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デジタルITインフラソリューション

※ Hitachi Vantara LLCの海外顧客事例。日本国内で取り扱いのない商材の紹介を含みます。

カスタマーストーリー
Netic社は日立ストレージで高速かつ可用性の高いITサービスを提供
CBTSイメージ

  • 課題
    アプリケーション向けインフラの性能と可用性に関する厳格なSLA(サービス・レベル・アグリーメント)を満たすことで、顧客に効果的なサービスを提供する。
  • ソリューション
    さまざまなエンタープライズアプリケーションのワークロード(ITシステムにかかる処理の負荷)要求に適応する、堅ろうで効率的なストレージインフラストラクチャを構築する。
  • 成果
    Neticは卓越したカスタマーサービスを提供し、信頼性が高く、将来においても有効な性能を提供します。
Customer-Story
ITサービスプロバイダのNeticは、デンマークの公共・民間部門に、ITIL*1に準拠したIT運用とアプリケーションライフサイクル管理を提供することで高い評価を得ています。顧客は、Neticが管理するシステムとアプリケーションの性能・可用性・セキュリティの高さを評価しています。同社は、SLAを一貫して遵守することで知られています。

*1 ITIL(Information Technology Infrastructure Library): ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス(成功事例)をまとめたガイドライン集


Neticは、VMware仮想マシンやコンテナベースのプラットフォームを通じて、専用サーバ上で稼働する性能重視のエンタープライズ向けアプリケーションやデータベースなど、ビジネス上重要な顧客向けシステムを幅広くサポートしています。これらのシステムの性能は、ストレージシステムのレイテンシ(処理遅延)とスループットに大きく依存しています。顧客が求めるレベルのサービスを提供するために、Neticはストレージインフラストラクチャを完全に使いこなす必要があります。

そのため、Neticは顧客のワークロードのほとんどを、専用のストレージシステムを使って自社のプライベートクラウドで運用しています。性能、可用性、セキュリティすべての要件を満たすストレージアーキテクチャを構築するため、同社は日立と提携しました。

日立は2009年以来、Neticの主要なストレージ・インフラ・パートナーとして、新技術を活用し、変化するビジネスニーズに対応するために、同社のストレージ戦略の変革を支援してきました。

現在、Neticの最新世代のプライベートクラウドは、Hitachi Virtual Storage Platform(VSP) E590アレイとHitachi Ops Centerで主に構築されています。このNVMeオールフラッシュストレージは、さまざまなサイズのワークロードとI/Oプロファイルに対して、一貫して予測可能な低レイテンシの性能を提供します。ストレージアーキテクチャの構成要素としてVSP E590アレイを採用したことが、有効であることが証明されました。各顧客のシステムをサンドボックス化するのが容易で、セキュリティが向上します。スケールアウトするアーキテクチャに新しいVSP E590ノードを追加するだけでよく、拡張性もあります。

また、VSP E590アレイでは、日立のエンタープライズアレイと同様にHitachi Storage Virtualization Operating System(SVOS)が稼働しているため、Neticはエンタープライズクラスの機能を利用することができます。例えば、同社はHitachi Global Active Deviceを利用して、複数のデータセンタ間でデータを複製するストレージクラスタを構築することで、事業継続と障害復旧を可能としています。

ブロックストレージに加え、NeticはHitachi Content Platform(HCP)やHCP for Cloud Scaleを利用して、高性能でコスト効率の高いオブジェクトストレージも同社の顧客に提供しています。このソリューションは、Amazon S3のようなパブリッククラウドのオブジェクト・ストレージ・サービスの柔軟性と、Neticのプライベートクラウドのセキュリティと制御を組み合わせたものです。

Neticのストレージ資産は広範囲に及びますが、Hitachi Ops Centerを使うことで、同社のストレージアレイ全体を単一ビューで監視でき、ストレージのプロビジョニング・管理自動化ツールも提供されるので、ストレージ管理が容易になります。さらに、Neticはすべてのシステムに渡りストレージ性能と容量をリアルタイムで把握することができます。

引用
VSP E590プラットフォームは、ミッドレンジの価格帯でエンタープライズクラスの機能を利用できます。そのため、性能や可用性に妥協することなく、コスト効率の高いストレージインフラをお客様に提供できるのです。

Steen Jensen

Netic 社CEO

Neticは日立との緊密なパートナーシップによって、同社のすべての顧客のビジネス上重要なアプリケーションに対し、一貫して高い可用性・性能・セキュリティを持つインフラとサポートの両方を提供できます。

例えば、Neticは日立のストレージシステムを10年以上使用していますが、日立ストレージアーキテクチャのレジリエントな設計により、経験したストレージコントローラの故障は2回だけです。いずれの障害も、アプリケーションの可用性や性能には影響がありませんでした。日立の無停止アップグレード機能により、ソフトウェアやファームウェアの更新時にストレージシステムをオフラインにする必要がないため、顧客サービスに支障をきたすことはありません。実際、SVOSが稼動しているアレイは、Neticが営業時間中にアップデートをかける唯一のシステムであるため、定期的なメンテナンスの時間をとる必要はありません。

Netic社CEOのSteen Jensen氏は「VSP E590プラットフォームは、ミッドレンジの価格帯でエンタープライズクラスの機能を利用できます。そのため、性能や可用性に妥協することなく、コスト効率の高いストレージインフラをお客様に提供できるのです。」と最後に語っています。

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