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2002年7月15日

日立が中国広州新空港ターミナルビル向けにエスカレーター、オートライン計80台を受注



広州新空港(イメージ)
広州新空港(イメージ)


日立エスカレーター 1200 EX
広州新空港に納入する
『日立エスカレーター 1200 EX』
 株式会社 日立製作所ビルシステムグループ(グループ長&CEO:滝澤 正夫/以下、日立)と日立の昇降機ビジネスにおける香港の販売・サービス会社である日立電梯工程(香港)有限公司(Hitachi Elevator Engineering Co., (Hong Kong) Ltd./取締役社長:青木 和光/以下、HEE)は、このたび、中華人民共和国(以下、中国)の広東省広州市に建設されている広州新白雲国際空港(正式社名:新広州白雲機場有限公司/以下、広州新空港)のターミナルビル向けのエスカレーター52台、オートライン(動く歩道)28台の合計80台を受注しました。

 広州新空港は、中国華南経済圏の急速な経済成長による航空需要の伸びに対応し、現在の広州白雲国際空港に代る広東省の玄関口として、広州市中心部より北へ約30kmの広州市白雲区人和鎮に、2003年10月の開港をめざして、第一期工事が進められています。広州新空港は、中国で初めて「ハブ空港」としての役割を持つことから、総面積約30万m2、東西二本の並行する全長約4,000mの滑走路を有し、旅客需要2,800万人/年、貨物需要74万t/年に対応する中国最大規模の空港です。
 なお、広州新空港のエスカレーター、オートラインは、国際協力銀行(JBIC)の438億円を限度とするアンタイドローンの貸付によって建設されます。

 日立は、中国広東省を昇降機ビジネスにおける最重要地域の一つとして位置づけており、広州地下鉄1号線、2号線全駅のエスカレーターや広州市内中心部に位置する中信ビルの高速エレベーターを受注、納入するなど、高いシェアを有しています。
 また、広州市には、昇降機関連の合弁会社として、広日電梯集団公司との合弁会社である広州日立電梯有限公司を有し、昇降機の製造を行うとともに、最近では、中国国内向けのエレベーターの開発や、エレベーターの監視サービス等も行っています。

 今回、日立は、メインターミナルで使用されるエスカレーター16台、コンコースで使用されるエスカレータ36台、メインターミナルで使用されるオートライン28台を受注しました。今後、水戸ビルシステム本部にて製造、2002年8月〜10月にかけて出荷し、HEEにより据付工事、調整を行った後、2003年5月に引き渡しをする予定です。

 日立グループでは、インフラ整備が進む西部地域を視野に入れながら、昇降機の市場開拓を進めるとともに、中国におけるシェア拡大とサービス体制の拡充をめざします。

以上



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