PROJECT INTERVIEW 03
複数案件を同時に成功へ導く
プロジェクトマネジメント
K / データサイエンティスト
入社年 2007年

PROJECT INTERVIEW 03
K / データサイエンティスト
入社年 2007年

通信分野などの大規模インフラのシステムに貢献したいという思いで、日立製作所に入社したKさん。当初は通信機器の監視GUI開発などに携わっていたが、2015年頃から機械学習やデータサイエンスをビジネスやモノづくりに取り入れる機運が高まり、大学時代に専攻していた機械学習の知見を生かして機械学習を用いたソフト開発を手がけることに。現在はAWSを活用したAIシステム開発や生成AIの技術検証、データ分析支援など、先端技術の実装を通じた新事業創出と社会課題の解決に注力し、チームリーダーとして常時、複数の案件を進めている。
短期・長期さまざまなプロジェクトが同時進行する中、複数のチームでの協力が必要な緊急度の高い課題が発生。
アサインしたメンバーに過度な負担がかからないように気を配りつつ、時にチームリーダーであるKさん自身が率先して原因分析にあたることで迅速に課題を解決に導いている。
この5年ほどチームリーダーを務めていますが、3カ月など短期のものから数年がかりのものまでプロジェクトの規模や期間はさまざまで、ゴールが明確に定められているものもあれば、お客様自身が課題を把握しきれていない段階からDXコンサルタントやデザイナーとともに提案を行うケースもあり、進行管理がなかなか大変です。誰をどのタイミングでアサインするか、プロジェクトのテーマやお客様のニーズ、メンバー各自のスキルや得意分野、ほかの案件との兼任具合などを考慮しながら日々、滞りのないようマネジメントしています。
時には複数のチームでの協力が必要な緊急度の高い課題が発生することもあります。そうした際にはアサインしたメンバーに過度な負担がかからないように注意し、迅速な課題解決に向けて、私自身が率先して原因分析にあたるようにしています。
私はデータサイエンティストとして、社会インフラ事業者様向けにデータ分析による生産性向上や生成AIに関する技術検証の支援などを行っています。チームリーダーというマネジメントをする立場なので同時並行で進んでいる複数のプロジェクトの全体像を把握し、受注前の提案活動を行ったり、必要に応じて受注後の各チームメンバーのケアやフォローにあたったりしています。
例えば、チームメンバーだけで十分進められそうなプロジェクトの場合、私自身は積極的には関与せず、何かあった時に相談に乗るスタイルをとります。それに対してプロジェクト開始時点でリスクが見えている場合は、最初からリスクがある項目を中心にサポートに入ります。技術的に難度が高いことが見えていれば、先行して一緒に調査・検討を実施したり、より詳しいメンバーに相談したり、他部署との連携に課題があるならコミュニケーションパスを切り開いたり、といった具合に状況に合わせて対応しています。

私たちデータサイエンティストは、多くのプロジェクトにおいて同じデジタル事業開発統括本部のDXコンサルタントやデザイナーとタッグを組んで提案活動にあたります。
その過程ではまず電力や交通、通信などお客様の業界領域について深い知識を持つDXコンサルタントがお客様とディスカッションを重ねる中で課題や目指すべき方向性を明確化し、それを踏まえてデザイナーが解像度の高いビジネスデザイン戦略を立案。そして、私たちがお客様側のフロントSEともコミュニケーションを取って、より技術的な観点で実現可能性を説明したり、データを活用した業務改革策などを提案したり、といった具合に三者が互いの強みを生かしながら連携し、最適なソリューションを探っていきます。こうしたプロジェクトが成り立つのは、日立がこれまで蓄積してきたナレッジや層の厚い人的リソースがあってこそだと日々実感しています。
データサイエンティストにもいろいろなタイプがありますが、日立では情報処理、人工知能、統計学等の情報科学系の知恵を理解し使う「データサイエンス力」そのものを追求するだけでなく、課題背景を理解した上でビジネス課題を整理し解決する「ビジネス力」を持った人財が求められています。さらに昨今では、データサイエンスを意味のある形に使えるようにし実装・運用できるようにする「データエンジニアリング力」のスキルもこれまで以上に重視されるようになっています。
こうした中、デジタル事業開発統括本部ではメンバー同士で最先端の技術や業界動向、事例などを共有する勉強会を週1回開き、常にデータサイエンティストとしての知見をアップデートするよう心がけています。
私自身の今後の展望としては、生成AIなどの先端技術を単なる検証に留めず、社会インフラの保守業務などへと本格実装することを目指します。データサイエンスとクラウドアーキテクチャの両面を理解した専門家として、お客様の潜在課題を解決する新サービスを牽引できる人財に成長していきたいと考えています。
※掲載内容は取材当時のものです