ここでは、電子データ交換のフォーマットとしてXMLを利用するシステムのアプリケーション例をとり上げます。Web環境を利用したオンラインシステムでの利用を想定しています。
このシステムの場合、Web環境の構成製品としては、Webサーバのほかに、CORBAオブジェクトを制御する「TPBroker」やHTMLを扱う「Web Page Generator」などが必要です。また、XMLを扱えるWebブラウザが必要です。
Webブラウザとやり取りするデータはHTMLで記述し、入力したデータはXML形式でサーバに送信します。この電子データは、サーバのデータベーステーブルに格納され、サーバで管理されます。
サーバのアプリケーションは、CORBA環境で動作します。アプリケーションでは、データベースへの接続を保持します。XMLデータを受信して、HiRDB Adapter for XMLのAPIに渡します。HiRDB Adapter for XMLではXMLデータを解析して、XML文書中のデータがデータベースに追加されます。