こんにちは、6階東病棟です。 主に小児科、泌尿器科、口腔外科等の、混合病棟になっています。 他の病棟とは異なり、大人から子供までの全ての年齢の方と関わっています。 今回は、小児科ならではの特徴を紹介していきます。 まず、病棟内の設備についてです。
この写真は病棟内にあるプレイルームです。 入院する子供たちは、感染や安全面から、入院中のほとんどの時間を病室内で過ごします。 病室は、閉鎖的で慣れない環境であり、特に1ヵ月程度の入院が必要な子供たちにとっては、強いストレスを抱きます。 このプレイルームは明るく開放的なスペースで、主に入院が長期化するような子供たちが、医師の許可をもらって使用しています。 子供たちが、遊びを通してストレスを軽減できるよう工夫しています。 そのほかにも、毎年12月にはクリスマスツリーを飾り、病棟スタッフで様々な催し物を考え、クリスマス会を開催します。クリスマス会は子供たちだけではなく、大人の患者さんや、スタッフみんなが楽しみにしているイベントの一つです。今年度は新型コロナウイルス感染症の流行により開催はできず、とても残念でした。
次に生活についてです。 小児科とひとくくりにしても、赤ちゃんから幼稚園生、小学生、中学生と年齢に幅があります。 特に小学生以下の子供たちは入院時、スタッフなど大人への警戒は強く、点滴だけではなく、体温や血圧測定など全てのことに対し恐怖を抱いています。 小児科ではほとんどの子供たちが、入院時より心電図モニターとサチュレーションモニターを24時間装着します。1日中小型の心電図モニターの機械を身につけることになるため、その不自由さから機嫌が悪くなってしまう、装着を嫌がる子が多くいます。
写真の左は心電図モニターとそれを収納するうさぎのショルダーバッグです。 無機質なデザインの機械も、かわいいうさぎのバッグに入っていれば恐怖心を軽減させることができます。 写真の右は指に巻くサチュレーションモニターです。 テープ式のもので、犬のイラストがプリントされています。小児用の医療物品にはこのようなデザインがかわいいものが多くあります。 小児科は子どもたちの状態によって日々すべての業務がスムーズにできるとは限りません。処置のひとつひとつが繊細で時間を要するため、大変なことも多いです。 しかし、元気になった子供たちが退院するときに、“バイバイ”と手を振って笑顔で帰っていく姿を見ると嬉しくなり、そんな大変だった日々もほとんど忘れてしまいます。 これからもその笑顔を見るために、スタッフ全員が協力して看護を行っていきたいと思います。
担当:佐藤
こんにちは!今月は5階西病棟が担当します。 5階西病棟は主に外科、消化器内科の患者さんが入院される病棟です。 月に1度開催する病棟勉強会では、各月でテーマを決め、その分野に特化した方に講師を依頼し、病棟全体で学びを深めています。
外科の患者さんは、開腹手術や腹腔鏡下(内視鏡下)手術、化学療法等を目的の入院が多く、今月は化学療法をテーマにしました。 講師を当院の薬剤師さんに依頼し、治療薬や治療方法、副作用に対する治療法等、日進月歩の進化する化学療法について詳しく教えていただきました。 病棟スタッフは、学びを日々の業務につなげられるよう、勉強会に真剣に取り組んでいます。 さらに、『急変シミュレーション研修』も積極的に行っています。入院患者さんの急変時に迅速で適切な行動ができるよう努力しています。
こちらの3人は2020年度に入社した看護師です。 最初は緊張や仕事を覚える大変さなどでたくさんの不安もあったそうですが、配属から約1年経過し、今では各業務も独り立ちとなりテキパキと業務をこなしています。 5階西病棟は先輩後輩、上下関係を大切にしつつ、スタッフ同士がとても仲の良い病棟なので新人看護師からベテラン看護師まで皆で楽しく仕事に取り組めています。
担当:渡邊
4階東病棟を紹介します! 4階東病棟の病床数は44床で、呼吸器内科、神経内科、血液内科の内科系混合病棟です。 病棟看護師長、主任看護師を含む看護師25名と、看護補助者7名が所属しています。(2021年1月現在)みんなと協力しながら、効率よく様々な処置やケアに対応しています! 4階東病棟では特に退院支援に力を入れています。 病棟には退院支援リンクナースと呼ばれる看護師が2名います。退院支援に関する知識が豊富で、入院患者が安心して退院できるよう準備が進んでいるかを確認し、退院支援に必要な介入について助言してくれています。
退院支援では多職種との情報共有がとても重要です。 看護師同士で実施する日々のカンファレンスの他、週に1回多職種で退院支援カンファレンスを実施しています。 退院支援リンクナースを中心に、患者さんが安心して治療を受けられるようにするにはどのような介入が必要か、退院後はどのようか支援が必要になるのか各分野から意見を出し合い、看護ケアの方針や退院の目標が統一できるよう取り組んでいます。 さらに各診療科の医師ともカンファレンスを実施し、医師の治療方針を確認し、患者さんの現在の状態や退院にむけて必要なことを情報共有しています。 患者さんやご家族、たくさんの職種と関わりながら、自分も看護師として成長できる職場です!
