ページの本文へ

Hitachi

プラスチック成形工程の歩留り向上

日立グローバルライフソリューションズ
2020年度

日立グローバルライフソリューションズ多賀事業所では、洗濯機、クリーナー、炊飯器、空気清浄機、IHクッキングヒーターなどを製造しています。同事業所では、これら家電製品のプラスチック部品の成形時に副次的に発生するゲート・ランナー*1を有効利用するため、成形工程に粉砕機を隣接設置しました。従来、廃棄および他工場、他社へ運搬し再生加工していた一部のゲート・ランナーは、この取り組みにより同一工程内で再利用できるようになりました。これにより、2020年度は、199トンのゲート・ランナーをプラスチック材料に再利用し、歩留り*2向上を図りました。

*1
ゲート・ランナー:溶融したプラスチックを金型内の製品部へ導く流路のこと。流路で固まったプラスチックは成形終了後に製品と切り離され不要物となる
*2
歩留まり:原料の使用量に対する製造品の量の比率。なお、日本産業規格(JIS)などでは同一工程内においてリサイクルされた原料は「再生材」にはみなされない
プラスチック成形時に発生する不要物の再生利用フロー
プラスチック成形時に発生する不要物の再生利用フロー