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顧客事例:BT社

PentahoをBT Assure Cyberに組み込み、ビッグデータブレンディングとアナリティクスを実現

包括的で完全に統合された総合サイバーセキュリティサービスは、さらに高速に、より正確な分析情報を提供する。

2015年12月16日 -

アナリティクスの未来を届ける、日立のグループ会社Pentaho Corporation(以下、Pentaho社)は、BT社のAssure Cyberサービスが、両社のグローバルOEM契約の一環として、Pentaho社のビッグデータ統合およびアナリティクスプラットフォームを組み込んだことを発表しました。世界の商業組織や行政機関が直面するセキュリティ上の脅威は複雑で長期間続きます。Assure Cyberはこれらの脅威を検出し、積極的に緩和するために開発されました。Pentahoは大規模な非構造化データを管理・ブレンド・分析する力があるため、サービスを導入した組織は、適切なタイミングで正確に脅威をつかみ、貴重な資産を守ることができます。

Global State of Information Securityによれば、2015年のセキュリティインシデントの報告は2014年に比べて38%増大しました。GCHQなどによれば、こうした侵入・破壊行為は、全世界で年間数千億ドルもの損失につながっています。構造化データだけを分析する場合、潜在的な脅威に関して限られた範囲しか前後関係がわからず、可視化も限定的にしかできません。脅威の引き金は、装置の故障、不満をもつ社員の行動や盗難など、多数考えられます。多種多様な情報ソースの構造化データと非構造化データをブレンドすることで全体を見渡せるようになって、最も価値のある分析情報が得られ、これにより、よりよい判断ができるようになります。

BT Assure Cyberは業務システム、従来のセキュリティ制御、先進的な検出ツールなど豊富なソースからイベントデータと遠隔データを一緒に取り込みます。Pentahoにより、Assure Cyberの顧客は構造化データと非構造化データなどすべてのデータから分析情報を得ることができます。つまり、以前なら調査と対応に数日、中には数週間かかっていた脆弱性やインシデントが、瞬時に特定できて対応できるようになります。

Pentaho社のEMEA & APAC担当VPのPaul Scholey氏によれば、「BT社のAssure Cyberサービスは複雑で重要なエンタープライズデータ管理システムであるため、Pentahoにはまさにうってつけです。ネット犯罪は進化し続けているため、Assure CyberがPentahoのようなオープンスタンダードで将来の拡張にも対応なプラットフォーム上に作られていることは重要です。Pentahoは、BT社がリファレンスアーキテクチャに今後導入したい、どんな新しいデータタイプやツールでも、必要性が生まれたらいつでも統合できます。」

日立の米国グループ会社Pentaho社について

日立の米国グループ会社であるPentaho社は、業界を代表するデータ統合・ビジネスアナリティクス会社です。ビッグデータを活用したさまざまなビジネスをサポートするオープンソースベースのプラットフォームを提供しており、その性能は大規模な企業や組織でも安心のエンタープライズクラスです。ひとつに統合されたPentaho社のデータ統合・分析プラットフォームは、豊富な機能を備え、完全に組み込み可能となっており、管理データを供給することでどのような環境でもあらゆる分析を行うことができます。Pentahoが目指すのは、複数の業種にわたって事業展開している企業がビッグデータやIoTなど自社の持つあらゆるデータの価値を利用して、新たな収益源の発見、運営効率の改善、優れたサービスの提供、リスクの最小化を実現できるようにすることです。Pentahoの製品導入実績は15,000件を超え、企業顧客はABN-AMRO Clearing社、BT社、EMC社、Moody's社、NASDAQ社、Sears Holdings Corporation社など、1,500社にのぼります。詳細については、www.pentaho.comをご覧ください。

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