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企業情報研究開発

準備が大変な、大量生産や保守のしくみを提供する

新しい生産技術の登場によって、ものづくりが大きく変わろうとしています。
新しいビジネスを生み出すスタートアップのような企業から生み出される、消費者ニーズをきめ細かく捉えた商品は、大企業により計画的に生産される従来のモノとは異なる「消費者サイド発のモノ」といえるでしょう。

しかし、これらのモノは多くの消費者にとって、まだ容易に安心して購入できる選択肢のひとつにはなっていないといえるかもしれません。どのようにしたら、消費者サイド発のモノを従来の大量生産されたモノと同じように、多くの店舗で購入でき、保証もしっかりとしているような「普通の選択肢」にすることができるでしょうか?

今の製造業を新しい時代のものづくりへとシフトさせるためのチャレンジが、この問いに対する答えです。

CONCEPT クラウドマニュファクチャリング

ここで提案するのは、クラウドマニュファクチャリングというコンセプトです。
クラウドマニュファクチャリングは、消費者サイド発のモノが着実に消費者の手に届くよう、モノを作りたい人・作れる人・使いたい人をつなぎ、新しいモノが生まれやすく、小さなビジネスが大きなビジネスへと広がりやすい環境をつくります。
そのために最初に行うのは、工場同士のネットワークをつくることです。
工場間で生産計画や製造条件を共有・調整できるようにすることで、突発的な増産ニーズがあった場合は他工場に生産を委託できるようになります。これにより、小規模生産から大量生産へのスムーズな移行が可能になります。
工場が柔軟な製造力を得るためのネットワークを構築できたら、次はそこへ販売チャネルやメンテナンスサービス、IoT基盤を加えます。
事前に用意しておくことが容易ではない付帯サービスをネットワークで保持するのです。

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SCENE01 多くの人が使えるモノを生み出すには

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また、個人ごとにカスタマイズが必要な製品や、成長に伴うアップデート、頻繁なメンテナンスが必要な製品分野においても、センサーで高度に制御されたような製品が生まれやすくなります。

そして、それらの製品が、多くの人にとって、買いやすく、頻繁にメンテナンスを受けながら安心して使えるモノになります。

SCENE02 消費者が生み出したモノがサービスに

クラウドマニュファクチャリングが最終的にめざしていくのは、一般的な消費者が欲しいモノを生み出し、それらがサービスとして使われるような社会にしていくことです。

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そのような社会では、例えば、消費者が作りたいと思うモノの基本的な図面が共有されていて、それを基に自分たちに必要なカスタマイズを施した地域のコミュニティバスを作って街を走らせたり、そこで考え出したコミュニティバスのビジネスモデルを流通させたりして、他の街へ新しいビジネスを広げていくことができます。これによって、消費者が欲しいと思うモノやサービスが、容易に安心して利用できる選択肢として社会に広がっていきます。