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2003年2月13日

株式会社 日立製作所
日立データシステムズ社
オラクル・コーポレーション
日本オラクル株式会社

日立、日立データシステムズ社とオラクル・コーポレーション、日本オラクルがストレージ・ソリューションにおけるグローバルな協力関係を強化


 株式会社 日立製作所(取締役社長:庄山悦彦、以下、日立)、その子会社である日立データシステムズ社(CEO:岩田真二郎、Hitachi Data Systems Corporation、以下、HDS社)とオラクル・コーポレーション(会長兼CEO:ローレンス J.エリソン、以下、オラクル・コーポレーション)、日本オラクル株式会社(代表取締役社長:新宅正明、以下、日本オラクル)の四社は、このたび、これまでのストレージ・ソリューションにおける協力関係を強化することで基本合意をしました。
 今回の基本合意に基づき、四社はストレージ・ソリューションにおける(1)テクノロジー分野、(2)サポート・サービス分野、(3)セールス・マーケティング分野、それぞれのこれまでの協力関係を強化します。これにより、四社は全世界において、日立の培ってきた高性能、高信頼なストレージ・システムと「Oracle9i」をはじめとするオラクル・コーポレーション、日本オラクルの高性能、高信頼なソフトウェアを融合することで、お客様に極めて高付加価値なストレージ・ソリューションの提供が可能となります。

 これら三分野における協力関係の強化の具体策として、次の新たな取り組みを行います。

(1)テクノロジー分野
・ストレージとデータベースを融合したソリューションの共同開発の推進
 日立とオラクル・コーポレーションは、両社製品のインテグレーションと顧客サービスの強化に向けた共同開発を今後も推進していきます。今回、共同開発の一環として、「DB Discovery for Oracle」を開発しました。このソフトウェアを、オラクル・ファイル・マッピング機能に組み込むことで、オラクル・データファイルの日立ストレージ装置内における格納位置を、データベース管理者が視覚的に確認し、管理することが可能になります。本ソフトウェアは、本年2月から日立とHDS社より全世界で提供していきます。

 また、四社は、オラクル・コーポレーションの「Backup Solution Program (BSP)」の一環として、オラクル・データベースのバックアップ・インタフェースである「Recovery Manager」と日立ストレージ製品のボリューム・レプリケーション機能「ShadowImage」を統合し、ペタバイト級の大規模データベースのオンライン・バックアップおよびリカバリを短時間かつ容易に実現可能とするソリューションの開発を検討していきます。

・オラクル・データベース製品と日立ストレージ関連製品の相互運用性を向上
 四社は協力して、オラクル・コーポレーションが提供する各種認定プログラムを活用したソリューションの検証を通じ、オラクル・データベース製品と日立ストレージ関連製品による相互運用性を向上させます。
具体的には、日立ストレージ製品と「Oracle9i Real Application Clusters(RAC)」の互換性検証を行いました。また、「Oracle Storage Compatibility Program (OSCP)」において、最新の日立ディスクアレイ・サブシステム「SANRISE9900V(海外製品名Lightning9900V)シリーズ」および「SANRISE9500V(海外製品名Thunder9500V)シリーズ」でのボリューム・レプリケーション機能「ShadowImage」とリモートコピー機能「TrueCopy」の検証テストを完了し、互換性を確認しました。今後も、相互運用性の共同検証・評価を促進し、お客様に高信頼、高性能な情報システムを提供していきます。

(2)サポート・サービス分野
 四社は、全世界の共通のお客様を対象に、シームレスなサポート・サービスを提供するために体制を強化しました。大規模データセンタ・企業向けシステムではデータベース製品とストレージ製品の一貫したトラブルシューティングやコンサルティングが求められています。オラクル・データベース製品と日立ストレージ関連製品を組み合わせたシステムで問題が発生した場合、両社のサポートチームが密接な連携をとることにより、応答時間の短縮、迅速な問題解決、管理コストの低減が図られます。オラクル・データベース環境で不正データがストレージに書き込まれるのを防止する日立の「DB Validator」は、データベース管理者およびストレージ管理者に問題の存在を通知する機能です。本機能と今回のサポート・サービスを組み合わせることによって、さらなる安定稼働が可能となります。
また、四社は、日立ストレージ・システムとオラクル・データベースを組合せた環境に対して、システムの可用性や性能の向上および管理コストを低減するための積極的なコンサルテーションなどを行う「プロアクティブ・サービス」を共同で提供できるよう検討します。

(3)セールス・マーケティング分野
 日立と日本オラクルは、2000年5月に共同で設立した日立‐オラクル SANソリューションテクノロジーセンター(SSTC)において、両社のテクノロジーを組み合わせ、ソリューションの開発および、ミッション・クリティカルなシステム環境における可用性、パフォーマンス等の検証を行い、共同マーケティング活動を行ってきました。今回、四社は中国市場をはじめとした全世界の市場を対象として本活動の協力関係を拡大していきます。
また、共通のリファレンス・モデルを開発し、お客様に最適な統合ストレージ・ソリューションを提供することで、新規ユーザーの開拓に向けての共同マーケティング活動を実施します。

共通のお客様から今回の協力関係強化について以下のコメントをいただいています。

「当社は、安全でスムーズな列車運行を実現するため、輸送総合システムを構築、強化してまいりました。最新のシステムでは、日立ストレージSANRISEとOracle9i RACの組み合わせで従来以上の安定稼働・高性能を実現し、私どもの旅客鉄道サービス提供を支えております。今回の両社の協力関係の強化により、より一層高度化する私どものシステム要求を迅速かつ確実に実現できるようにサポートいただけることを期待しています。」(株式会社ジェイアール東日本情報システム システム開発部 輸送企画プロジェクト リーダー 八木 透 氏)

