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組織間や複数人に渡って行われる業務では、情報システムの連携をSOA化することで、ビジネスプロセスの見える化・システム連携の一元管理を行えるだけでなく、業務プロセスを自動化して処理漏れや間違いを防ぎます。代表的な適用パターンを紹介します。

定型業務 パターン例 1
〜『自動業務フロー(連続したフロー)』 による業務プロセス連携〜

例えば、製造業では受注から生産指示、製造、入庫のような業務の流れが存在します。「受注」や「生産指示」など、それぞれの業務は情報システム化している場合に、その間を繋ぐ業務フローをSOA基盤で自動的に制御するのがこの形態です。

適用のメリット

  • 業務プロセスの自動化による処理漏れや間違いの防止
  • リクエストの実行履歴を利用し、業務の進捗状況や統計情報の確認が可能

業務の処理漏れの防止以外にも、業務の進捗状況が把握しやすい、業務フローのルール変更があった場合などに比較的容易に対応といった、メリットもあります。

定型業務 パターン例 2
〜『自動業務フロー(Hub型)』 による業務プロセス連携〜

システムとシステムを独自のインタフェースで接続していると、システム間の連携パターンは複雑化し、変更が発生した場合の改修のコストも大きくなります。

ESB(Enterprise Service Bus)をハブとして利用することで、複雑なシステム連携をESBへと統合できます。接続元システムと接続先システムの組み合わせごとにビジネスプロセスを作成し、システムを疎結合(連携するサービスに影響を与えない結合)の形で接続します。

適用のメリット

  • 複雑なシステム連携の統合・可視化によるIT運用コストの最適化と効果の早期創出
  • 標準仕様に準拠した統合基盤と各種サービス接続アダプタにより、各種システムとの高い相互接続性を確保

次のようなニーズがある場合に、有効な適用パターンです。

  • システム間連携が複雑になっているため、これを整理し、一元的に管理したい
  • 接続先(サービス)の変更が発生するが、できるだけ修正工数を減らしたい
  • 連携の現状分析を行いたい

非定型業務 パターン例
〜 『対話業務フロー』 による業務プロセス連携〜

処理の基本的な流れは決まっているが、一度流れてしまった案件に対して引き戻しをしたり、または次の担当者が前の処理者に差し戻すといった、処理の順序を変更したい場合があります。対話業務フローを適用することで、このような処理の順序の変更にも対応できます。

適用のメリット

  • 業務プロセスの自動化による処理漏れや間違いの防止
  • 非定型業務プロセスに沿ったサービスの実行
    • 差し戻し、引き戻しなどのアドホック的な業務プロセスの実行
    • 作業者の動的生成、代行者指定などによる業務プロセス自由度の確保

次のような非定型な業務プロセスを実現したい場合に、有効な適用パターンです。

  • プロセスにおいて、引き戻しや差し戻しのニーズがある
  • 承認者を動的に変更したい
  • 定義されたプロセスどおりの処理ではなく、相談者などを定義されていない場合にも案件を渡したい

業務プロセス連携について、さらに知りたい方は・・・

業務プロセス連携を実現する製品として「Cosminexus 自動業務フロー」と「Cosminexus 対話業務フロー」を提供しています。

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