外科

外科紹介

肝、胆、膵を含めた食道から肛門までの消化器疾患、乳腺、甲状腺、ヘルニア、下肢静脈瘤などの一般外科を広く取り扱っています。一人一人の状況に応じたオーダーメイド治療を行っています。手術不能進行胃癌、大腸癌に対しては、術前化学療法を行うことにより腫瘍縮小後根治術を行うように努めています。また再発した場合にも積極的に化学療法を行うことにより、QOL（生活の質）を保ちつつ延命することは十分可能です。食事不能となった場合でも在宅高カロリー輸液を行うことにより少しでも長く在宅で過ごせるよう努めています。
乳腺疾患についてはマンモグラフィー、エコー、エラストグラフィー（エコープローべで乳腺腫瘤の硬さを判定する方法）を施行しています。エラストグラフィーで硬く写る腫瘤（悪性の可能性がある）は、MRIマンモグラフィーで乳癌の可能性を検討し、エコーガイド下吸引細胞診、針生検を行うことにより確定診断を行い微小癌の発見に努めています。
乳癌、甲状腺癌は専門性が高い分野ですので、岡山大学と連携し最先端の手術、治療を提供するようにしています。乳癌に関しては積極的に乳房温存術を施行し、癌が大きい場合には術前化学療法を行い腫瘍縮小後乳房温存術を検討するようにしています。またセンチネルリンパ節生検を行い、不要な腋窩リンパ節郭清術を行わないようにしています。

外科医師紹介

池田　昭彦（イケダ アキヒコ）

最近は乳癌、甲状腺癌の早期発見に努めています。乳癌に対しては、1cmは大きいと考え、上記の如き方法を駆使しミリの癌を見つけるようにしています。また傷跡もできるだけ目立たないよう埋没縫合などを行うよう心がけています。化学療法（消化器、乳癌）にも力を入れています。他院で見過ごされ発見より5年が経った乳癌患者に対し、術前化学療法を行い乳房温存乳癌根治術が施行でき、しかも浸潤部が消失した例も経験しました。
また東洋医学専門医であり、漢方薬をうまく使うことにより静脈瘤の症状（足がだるいなど）の消失、慢性深部静脈血栓症の自覚症状の軽快も多く経験しています。アレルギー性鼻炎、花粉症、感冒早期など漢方が威力を発揮できる分野は広くあります。お困りの方は是非御来院ください。

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