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2002年7月23日

株式会社 日立製作所
日本ユニシス株式会社



日立と日本ユニシスが製造業・流通業向けソリューション分野で包括提携

― パッケージの相互供給や新規ビジネスの共同検討を開始 ―


 株式会社日立製作所 情報・通信グループ(本社:東京都千代田区、グループ長&CEO:小野功 以下:日立)と、日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区豊洲 社長:島田精一 以下:日本ユニシス)は、このたび製造業・流通業向けソリューション分野におけるパッケージの相互供給や新規ビジネスの共同検討などを含む広範な提携関係を結ぶことで合意しました。第一段階として、両社は、日立の製造業向けサプライ・チェーン・プランニング・パッケージ「SCPLAN」や日本ユニシスの製薬業向け統合セールス&マーケティング・ソリューション「Open Prism」などの主力パッケージの相互供給によりソリューションの強化を図ります。さらに製造分野では自動車、流通分野では小売・卸売、および物流倉庫に特化したソリューションの共同マーケティングにより企業の業務改革を強力に支援します。

 製造・流通業界では、グローバリゼーションの波を受けて業種・業態におけるビジネス構造の変革が求められ、新たなビジネス・モデルを創出し、変革を実行に移せる企業のみが勝ち残れます。一方、ベンダにはスピード、コスト、品質をキーとした変革に呼応してビジネス・モデルの創出をリードできるソリューションの提供が求められています。

 日立は、部品・材料供給者から、製造会社、販売会社、物流会社、そして顧客までを繋ぐサプライ・チェーン全体の最適化に取り組んでいます。例えば、製造業向けソリューション「Solutionmax for Manufacturing」で、販売、研究・開発・設計から生産、調達、物流までの製造業全般の経営課題を解決するソリューションを提供しています。また、日立自身が製造業ユーザとしてサプライ・チェーンやエンジニアリング・チェーンなどの業務連携や組織・企業間連携を実現するCPC(*1)を展開しており、幅広い運用・業務ノウハウを有しています。

 日本ユニシスは、製造業・流通業向けソリューション分野の顧客の課題を解決するため、最適なソフトウェア、サービスそしてハードウェアを組み合せたソリューション「Unisys Solutions」体系を提供し、物流・小売業および医薬業を中心としたCRM(*2)に豊富な販売チャネルとノウハウを持っています。特に金型設計を中心とした自動車向けCAD(*3)/CAM(*4)の設計ソリューションでは国内トップ・クラスの実績を持っています。

 今回の提携により、両社は、製造・流通分野における開発・設計業務から生産・調達・物流までのコラボレーションにより一貫したSCM(*5)・CPCソリューションを実現し、効率的でシームレスな業務システムをワン・ストップでユーザへ提供していきます。

【今回の合意内容】

1.

両社パッケージの相互供給によるソリューションの強化
  両社の主力パッケージの相互供給や連携により、幅広い業種・業態や業務をカバーするソリューションをワン・ストップで提供します。さらに、蓄積した業務やシステム構築ノウハウを両社で共有することにより、高品質・高信頼の製品・ソリューションを短期間でユーザに提供します。
1.1 SCM・CPCソリューション分野
日立社内のノウハウを取り込んで製品化した製造業向けサプライ・チェーン・プランニングパッケージ「SCPLAN」と日本ユニシスのCAD/CAM/PDM(*6)ソリューションの連携によるSCM・CPCソリューションの強化・拡大を図り、ユーザの広範囲な業務連携や効率化を図ります。
1.2 ロジスティクス・ソリューション分野
日立のWMSソリューションである(*7)庫内物流情報パッケージ「HITLUSTER」や3PL(*8)に関するコンサルテーション・サービスを日本ユニシスに供給し、ロジスティクス・ソリューションの拡大・強化を図ります。
1.3 その他
ERP(*9)ソリューションにおける日本ユニシスのERPテンプレート「FaSet」や製薬業向け統合セールス&マーケティング・ソリューション「Open Prism」を日立に供給します。
 
2. 特定の業種・業態における共同マーケティング
  上記の両社主力パッケージの相互供給に加え、日立と日本ユニシスは、いままでに蓄積した業種・業態や業務対応のノウハウやシステム構築経験をもとに、特定の業種・業態に対し、共同マーケティング・開発を行ない、ユーザ・ニーズを先取りしたソリューションを短期間で提供します。
まず、部品メーカを含めた自動車業界向けのSCM・CPCソリューション、および小売・卸売業、物流倉庫向けのトータルなロジスティクスの共同マーケティングとパッケージの開発を行ないます。
2.1 自動車業界向けSCM・CPCソリューション
両社の主力業務パッケージとこれまで培ってきた業務サポート・ノウハウの相互利用を考えていきます。例えば、自動車部品業界向けに生産計画、工程管理、部品調達機能を汎用化し連動させたSCM・CPCパッケージ「SCPLAN-Automotive」を、共同マーケティングにより開発・提供します。これにより、ユーザは一貫性のあるシステム構築が短納期、低コストで実現できます。
2.2 トータル・ロジスティクス・ソリューション
小売・卸売業と製造業のそれぞれの物流センタを繋ぐ情報連携基盤と業務受託サービスとにより、双方のロジスティクス業務サービス率(納品率)、資産効率(在庫回転率)、コスト削減を狙いとするトータル・ロジスティクス・ソリューションを開発・提供します。さらに物流事業者に対しても本情報連携基盤を提供することにより、ユーザはより効果的な3PLの導入が可能となります。

 2003年頃から予定している第二段階では、両社に共通な特定業種・業態に対するソリューションを開発・開拓していくため、戦略的なマーケティング・セールス・チームを両社で編成し、両社によるパッケージの新規開発のみならず互いのチャネルやアライアンス戦略の共有化も視野に入れ、マーケット・ニーズに即応できるソリューションを提供していきます。

 日立と日本ユニシスは、すでに金融分野および自治体分野のソリューション事業で提携しています。今回の製造業・流通業向けソリューション分野の提携により、多様な業種に向けたソリューション事業での協業体制が確立し、今後、多様化する顧客ニーズにより幅広く、スピーディに対応していきます。

*1 CPC (Collaborative Product Commerce)サプライ・チェーン、エンジニアリング・チェーンをはじめとした生産・設計のトータルなコラボレーション(連携)や情報共有により、業務プロセスの改革、市場への迅速な対応を可能とする経営システムのコンセプト
*2 CRM (Customer Relationship Management)IT関連技術などを基盤とした情報システムを応用し、企業がその顧客と長期的で継続的な関係を築く手法の総称。
*3 CAD (Computer Aided Design)コンピュータを用いた設計や設計システム。
*4 CAM (Computer Aided Manufacturing)CADで設計したデータを利用し、数値制御工作機などにより製造を行なう方法
*5 SCM (Supply Chain Management)サプライ・チェーンの一連の諸活動を統合化する経営管理技法
*6 PDM (Product Data Management):製品開発、製造に関する技術情報や成果物を一元管理する機能
*7 WMS (Warehouse Management System)庫内物流業務を効率運営することができるシステム
*8 3PL (Third Party Logistics)荷主企業に対して物流業務を継続的に改善することを目的とし、包括的に物流業務を受託する業務
*9 ERP (Enterprise Resource Planning):企業全体の経営資源有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化を図るための手法・概念。


以上



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