日立トップページへ本文へジャンプJapan

グローバル・ナビゲーションここから
トップページ 製品・サービス 株主・投資家 採用・インターンシップ 日立の概要 お問い合わせ

グローバル・ナビゲーションここまで
ページタイトル
ニュースリリース


本文ここから
印刷される方はこちらをご覧ください(PDF形式、23Kbyte)

2002年11月25日

5.8GHz帯対応、検波用ショットキーバリアダイオード「HSU285」を製品化

−5GHz帯無線LAN等の受信検波用に、-40dBmの低入力領域でも1mV以上の高検波出力を実現―


検波用ショットキーバリアダイオード「HSU285」

検波用ショットキーバリアダイオード「HSU285」


 日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO 伊藤 達)は、このたび、ホームネットワークなどの5GHz帯無線LANや、ノンストップ自動料金支払システム「ETC(Electronic Toll Collection System)」などの端末用に、5.8GHz帯対応検波用ショットキーバリアダイオード(注1)「HSU285」を製品化し、2002年12月よりサンプル出荷を開始します。
 本製品は新プロセスの採用により、業界最高レベルの低順方向電圧VF=0.27V max(@1mA)と低容量C=0.30pF typ(@0.5V)を同時に実現しています。このため-40dBmという低入力領域でも1mV以上の検波出力をゼロバイアスで実現でき、5.8GHz帯の検波回路(ディテクタ)に最適です。

<背景>
 検波用ショットキーバリアダイオードは、携帯電話やRFIDタグ(注2)、5GHz帯無線LANなどの高周波通信端末の検波回路で使用され、回路の出力特性を左右するキーデバイスになっています。当社では既に、携帯電話等用に実績のある「HSD88」「HSU276A」等を量産しており、900MHzから2.45GHz帯までに対応しています。しかし、5.8GHz帯では、さらなる高周波に対応するための低容量(端子間容量(C))化に加え、微弱な信号に応答するための順方向電圧(VF)の低減が必要であり、トレードオフの関係にあるこの2つの特性を従来からのプロセスで改善する事は、困難でした。
 そこで今回、プロセスを新規開発することにより低順方向電圧と低容量を共に実現した、5.8GHz帯対応検波用ショットキーバリアダイオード「HSU285」を製品化しました。

<製品について>
 本製品は、業界最高レベルの低順方向電圧VF=0.27V max(@1mA)と低容量C=0.30pF typ(@0.5V)を実現しています。新規プロセスの採用とチップ構造を新規開発することにより当社従来品「HSU276A」に比べ順方向電圧を約25%、端子間容量を約60%低減しており、-40dBmの低入力領域でも約4倍の1mV以上の高い検波出力を実現しました。さらに、ゼロバイアスのため回路の低消費電力化が図れます。
パッケージは、当社従来品の「HSU276A」と同じURP(当社外形コード)を採用しています。

(注1) 検波用ショットキーバリアダイオード:高周波領域で微弱な電波を検波するダイオード
(注2) RFIDタグ: RFIDはRadio Frequency Identificationの略。無線により、非接触でデータを読み取るIDタグ。

■応用製品例
 ・5GHz帯無線LAN端末 ・ノンストップ自動料金支払システム「ETC」機器 等

■価 格
製 品 名 パッケージ 1万個発注時価格(円/個)
HSU285 URP 75

■仕 様
製品名 パッケージ 最大定格
順電流Io(mA)
順方向電圧(V) 端子間容量C(pF)
HSU285 URP 5 VF1=0.15 max@IF=0.1mA
VF2=0.27 max@IF=1mA
0.30typ

■照会先
株式会社 日立製作所 半導体グループ 汎用デバイス本部 プロダクトマーケティングチーム
〒100-0004 東京都千代田区大手町二丁目6番2号(日本ビル)
電話 03(5201)5241(ダイヤルイン)
半導体グループWebサイト: http://www.hitachisemiconductor.com/jp

■報道関係問い合わせ先
株式会社 日立製作所 半導体グループ 経営企画本部 法務・広報部 [担当:依田]
〒100-0004 東京都千代田区大手町二丁目6番2号(日本ビル)
電話 03(5201)5250(ダイヤルイン)



以上


このニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。  


アクロバット・リーダーのダウンロードページ PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)のAdobe(R) Acrobat(R) Readerが必要です。
本文ここまで


キーワード検索

by Google  
ローカル・ナビゲーションここから

総合

経営
決算
コメント
人事
研究開発

半導体・ディスプレイデバイス
情報通信
サーバ
ストレージ
パソコン及び周辺機器
ソフトウェアプロダクツ
システムインテグレーション・サービス
通信システム
電力・産業システム
電力
産業機械
交通システム
ビルシステム
サービス
計測器・半導体製造装置
デジタルメディア
白物家電
新規事業ほか
ローカル・ナビゲーションここまで


フッタ項目

  サイトの利用条件  |  個人情報保護ポリシー  |  お問い合わせ
ページの先頭へ 


(C) Hitachi, Ltd. 1994, 2002. All rights reserved.