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働くほどに、やりたい仕事が見えてくる。

前職は外資系のITコンサルティング会社に勤めていました。主にシステムの導入を担当しており、コンサルタントとシステムエンジニアを兼務していました。日々仕事に取り組む中で、よりコンサルティングに専念したいという自分の志向が明確になり、さらに子どもが産まれたことでじっくりと腰を据えて働ける環境を求めて、7年間勤めた末、転職を決断しました。

もともと営業職を希望して社会人になり、思うように働けずにいたところ、再チャレンジとして前職のコンサルティング会社に入社した経緯があります。外資なので風通しがよく、実力主義でやりがいもありました。辞めたいと思ったことはありませんでしたが、システムエンジニアとしての役割が多い仕事が増えていく中で、自分は技術寄りではなく、顧客折衝を主とするポジションで働きたいということを改めて認識しました。日立のコンサルタント職をエージェントから紹介されたときは、この仕事ならと応募を決めました。ITの知識を活かすことができ、かつコンサルティングに専念できる環境をめざしての転職です。

対話から、あるべきシステムを見出していく。

現在は業務コンサルタントとして仕事をしています。私が担当するのは、システム開発の前段となる「超上流工程」で、顧客の現状分析や課題抽出、将来像の策定などが中心です。現状を把握するために丁寧にヒアリングをして要件を洗い出し、さらに顧客とのワークショップを企画・運営し、導入すべきシステムを開発へと引き継ぎます。

入社当初に参加したのは関東圏の県庁のプロジェクトで、そこでは20名規模のワークショップを担当。次に不動産関連の公共団体の大規模プロジェクトにメンバーとして参加。そして現在は地方自治体のプロジェクトでリーダーを任されています。各タスクのスケジューリングやチーム方針を策定しながら、組織の将来像を検討するためのインタビューを進めています。今回は作業メンバーも入れて5名のチームですが、入社して8カ月ほどでリーダーを任されたので力が入っています。感染症対策のため、顧客やメンバーとはリモートでの対話が多くなっていますが、限られた環境の中でも、お互いを尊重する思いやりを持ったコミュニケーションで、よりよい業務改善、システム提案につなげたいと思っています。

堅い会社、ではなく自由な会社だった。

日立に入社してまず感じたのは、雰囲気の良さです。配属された部署ではコンサルティングファームからの転職者ということで、即戦力としてのプレッシャーがかかることを予想していましたが、そうではなく、ひとりの人財として育てていく風土がありました。業務と並行で、デザインシンキングの基礎や、ディスカッションペーパーの活用など、さまざまな研修に参加。今回のプロジェクトリーダー着任時も、こういう役割を担って、こういう成長を遂げてほしいと上司から具体的に伝えられ、自分のポジションとめざすべき姿がはっきりとイメージできました。

日立には、すべての社員に対して、その成長を支え、あたたかい目で見守ってくれるような風土があります。働き方の面においても、私の子どもはまだ小さく、かつ夫婦共働きなので、子どもの急な発熱があった時の早退など、柔軟に対応できることもありがたいです。裁量労働制で働く時間も任されているので、調整がしやすく、まわりも同じように働いている人たちばかり。有給に関しては、比較的取得しやすかった前職よりもさらに取りやすく、むしろ「きちんと休め」と促されるくらいです。入社前は堅い会社、と思っていましたが、その何十倍も自由で風通しがよい環境だと今は感じています。

よりよい社会のために、できることがある。

日立に入社する前は、自社の利益、顧客の利益に重きを置いて働いていましたが、この会社に入り、自治体や公共団体が顧客というのも大きいですが、「社会の利益」を強く意識するようになりました。自治体の仕事によって、そこで暮らす人々に、そして社会全体にいい影響が与えられる。間接的であったとしても、自分の仕事がもたらすものを社会の中でイメージできることは、日立のコンサルタント職の醍醐味だと思います。上司と仕事の話をしていても、日本のため、世の中のためになるかどうか、という視点が常にあり、徐々に私自身にもその視点が身についてきました。

そして日立に入ってITとOT(オペレーショナルテクノロジー)を組み合わせることの可能性も感じています。ITのシステム会社やコンサルタントは、世の中にたくさんあります。でも日立なら、すでに技術的に優位性の高いITと、実績豊富なOTの2つの強みがあり、これからの社会に対してインパクトのあるシステムが提案できるはずです。日立ができること、やるべきことはまだまだたくさんある。一人のコンサルタントとして成長しながら、ひとつひとつのプロジェクトに取り組んでいきたいと思います。

プライベートショット

2歳の息子とのツーショット。仕事と育児、どちらもしっかり両立してやり遂げたい。帰って子どもと過ごす時間が幸せな日々です。

コンサルタント K.Mのプライベートショット

(社員の所属は取材当時のものです)

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