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2002年8月30日

日立製作所、新日本製鐵、伊藤忠丸紅鉄鋼が  
日立の非接触ICチップ「ミューチップ」を活用した鋼材現品管理(*)システムを開発




 日立製作所、新日本製鉄、伊藤忠丸紅鉄鋼は、日立の世界最小クラスの非接触ICチップ「ミューチップ」を活用した鋼材現品管理システムを開発しました。
 本システムは、「ミューチップ」をベースに開発した現品管理用のRFID(*)タグ、タグに記録されたID情報を読み取る専用リーダ、およびPDAを利用した現品トラッキングアプリケーションで構成されており、鋼材を取り扱う企業の現品管理の効率化を実現します。また、将来的には鋼材物商流に携わる企業が利用することで企業間における一貫したSCMを実現できる有力なツールとなることが期待されます。

 現在、鋼材流通の現場においては、一部の品種でバーコードを利用した現品管理が普及しつつありますが、大半の鋼材は、形状の制約や錆・油等による表面の汚れからバーコードを貼ることが不可能でした。このようなケースでは、鋼材へのラベルの貼付や刻印、チョークによる手書きなどで現品をマークし、これを目視確認する、といった非効率な作業が主流であり、新たなツールによる現品管理の効率化が求められています。

 3社はこのようなニーズに対し、「ミューチップ」の極小性(0.4mm角)、真正性、非接触などの特徴を生かしながら、実証実験を通じ鋼材上でのマイクロ波の反射による障害問題もクリアし、あらゆる鋼材に利用可能な現品管理システムを実現しました。
 現品管理で行われる出荷、入庫、棚卸、加工等の作業における目視確認・手書き作業を、本システムにより非接触型のリーダによる確認作業に移行することで、作業の大幅な工数削減や効率化、精度の向上が図れるとともに、企業間における一貫したSCMの実現が可能になります。

 今後は、ICタグ「KIDS(*) TAG」、リーダ「KIDS CLIENT」、現品トラッキングアプリケーションを含めた現品管理システム「KIDS PACKAGE」として、2003年から発売する予定です。

■ 主な特徴
1.「KIDS TAG」
 「ミューチップ」を内蔵し鋼材をはじめとした金属材料に貼付可能なRFIDタグ。
サイズ:63.0×1.4×4.5mm(W×H×D)
2.「KIDS CLIENT」
伸縮型アンテナ搭載により作業に合せたタグデータの読取が可能。
PDAとの接続によりタグデータと業務データの瞬時の紐付けを容易に実行。
読み取られたデータを出荷、受入、棚卸、加工の各業務用に加工し登録。
登録されたデータをPHSを介しダウンロード、アップロードが可能。
電池駆動によりポータブル性を実現、作業現場での利用が可能。
3.「KIDS PACKAGE」
出荷、受入、棚卸、加工の基本アプリケーションと、「KIDS TAG」「KIDS CLIENT」のセット。
 
■「ミューチップ」の特徴
2.45GHzの高周波アナログ回路と128ビットのROMを0.4mm角のチップに集積した世界最小クラスの非接触ICチップ。
認識情報は128ビットのユニークなデータで構成、高い真正性保証を実現。
ネットワーク上の電子データと「ミューチップ」を結びつける事で、新しいサービスの提供が可能。

(*)鋼材現品管理:鋼材の流通業等においては、多数の鋼材をストックヤードに受け入れ、ストックし、加工し、払い出している。鋼材は外見では見分けがつかないため、鋼材取り扱い店などは鋼材にチョークで番号を付けたり、一部はバーコードを利用するなどの方法を用いて、台帳とつき合わせて管理している。
(*)RFID: Radio Frequency Identificationの略。情報を電子回路に記録し、非接触通信により交信。かつ携帯容易な大きさであること。
(*)KIDS: Kouzai IDentification Systemの各々の頭文字をとったもの。



以上



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