日立のデータセンターに設置したオンプレミスのシステム、メガクラウド(AWSやAzureに構築した仮想環境)、お客さまの支社に設置したサーバーなど、場所や環境を問わず、日立のデータセンターからお客さまシステムを監視します。監視回線をお客さまが業務で使用する回線と分離することで、お客さまの業務トラフィックに影響されない継続的なシステム監視が可能です。
オンプレミスシステムの監視構成
FW: Firewall、VPN: Virtual Private Network
オンプレミスシステムの場合、お客さまシステム内に日立の監視装置を追加して監視します。
監視の通報や性能データを監視回線経由で日立のデータセンターの監視拠点にて集積し、ポータルサイト、自動通知、オペレーター経由でお客さまに連絡します。
メガクラウドの監視構成
AWS・Azureなどのメガクラウドの場合、お客さまシステムと同一のクラウド環境に、日立の仮想監視装置を設置し監視します。また、本サービスでメガクラウド純正の監視ツールの通報も監視可能です。
ご参考:メガクラウドの監視をモニタリングサポートサービスで行う利点
AWS CloudWatch、Azure Monitorなど、メガクラウドには各クラウドにフィットした監視ツールが用意されています。
これらのツールは、仮想サーバ作成時に自動的に監視開始できる、メガクラウド特有の機能への対応、従量課金制で安価と、とても魅力あるツールです。しかし、これらのツールを利用する場合、いくつかの点での注意が必要です。
注意点の例
- 自動的に開始できる標準の監視以外は作りこみが必要になる
- ネットワーク系の監視は基本的に標準外であり実現に手間がかかる
- オンプレミスや他クラウドの監視ができない場合や追加コストがかかる場合がある
- 監視結果の保存期間が短い
監視構築に労力をさきたくない、ネットワーク系の監視も重視したい、オンプレミスや複数のクラウドを併用するマルチクラウド環境などの場合、メガクラウド監視ツールがお客さまにとって最適ではないケースがあり、総合的な監視サービスを導入したほうが好ましい場合もございます。
日立のモニタリングサポートサービスでは、お客さまは監視項目を定めるだけで監視構築・設計の手間なく、異なるクラウド環境を1つのサービスで監視可能です。pingやSNMPなど、メガクラウドのツールだと実現に手間がかかる監視もお客さまの手を煩わせることなく開始できます。また、お客さまご自身で設定されたメガクラウド監視ツールの通報も同一サービスで監視可能ですので、メガクラウド監視ツールのメリットも享受可能です。
メガクラウドの監視に日立のモニタリングサポートサービスをぜひご検討ください。
SNMP: Simple Network Management Protocol