「米国の若者に最も支持される携帯電話会社になるという我々の方針には、一貫して最高レベルのお客様サービスを提供していくことが必要です。日々の活動において、お客様データへの高信頼で高速なアクセスは極めて重要です。日立、HDS社、オラクル・コーポレーションの緊密な関係と、共同で我々のビジネスをサポートしていくという方針により、最重要情報の管理に対して日立ストレージとオラクル・データ管理アプリケーションを選択したことが正しかったことを再確認いたしました。」
(Virgin Mobile USA, LLC CIO マイク・パークス氏)

オラクル・ファイル・マッピング機能について
データベース・ファイルは、ストレージシステム内の物理ディスクに格納されるまでに、OS/ファイルシステム層、論理ボリューム層、ストレージ装置内の階層など、複雑な階層を経ます。従来から、データベースの性能チューニングではストレージのレイアウトやキャッシュ機能の操作などを行いますが、階層が複雑なため、チューニング作業は容易ではありませんでした。「オラクル・ファイル・マッピング機能」は、データベースと関連する各階層の割り当て情報を提供し、性能チューニング等のお客様の管理負担を軽減するための機能です。

DB Discovery for Oracleについて
「DB Discovery for Oracle」は、オラクル・ファイル・マッピング機能に組み込むことにより、日立のストレージとオラクル・データベースの構成情報の対比を扱いやすい視覚的な情報で表示し、日立が提供する各種性能チューニング機能をより一層使いやすくすることができます。これにより、性能チューニング箇所が容易に把握でき、データレイアウトの最適化、バックアップ最適化、アプリケーションの優先制御の最適化等に活用することができます。

DB Validatorについて
本機能は、オラクル・データベース用に開発したマイクロチップと、マイクロコードの組み合わせで実現されます。マイクロチップは、データ整合性チェックを実際に処理する回路を搭載しており、「SANRISE9900Vシリーズ」のインタフェース・アダプタ上に搭載されます。マイクロコードは、「SANRISE9900Vシリーズ」の制御装置上で動作するプログラムで、マイクロチップを使ってチェック処理を実行します。オラクル・データベースのデータファイル、REDOログ・ファイル、制御ファイルという三種類のファイルに対して発生する不整合データのストレージへの書き込みを未然に防止します。

Oracle9i Real Application Clusters (RAC)について
世界で初めて、可用性と拡張性の両立を実現した、データベース・クラスタリング機能です。従来のデータベース・クラスタリング機能では、ノード数の増加に従ってノードあたりの性能に劣化が生じていましたが、この機能によりノード数の増加に対して正比例した性能を確保することができます。「Oracle9i Real Application Clusters」によるノードの追加は単にシステム全体の性能向上をもたらすだけではなく、単一もしくは複数のノードの障害が発生しても、残りのノードで運用が継続できることで信頼性の向上をもたらします。
URL http://www.oracle.co.jp/9i/

Oracle Storage Compatibility Program (OSCP)について
ストレージベンダーの提供するストレージ・ソリューションとオラクル・データベースの適合性の確認および、そのソリューションにおけるオラクル・データベースの手順を確認するためのプログラムです。現在ストレージに関する三種類の分野においてOSCPが実施されています。
(1) ネットワーク・アタッチド・ファイルサーバ・テクノロジー
(2) リモート・ミラーリング・テクノロジー
(3) スナップショット・テクノロジー

Backup Solution Program (BSP)について
オラクル・データベースのバックアップ・インタフェースである「Recovery Manager」とストレージ管理システム及びバックアップ・ソフトウェアとの連携を実現する為に、各種検証を行うためのプログラムです。

日立‐オラクル SANソリューションテクノロジセンター (SSTC)について
24時間365日動き続けるビジネスに柔軟に対応し、日々急速に増加し続けるビジネス・データを効率的に管理・運用する企業情報システムの構築を支援するために、日立製作所と日本オラクルが2000年5月に共同で開設したセンターです。「SAN」というストレージ・テクノロジーをベースに、日立製作所の高性能・高信頼性ストレージ「SANRISEシリーズ」と、DWH,CRM,ERPなどの様々なシステム基盤を実現する「オラクル・データベース製品」を組み合わせた様々な「SANソリューション」を開発し、市場に提供しています。
URL http://www.sstc.gr.jp/

日本オラクル株式会社について
日本オラクル株式会社はオラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点としたEビジネス構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日の店頭市場への株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1623名(2002年5月末現在)。
URL http://www.oracle.co.jp/9i/

■商品名称等に関する表示
 ・Oracle9i はOracle Corporationの商標または登録商標です。
 ・OracleはOracle Corporationの登録商標です。
 ・その他の企業名、製品名ならびにサービス名はそれぞれの会社の商標、もしくは登録商標です。

■本件に関する報道関係お問い合わせ
 株式会社 日立製作所 情報事業統括本部 経営企画本部 経営企画部 広報グループ 小林
 TEL:03−5295−1682/FAX:03−5295−1684
 e-mail j-kobayashi@itg.hitachi.co.jp
 日立製作所ホームページ http://www.hitachi.co.jp/

 日本オラクル株式会社 マーケティング本部 コーポレートコミュニケーションズグループ
 広報担当 玉川
 TEL:03−5213−6144/FAX:03−5213−6589
 e-mail Takeo.Tamagawa@oracle.com
 プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
 日本オラクルホームページ http://www.oracle.co.jp/



以上


このニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。


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