日立はITを活用し、製造業や運輸業、飲食店など、さまざまな業種・規模のバリューチェーンにおいて、CO2排出量削減に貢献するソリューションを提供しています。
「JP1/Client Process Automation」(以下、JP1/CPA)は、RPA*1製品で行う業務や、表計算ソフトを使った手作業でのデータ集計、ファイルやメールの送受信など、PCで行う定型業務についても準備作業や後処理を含めた一連の業務として自動化する製品です。高度なコーディングスキルがなくても、「いつ」「何を」「どの順番で」実行するのかを、あらかじめ用意されたアイテムをつないで定義するだけで、手順の標準化と自動運用が可能になります。これにより手戻りやミスの防止に加えて作業時間の短縮も実現し、PCで行う定型業務の品質向上と効率化が図れます。環境負荷においても、社内10部門にJP1/CPAを導入した結果、データ入力作業や自動化処理のエラー時のリカバリー作業など年間35万4,320件の業務で消費電力を削減できたほか、作業工数も減少し、導入前に比べてCO2排出量は約42%(3,864kg-CO2/年)削減しました。*2