日立金属真岡工場では、主力の自動車部品や鉄道車輛・建設機械などの鋳物製品を製造しています。鋳物製造工程では大量の廃棄砂が発生しますが、真岡工場では廃棄砂の再生装置を設置し、余剰砂や壊れ中子*1などの砂は樹脂分・鉄粉・粉じんなどの除去を行い鋳型中子造形用の砂として再利用しています。新砂40%に再生砂を60%の割合で混ぜて使用することにより新砂購入量と廃棄砂発生量の削減を図っています。
2019年度は新砂投入量を約8,000t、廃棄砂発生量を約4,000t抑制し、この効果として約7,000万円の経費が削減されました。今後は、調砂設備を改善することにより鋳物中子の再生砂使用比率を更に70%まで高め、廃棄砂削減を推進する予定です。