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Hitachi

処理装置導入によるVOC大気排出量削減の取り組み

日立オートモティブシステムズ
2019年度

日立オートモティブシステムズグループの東机工汽車部件(蘇州)有限公司では、自動車用ストラットやショックアブソーバーなどのサスペンション部品、ブレーキキャリパーやマスターシリンダーなどのブレーキ部品といった、「走る」「曲がる」「止まる」というクルマの基本性能を左右するシャシー系の製品を生産しています。同社では、サスペンション部品の塗装工程でVOC*1が含まれている塗料を大量に使用していることから、2019年1月にVOC排気処理装置(濃縮+蓄熱燃焼方式)を導入したところ、2019年度は2018年度比でVOC大気排出量を約90%と大幅に削減しました。

また、今回導入した蓄熱燃焼方式のVOC排気処理装置は、一般的に熱回収率が高く、ランニングコストとCO2発生量の低減も可能で、VOC削減以外に経済面、環境面の効果もありました。今後も継続的にVOC排出抑制に取り組み、地球環境の保全に積極的に貢献していきます。

*1
VOC( Volatile Organic Compounds):揮発性有機化合物。大気汚染(PM2.5 等の浮遊粒子状物質や光化学オキシダント)の原因のひとつ
VOC排気処理装置(濃縮+蓄熱燃焼方式)
VOC排気処理装置(濃縮+蓄熱燃焼方式)