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Hitachi

企業情報環境への取り組み

省エネルギーと省スペースを実現した
大規模データセンター向け大容量2,000kVA UPSをリリース

日立インダストリアルプロダクツ
2020年度

日立インダストリアルプロダクツは、デジタル社会を支えるインフラとして重要な役割を果たす大規模データセンター向けに、大容量UPS*1「UNIPARA-UP2001i」シリーズを2020年12月から販売開始しました。

日立インダストリアルプロダクツでは、お客さまのニーズに応じてさまざまな容量のUPSを取りそろえており、大容量モデルとして、システム冗長構成への対応が可能な高信頼性設計の「UNIPARA」シリーズを展開してきました。

近年、AIやIoTなどデジタル技術の進展や、リモートワーク・eコマースの利用増加などにより、クラウド利用を中心にデータセンター需要は高まっています。今後も新しい無線通信規格「5G」を利用したIoT分野での用途拡大が見込まれ、データセンター事業の市場拡大は一層加速するものと思われます。一方、データセンター事業は、サーバーや通信機器に加え、冷却装置の稼働に膨大な電力を消費する装置産業でもあり、気候変動対策の観点では消費電力の抑制が重要な課題と認識されています。

ニューノーマル時代におけるニーズの拡大と電力消費の抑制という課題の同時解決に向けて、大規模データセンターや製造設備、公共施設など幅広い分野向けに、大容量ユニットを一括制御するセントラル方式で1,000〜2,000kVAの大容量ながらも、省エネルギー・省スペースを実現した新シリーズ「UNIPARA-UP2001i」を追加しました。

本製品は、高効率化に有効な3レベルインバータ方式の適用と大容量IGBT*2の採用で最大エネルギー効率97%*3を達成し、省エネルギー性を向上させました。負荷率25%以上では、効率95%以上を維持しており、幅広い負荷率での省エネルギーが可能となります。

また、単機2,000kVA UPSにおいては、保守バイパス回路を含めて業界最小クラスの幅5,900mmを実現したことで、従来の単機500kVA UPS×4台並列システムに比べ据付面積を約60%*4に低減しました。これにより、データセンターでのサーバースペースの有効活用を図ることができます。

さらに、ネットワークを通じてUPSのデータを収集し稼働管理をサポートし、日立の遠隔監視・支援センタによる24時間の遠隔監視サービスだけでなく、専用のポータルサイトから、お客さま自身が稼働状態の確認やお問い合わせを行うことも可能です。

今後もお客さまのニーズに応じてさまざまな容量のUPSを取りそろえ、大容量モデルとして、システム冗長構成への対応が可能な高信頼性設計の「UNIPARA」シリーズの展開により、さらなるデータ利活用においても、省エネルギーの実現を通じて電力由来のCO2排出量削減に貢献できる製品を提供していきます。

*1
UPS(Uninterruptible Power System): 無停電電源装置。蓄電池やコンデンサーに常時電力を蓄えておき、停電などで商用電源が途切れた際にも電力を送り続けることで、設備や施設の誤動作や停止を防ぐ電源装置
*2
IGBT:パワー半導体の一種である「絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor)。大電力の高速スイッチングを可能にする特徴などがある

*3
最大効率: 75%出力、力率1.0での測定値。効率の裕度はJEC2410による
*4
既存製品のHIVERTER-UP201i 500kVAの4台並列構成と比較した場合
「UNIPARA-UP2001iシリーズ」 (2,000kVA)
「UNIPARA-UP2001iシリーズ」 (2,000kVA)