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Hitachi

パナソニック株式会社様

構内物流の自動化で次世代ファクトリーを実現。
搬送ロボット「Racrew」による効率化と省人化の両立。

パナソニック株式会社様
新潟工場

パナソニック株式会社の新潟工場では、構内物流の自動化を通して、次世代ファクトリーの推進をめざしていました。部品の保管・搬送における課題を解決するために、日立の搬送ロボット「Racrew(ラックルー)」を導入。その結果、省人化・作業負担の軽減・保管効率の向上といった複数の成果を上げました。

次世代ファクトリーに向けた背景課題

  • 構内物流の多くが人手に依存しており、
    作業者の負荷が高かった
  • 工場内のレイアウト変更や
    多品種対応への柔軟性が求められていた
  • 保管棚に固定されていて、
    スペース活用の最適化が難しかった

導入ソリューション

構内物流の自動化を実現する「Racrew」

概要

  • 搬送ロボット「Racrew」10台
  • 入庫・出庫ステーション:2箇所
  • 保管棚98台(可変式:5段・6段)
  • 対象部品数:約1,000品目(フリーロケーション管理)

導入効果
作業者数 約33% 削減
ピッキング効率 約2倍 に向上
保管能力 約1.6倍 に向上
入庫作業効率 約3倍 に向上

「Racrew」(ラックルー)は株式会社日立インダストリアルプロダクツの日本における登録商標です。

導入による構内物流の変化

入庫プロセスの
自動化

  • 入荷部品に二次元コードを貼付し、端末で登録
  • フリーロケーション管理によって、空き棚を自動認識
  • Racrewが自動で保管エリアに搬送

出庫プロセスの
効率化

  • ハンディ端末で部品引き取りカードを読み取ると、棚が自動で出庫ステーションに到着
  • 棚に表示されるプロジェクションマッピングで視認性の高いピッキングを支援
  • ピック後は部品引き取りカードと照合して製造現場へ搬送

次世代ファクトリーを
支える安全性と
運用体制の構築

  • 障害物センサーやバンパースイッチの標準装備と安全柵の設置で、人との接触を防止
  • 地震時に自動停止するシステムを搭載
  • 全国対応の日立のサービス体制を活用した安心運用

実現できたこと

作業の効率向上

×

運用の安全性向上

構内物流を自動化したことで、次世代ファクトリーへの第一歩を踏み出せました。
作業の効率化に加え、安全性の面でも安心して運用できる環境が整いました。

導入プロセス

約1カ月の短期間工事で導入を実現

  • 1

    工場課題のヒアリング・
    構内物流の現状分析

  • 2

    標準パッケージ+
    個別カスタマイズの設計

  • 3

    設備製作・テスト・
    据え付け工事(工期:約1カ月)

  • 4

    上位システム連携・
    運用開始

  • 5

    導入後の定期保守・
    トラブル対応体制も整備

今後の展望

次世代ファクトリーをさらに加速

本プロジェクトを皮切りに、パナソニックの新潟工場ではさらに次世代ファクトリーを加速予定。
他拠点展開も視野に入れており、構内物流全体最適化に向けた取り組みを続けています。
日立は、物流センターや製造現場の構内物流自動化を支援し、今後もDX推進をサポートしてまいります。

動画でパナソニック株式会社の導入事例を見る

日立のファクトリーオートメーションは、
構内物流はもちろん、建屋の建設なども一貫して支援します

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