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PDE オープンタイプで出力する帳票には、いくつかの特徴があります。
その特徴を、サンプル帳票をCOBOL2002新規ウィンドウを表示で出力した場合を例に紹介します。

【帳票サンプル1】 納品書兼御請求書

PRINT DATA EXCHANGE:「納品書兼御請求書」出力イメージ

バッチ業務で出力される一般的な帳票の例で、行データからなる印刷データと、書式オーバレイを重ね合わせることにより出力される書式オーバレイ帳票です。

(1)書式オーバレイの切り替え

書式オーバレイは、ジョブ単位での指定だけでなく、アプリケーション(業務プログラム)からも指定できるため、ページ単位で異なる書式オーバレイを重ね合わせることができます。
特に、COBOL2002では、APPLY FORMS-OVERLAYにより、書式オーバレイが簡単に指定できます。

(2)書式オーバレイのカラー化

モノクロの書式オーバレイを用いて、出力時に書式オーバレイを単色カラー化できます。
また、この帳票例のように、書式オーバレイ作成時に各オブジェクトの色指定をすることもできます。

(3)外字を使わないバーコード印刷

アプリケーションからバーコードを出力できます。

PRINT DATA EXCHANGE:外字を使わないバーコード印刷 イメージ

【帳票サンプル2】 学習塾の案内状

PRINT DATA EXCHANGE:「学習塾の案内状」出力イメージ

行データが、ページ先頭の数行と、ページ中ほど以降に分かれて配置されている帳票の例です。

(1)改行、改ページなどの行送り制御

アプリケーションから出力された行データは、FCBに定義された行の配置情報に従って印刷されます。

一般にPDE オープンタイプの帳票では、FCBの先頭行にチャネル番号1を設定し、アプリケーションからチャネル1設定行への行送り指示により改ページ制御を行います。
この帳票例のようなケースでは、ページ中ほどにあるはがき部分の先頭行に別のチャネル番号を設定し、チャネル番号指定による行送り制御を用いることがあります。
チャネル番号指定による行送りの指示は、アプリケーションで行送りする数を意識する必要がないため、便利です。

COBOL2002では、WRITE文にADVANCING指定やPOSITIONING指定をすることで行送り制御ができます。

PRINT DATA EXCHANGE:改行、改ページなどの行送り制御 イメージ

(2)文字サイズや書体の切替え

COBOL2002では、CHARACTER TYPEを指定して、初期値と異なる文字が出力できます。

PRINT DATA EXCHANGE:文字サイズや書体の切替え イメージ

(3)画像印刷の例

アプリケーションでファイルを指定して、画像を出力できます。

PRINT DATA EXCHANGE:画像印刷の例 イメージ

【帳票サンプル3】 旅費支払予定票

PRINT DATA EXCHANGE:「旅費支払予定票」出力イメージ

メインフレームでラインプリンタに出力していた帳票(ラインプリンタ帳票)を、PDEオープンタイプの帳票へ移行する例です。

(1)インパクトプリンタで印刷

メインフレームでラインプリンタに出力していた帳票を、オープン環境の連続紙インパクトプリンタ印刷へ移行できます。
物品配送の伝票印刷などに使われている専用複写紙への印刷にも対応できます。

(2)カット紙印刷やPDF化

デフォルト機能キャラクタで文字間隔を指定することにより、メインフレームでラインプリンタに出力していた帳票を、文字の配置を変えずにページプリンタやPDFの帳票に移行できます。

  • * PRINT DATA EXCHANGEをPDEと記載することがあります。

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