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Hitachi
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UNIXシステムなどで利用されているSCSI接続機器(オープンデバイスと呼ぶ)は、大規模な市場で競合各社が開発競争を行っているためVOS3周辺機器と比較して価格性能比が優れています。
日立は、VOS3とオープンデバイスの間をLANで接続して、オープンデバイスをVOS3のバックアップ装置として利用し、バックアップ業務の運用コスト、設備コストを削減するためのプログラムプロダクト 『オープンデバイスアクセス制御 DMFOPDS(Data Management Facility Open Device Support for Storage Service)』を提供します。

製品概要

DMFOPDSは、カートリッジ形磁気テープに比べ高速で大容量のオープンデバイス(LTO媒体)を用いたデータのバックアップ/リストアやデータ交換を行うための機能を提供します。
また、統合ストレージ管理システム(DMFISM)を構成する各プログラム(DMFVSS、DMFVTLS、DMFHSS)と連携して、外部記憶装置の効率的な運用を支援します。DMFOPDSでサポートしているオープンデバイスは次のとおりです。

  • LTOライブラリ装置(L20/300 テープライブラリ装置) *1
  • 単体LTOドライブ装置

(以降、これらを総称してLTO装置と呼びます)。

*1
投入・排出スロットを最大19巻に拡張しました。

適用業務

適用業務
適用業務 内容
仮想テープボリューム
(DMFVTLS)のDMFHSSを使用したストレージ階層管理 *2
仮想テープボリュームの内容をバックアップするための、出力先となる大容量記憶装置としてLTO装置を適用できます。
DMFHSSを使用したストレージ階層管理 磁気ディスク全体、または磁気ディスク上のデータセットをバックアップ機能で使用する 非活性記憶プールとしてLTO装置を適用できます。
DMFVSSを使用したバックアップ 退避先装置としてLTO装置を適用できます。
仮想テープボリューム
(DMFVTLS)の搬出/搬入 *3
仮想テープボリューム上の内容を磁気テープの形式でLTO媒体に搬出して他社メインフレームなどで使用できます。また、他社メインフレームなどで作成された磁気テープ形式のデータをLTO媒体から仮想テープに搬入してVOS3上で使用できます。
順編成データセットの複写 *2 DASDボリュームとLTO媒体,または仮想テープとLTO媒体の間で順編成データセットを複写できます。
*2
バックアップ/リストアを自動化する運用では、マウント/デマウント操作を自動化できるLTOライブラリ装置を推奨します。
*3
LTOライブラリ装置は標準ラベル形式(SL,SUL)のみに対応しています。