ひずみ)からシステムを保護します。