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新しいものを自分の手でつくりたい。

私にとって、日立は2社目になります。新卒で入社したのは外資系のIT企業で、システムエンジニアとして情報セキュリティ関連のシステム設計や構築に携わっていました。企業の要望に合わせてシステムを提案、構築するにあたり、他社のパッケージを購入し導入するケースも多く、さらに安定性を優先させるために、最新というよりは保守的な選択をせざるを得ないことも多かったです。

そんな中で、もっと自分の手でシステムをつくりたい、最新の技術を取り入れながら研究開発に力を注ぎたいという思いが強くなっていきました。また、経験を積み、年次を重ね、小さなプロジェクトを任されるようなり、徐々にマネジメントの役割が増えていきましたが、自分としてはもっと技術に触れていたいと感じていました。より技術に近いところで仕事をしたい、何かをつくりだすスペシャリストでありたい。それが私の転職理由です。外資系企業ということもあってか、ステップアップをめざして転職をするスタッフも多く、私も自分が志す方向に進んでみようと思いました。

研究開発という、未知をつくりだす仕事。

新しい仕事を探してみよう、と転職サイトを閲覧していた時に見つけたのが日立の研究開発職でした。セキュリティ分野の経験も活かせて、技術者として最先端の「つくる」に携われるであろう、その職種に惹かれて応募し、とんとんと話が進んで採用が決定。今では入社して2年ほどが経ちました。現在は慶応大学と中部電力との共同研究プロジェクトに携わっています。巧妙化するサイバー攻撃に対し、各組織が連携することで、より高度に、効率的に対処する技術の研究です。サイバーセキュリティに関する最新技術の調査、課題分析、各組織の保持するデータの連携・分析などが現在の主な業務になります。未知のものを調べあげていく作業ですが、何かをつくって世の中を変えていこうとするこの仕事は、やりたいとイメージしていたものと合致していて、やりがいを感じています。

学会などのために研究内容を論文としてまとめて発表する機会も多く、特許申請に関する業務などもあることが前職とは大きく異なる部分ではありますが、最新技術に携わっている手応えや、社内外からの注目度の高さを都度実感できることが、貴重な経験だと思っています。またその他にも、現在注目を集めているゼロトラストセキュリティに関する調査、既存のマルウェア解析製品の拡張などに並行して取り組んでいます。

心地よく、自分らしく、集中できる。

日立は社会に対する責任を果たすため、行動指針に「基本と正道」という規範があるのですが、まさにその言葉を体現するような真面目かつ堅実な人が多く、安心して仕事を進めることができるため、居心地よく研究をすることができます。一方で、新しい技術や未知のものにトライする積極性を感じることも多く、そういった同僚と議論できるのはとても刺激になります。

リモートワークについてはかなり前から導入されていて、かつ裁量も任されているので、出勤の必要がないときは自宅やサテライトオフィスで作業しています。業務の進め方やペース配分もコントロールできているため有給休暇もとりやすく、週末や祝日と組み合わせて3連休、4連休にすることが多く、夫婦で旅行するなどのプライベートの時間も充実しています。

日立の「セキュリティ」をアップデートする。

日立はグループ会社を含めると800社以上、従業員数は約30万人という規模になる大きな企業です。慶應大学、中部電力との共同開発プロジェクトは、そんな日立の中でも注目されているプロジェクトであることが、社内の研究発表会やニュースリリースによる社外への発信のされ方でわかります。影響力があるからこそ、やりがいも大きい。今の目標は、研究している技術を製品化すること。そしてセキュリティといえば日立、と真っ先に名前があがるくらいに、業界での存在感を高めていくことです。

セキュリティはまさに「いたちごっこ」の世界ですから、製品ができて、攻略されて、またアップデートしての繰り返しです。だからこそ、研究し続ける、つくり続ける。研究開発職としてやるべきことが尽きない感覚も楽しんでいます。日立は、働く現場に新卒と経験者の区別や差別はありませんし、それによって働きにくいと感じることはありません。経験を活かして新しい活躍をめざす人には、開かれているフィールドだと感じています。

プライベートショット

夫婦で海外旅行に行くことが、長期休暇の楽しみです。

研究員 N.Kのプライベートショット

(社員の所属は取材当時のものです)

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