JP1をクラウドプラットフォームの仮想OS上でご利用いただく場合の考え方(前提条件、サポートサービス等)は以下のとおりです。
前提条件:
クラウドプラットフォームを構成するOSが標準環境(実マシン上のOS環境)と互換性があり、なおかつJP1各製品がサポートするOSをご利用いただく事が前提です。
JP1各製品がサポートするOSは下記のページをご覧ください。
サポートサービスについて:
クラウド環境では、標準環境(実マシン上のOS環境)と動作保証環境が異なるため、サポートできる範囲が異なります。
このため、お客様による障害切り分けを前提として、JP1製品をお使いいただくことがあります。
JP1製品の標準的な使用方法および障害に関するお問い合わせにつきましては、標準環境(実マシン上のOS環境)とクラウド環境の両方で共通に発生する問題として当社サポート窓口にて受付を行います。
当社の標準環境(実マシン上のOS環境)で再現しない問題は、クラウド環境固有の問題であるかの調査へのご協力をお願いする場合があります。
問題がクラウド環境に関連した問題でないことが確認できた場合、当社は標準環境(実マシン上のOS環境)でJP1製品をご利用いただいている場合と同様のサポートサービスを提供いたします。
監視対象が存在する製品では、サポートサービスの提供範囲は、監視対象となる各製品を提供しているソフトウェアベンダの対応方針に従います。
お客様へのお願い:
標準環境(実マシン上のOS環境)で動作する場合と比較して、クラウド環境で動作するアプリケーションの実行性能は、利用するクラウド環境により変動いたします。
業務システムへの導入を行う場合は、実行性能の低下を考慮した上での十分なシステム設計/サイジングや、性能評価を行った上でご利用ください。
- ハードウェア/OS情報を扱う製品に関する留意事項
ハードウェア/OS情報を扱う製品では、クラウドプラットフォームにより仮想化された情報を取得するため、実マシン上のOS環境と異なる情報を取得する場合があります。
- データベースを利用する製品に関する留意事項
データベースを利用する製品(特にManager系の製品)については、I/O共有などによる性能劣化が発生します。お客様にて性能検証を実施の上、製品のご使用をご検討願います。
また、クラウドプラットフォーム環境上で製品をご使用の場合、当社サポート窓口にクラウドプラットフォーム環境であることをお伝えください。
なお、クラウドプラットフォームに関連したお問い合わせには対応できません。
製品ごとの注意事項:
- JP1/Automatic Job Management System 3 - Manager [Manager]
Outlookを使用したメールシステム連携機能は使用できません。
- JP1/Automatic Job Management System 3 - Agent
Outlookを使用したメールシステム連携機能は使用できません。
- JP1/Automatic Job Management System 3 - Agent Minimal Edition
Outlookを使用したメールシステム連携機能は使用できません。
- JP1/Automatic Job Management System 3 - Definition Assistant
対象クラウドプラットフォームで使用できるMicrosoft Excelライセンス(JP1/Automatic Job Management System 3 - Definition Assistantの前提プログラムとして対応しているMicrosoft Excelのバージョン)があることが前提となります。
対象クラウド上で、JP1/Automatic Job Management System 3 - Definition Assistantの前提プログラムとして対応しているMicrosoft Excelのバージョンが使用できるか否かは、Microsoft Excel購入元に確認願います。
- JP1/IT Desktop Management 2 - Manager [ネットワークモニター]
クラウドプラットフォームには対応しておりません。
- JP1/IT Desktop Management 2 - Operations Director [ネットワークモニター]
クラウドプラットフォームには対応しておりません。
補足情報:
- 一部の製品は、Amazon WorkSpaces環境にも対応しております。
詳細については、下記をご参照ください。