日立は、幅広い業種におけるシステム構築実績から得られた知見を活かし、日立ならではの強化機能を見極め、重点的に開発を進めています。
その中核として、企業向けWeb3活用ビジョンにもとづくWeb3プラットフォームを展開するとともに、運用・保守の負担を抑えながら高い可用性を実現するためのRASフレームワークを提供しています。
Web3プラットフォームは、製品や部品、設備など取引対象となる現実世界のモノ(RWA)をトークン化し、取引と決済を安全につなぐための開発部品群です。モノの出自や付加情報を改ざんできない形で管理し、その内容をデジタル証明することで、企業間取引における「信用」を製品・取引単位でも担保し、安心して価値を移転できるプラットフォームの実現を支援します。

| 提供部品 | 概要・特長 |
|---|---|
| RWAトークン |
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| RFID連携 |
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| VC出力 |
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| 決済連携 (準備中) |
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RASフレームワークは、Hitachi Blockchain Serviceを利用する業務アプリケーションの信頼性(Reliability)、可用性(Availability)、保守性(Serviceability)の向上を目的として、コミュニティから提供されるツール・SDKに日立のノウハウを盛り込んだ独自のフレームワークです。自動ノード切り替えやREST API、エラーハンドリングなどの機能を提供するRESTサービスと、通常運用・保守運用・障害運用といった各種運用シナリオに対応する運用ツールを提供しています。
| 提供機能 | 概要・特長 | |
|---|---|---|
| REST サービス |
自動ノード切り替え (可用性) |
Hitachi Blockchain Serviceは複数のノード(Peer・Orderer)によってAWSのAZ障害に耐えられる冗長化された環境を提供します。一部のノードで障害が発生した場合にはそのノードを除外してサービスを継続し、問題が解消されると自動的に復旧します。 |
| REST API エラーハンドリング (保守性) |
Hyperledger Fabricの将来的なAPIやエラー応答の仕様変更を日立独自API(REST API)で吸収し、業務アプリケーションの保守の負担を軽減します。また、Hyperledger Fabricの複雑なエラー応答を整理し、業務アプリケーションが処理しやすいように日立独自のエラーコードを付与します(エラーハンドリングの容易化)。 <エラー原因例> Concurrency Control Version Check、Endorsement Policyなど |
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| 運用ツール (信頼性、保守性) |
Hitachi Blockchain Serviceの状態確認や、ユーザー管理、スマートコントラクト(Chaincode)のデプロイなどを行うCLIを提供します。Hyperledger Fabricの仕様を十分に理解していなくても運用が可能です。 <CLI例> 通常運用:Fabricネットワーク情報取得、ユーザー登録、Affiliation登録、鍵・証明書発行、Chaincodeデプロイ 保守運用:ユーザー管理、Affiliation管理、鍵・証明書再発行、Chaincode更新 障害運用:障害情報収集、データパッチ(データ強制削除、データ強制更新) |
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| サーバレス (可用性) |
RESTサービスをAWS Lambda、運用ツールをAmazon ECS on Fargate上に実現する、サーバレスアーキテクチャを採用できます。AWS CDKによる効率的な環境構築・運用が可能です。 | |