株式会社日立製作所　情報・通信グループ（グループ長＆ＣＥＯ：小野功）と株式会社日立インフォメーションテクノロジー（社長：寺島光一）は、小売業向け店舗システムソリューション「ＨＩＴＲＭＤ」（ヒットアールエムディー）のラインアップ強化として、ＰＣ機能をコンパクトに収め、タッチパネル機能を標準で持つ新一体型ＰＯＳターミナル「ＰＯＳターミナルシステム５７００モデルＵ」（以下、「５７００モデルＵ」）をサポートし、１０月７日より販売を開始します。

　「ＨＩＴＲＭＤ」は、家電・家具・スポーツ用品・雑貨などの小売業対象のパッケージを核としたソリューションです。店舗、物流センター、本部などの各サイトで、商品情報や販売情報をリアルタイムに共有することで迅速な経営判断を支援し、顧客志向の店作りを実現します。店舗でPOSターミナルやハンディターミナルを利用して行われる在庫引き当て、販売、配達手配、商品発注などの情報をリアルタイムに本部、物流センターへ展開できるため、本部では最新の売上・在庫情報を、いち早く販売戦略、商品政策、価格戦略などに反映することが可能となります。

■「５７００モデルＵ」の特徴
（１）システム導入コストの低減が可能  
　 ＰＣ機能を持つ一体型のため、ハンディターミナルとの発注・棚卸データの送受信や各拠点の在庫情報確認、顧客情報登録など、従来別のＰＣで行っていた小売業のバックヤード業務をＰＯＳターミナルで兼用することが可能となります。これにより、小規模店舗を複数展開する多店舗小売業では、システム導入コストが低減します。
（２）ＰＯＳターミナルの設置・移設が容易  
　一体型ＰＯＳターミナルのため、カウンタースペースを有効活用でき、ケーブルも少なく、デザイン重視の店舗への設置や、頻繁な店舗の模様替えにも柔軟に対応することが可能です。
（３）店舗オペレーションの簡易化  
　タッチパネル機能の標準サポートにより、店舗オペレーション業務の簡易化が図れます。例えば、複数キー操作で処理していた月次締め業務などを、タッチパネル上のメニュー選択により進めることができ、キー操作ミスもなく、より簡単にできるようになります。また、従業員に対するオペレーション教育がスムーズに行え、より正確なオペレーションが実現できます。
（４）障害対策の強化
　２台のハードディスクに常に同じデータを記録するミラーリング機能をオプションで用意しており、万が一のハードディスク障害時にも通常業務が続行できます。