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Sustainable Finance Platform

日立の
サステナブルファイナンス
プラットフォームで
サステナブル経営を
高度化

ESGは、
日立とはじめる

企業の長期的な価値向上を担う事業活動として、目を逸らせない
キーワードが「サステナビリティ」です。

サステナビリティで重要とされるのが、
環境(E: Environment)・社会(S: Social)・ガバナンス(G: Governance)。
これらに配慮したサステナブル経営は、コストではなく
優先的に取り組むべき重要事項です。

その背景として、世界では、ESGに関する取り組みを投資判断の評価に加える
「ESG投資」が、2022年度には約30兆ドルもの規模になっています。

投資家にとっては、今後ますます
ESGに関するデータが投資判断の重要な材料となり、
企業には、サステナビリティに取り組み、
その内容を開示することが求められています。

日立は、サステナブルな社会の実現をめざし、
社会イノベーション事業を推進してきた企業として、
お客さまのサステナビリティに関する取り組みを
One Hitachiでサポートしていきます。

サステナブル経営の推進にあたっての3つの課題

「サステナビリティの施策の重要性は理解している」という企業も多い中で、
その実現を妨げる3つの課題があります。

ESGデータを活用し
企業価値を向上させる
サイクルが組みづらい

サステナブル経営には、現状を把握した上で正しい改善施策を実行し、効果をモニタリングする長期的な取り組みが必要です。データ収集に負荷がかかり、改善や施策まで取り組めない場合があります。

企業内の
サステナビリティに
関する
情報の収集、
分析、可視化に
手間がかかる

サステナビリティを推進するためには、企業内の広範囲に存在する基礎的な情報を集める必要がありますが、膨大な手間がかかります。また、企業の状態を分析・可視化することで、従業員のサステナビリティに関する意識を醸成することが望まれます。

ESG情報にもとづいた
企業と
ステークホルダーの
対話が難しい

企業価値を高めるためには、ステークホルダーに適切なESG情報を開示し、その情報にもとづく対話によって、適切に企業を理解してもらうことが必要です。しかし、対話の基盤となるESG情報の理解が揃っていないため、相互理解を深めにくいという課題があります。

サステナブル経営の
推進を支援する
日立の
「サステナブルファイナンス
プラットフォーム」

日立は、企業の持続可能な発展が現代社会にとって最優先課題ととらえ、
多くの企業が直面するサステナブル経営の課題解決に取り組んでいます。複数の金融機関と連携し、
IoT・ブロックチェーン・AIなどさまざまなデジタルテクノロジーを活用した
サステナブルファイナンスプラットフォームの提供を通じて、
企業のサステナブル経営をサポートしていきます。

プロジェクトレベル 1.グリーン・トラッキング・ハブ GTH グリーン設備のモニタリング 2.ESGマネジメントサポートサービス ESG-MSS 企業内のESG情報を見える化 / 経営レベル 3.エンゲージメントサポートサービス ESS 企業とステークホルダーの相互理解

GTH…
グリーン・トラッキング・ハブ(Green Tracking Hub)
ESG-MSS…
ESGマネジメントサポートサービス(ESG Management Support Service)
ESS…
エンゲージメントサポートサービス(Engagement Support Service)

サステナブル
ファイナンスを支援する
日立のソリューション

Green Tracking Hub

グリーン・トラッキング・
ハブ(GTH)

グリーンアセット / 太陽光発電所 グリーンビルディング 森林

グリーン・トラッキング・ハブでは、グリーン設備の日々の稼働データの収集やそれをもとにした改善施策の実施など、成果をモニタリングしながらの継続的な改善を支援します。グリーン設備の稼働データの監視システム経由での自動計測、モニタリングや、レポート作成の自動化などにより、担当者の負荷を軽減します。投資家がいつでも外部からモニタリングできる透明性の高いデータにより、投融資やカーボン・クレジット発行などによる資金調達を支援。環境改善効果を経済価値に変換し、その資金をさらなる環境活動に充当することで、脱炭素を促進します。

*グリーン・トラッキング・ハブは、製品化推進中です。

環境データの収集やレポート作成に膨大な手間がかかる / タイムリーな環境改善効果のモニタリングができず施策の立案が難しい / 得られた環境改善効果を経済価値に転換できない

Management Support Service

ESGマネジメント
サポートサービス
(ESG-MSS)

複数の部署からESG情報を収集することに手間がかかる / 収集したESG情報のチェックに労力が掛かり、分析し経営戦略につなげるまでにいたっていない

ESGマネジメントサポートサービスは、さまざまなESGデータの効率的な収集・効果的な分析・開示を支援します。取りまとめ部門へ一斉にESGデータの収集を依頼し、回答フォローもシステム上で自動化できます。さらに、データのエラーチェックや内部統制機能*によりデータの信頼性を向上するほか、各部門からの回答のマージも本サービス上で実施できます。また、これまでお使いの帳票を利用しての収集も可能です。収集したデータを、ダッシュボードでの可視化、サステナビリティレポート作成の省力化、サステナビリティ施策の達成状況のモニタリングに活用いただくなど、企業のサステナビリティ経営の高度化に貢献します。

*2024年4月リリース予定

データ収集 事業部横断メールによる回答依頼でステータス管理やエラーチェック / 集計・分析 ダッシュボードを作成し、収集した情報を集計・分析 / 監査・開示 ESGレポートなど開示情報作成からステークホルダーからの質問の回答など

Engagement Support Service

エンゲージメント
サポートサービス
(ESS)

ESGへの取り組みの推進を対外的にアピールする場が不足している / ESG情報を社内で収集するための関係部署の協力の取り付けが大変 / 運用機関がどのESG情報を求めているのかがわからない

エンゲージメントサポートサービスは、上場企業と運用機関の間の深い対話と相互理解を支援するデジタルプラットフォームです。運用機関は、上場企業に開示してほしいESG情報の優先順位と、その背景や理由を登録します。上場企業は、登録された情報を手掛かりに、自社のESGへの取り組みのうち何を優先的に開示するかの方針を決めることができます。さらに、自社のESG情報についての定量的な数値をその背景や説明とともに、直接運用機関へ伝えられます。本サービスは複数の大手金融機関との協創活動を通じて提供していきます。

SFP-ESS * ステークホルダーと上場企業を直接結び深い相互理解を促進する

*SFP-ESS:サステナブルファイナンスプラットフォームーエンゲージメントサポートサービス