担当:池田
こんにちは。今月は循環器内科のある4階西病棟が担当させていただきます。
循環器!!なんて聞くと、少し難しい印象があるかと思います。「循環器内科」をわかりやすく言えば、「心臓の病気」であり、その心臓の病気を看る病棟の紹介です。
心臓とは他の臓器に比べ、死に直結しやすく、身体的・精神的な不安を伴います。そのため、病院で一番身近な存在である私たち看護師は毎日緊張感をもって仕事に励んでいます。
4階西病棟では最大36名の患者さんに対応できるようベッドを配置しています。
看護師は、新人からベテランまで30名以上が所属しています。毎月の勉強会では循環器内科の病気はもちろんのこと、どうすれば患者さんの負担が軽減し、退院後の生活がより良いものになるかをみんなで考え、学んでいます。
循環器内科疾患は、心電図や、超音波検査機器、電気的除細動器、人工呼吸器など医療器材を使用した治療や急変対応が必要になることが多くあります。4階西病棟はそれらの医療機器を常備し、いつでも迅速な対応ができるスタッフがそろっています。
さらに循環器内科の特徴として心臓リハビリテーションがあります。心臓の病気は繰り返し起こりやすいため、生活指導などを含めた再発予防が重要です。心臓リハビリテーション専門の看護師(心臓リハビリテーション指導士)と、医師や看護師、セラピストが多職種連携し、患者さん一人ひとりに応じた包括的な心臓リハビリテーションを実施しています。
今後も病気の発症から退院後まで、安全安心な看護を提供できるよう病棟スタッフを含め、多職種も関わり支援していきたいと思います。
担当:磯前
こんにちは!5階東病棟です。
2020(令和2)年12月は、コロナ禍にて忘年会できず、2021(令和3)年1月の新年会も、もちろんできません…。
ストレス発散の機会がなかなか見つからず…。どうしたものか…と皆悩みながらも、我々5階東病棟メンバーは夢中になれるものがある事に再度気付かされたのです!
それは…、実際患者さんになってみるという体験を通して、術後の患者さんの不安や心身面の変化をより身近に感じる事…。
それから、整形外科の医師から牽引治療法の介助手技を教えて貰ったりしました。
左の写真は、実際に牽引治療を受けている患者さんの下肢です。
5階東病棟メンバーは入院された患者さんのケアに【全集中!!看護の呼吸!】
患者さんが安心・安全・安楽に治療を受けていただけるようこれからも努力していきます。
<看護の炎(ほむら)>を抱いて・・・。
担当:朝倉
みなさんはじめまして!
今月は3階東病棟が担当します。
3階東病棟は、回復期リハビリテーション病棟です。
皆さん、回復期リハビリテーション病棟とはどんな病棟かご存じでしょうか?
イメージが湧かない・・・そもそも回復期ってなに?という人がほとんどだと思います。
回復期リハビリテーション病棟への入院は、特定の疾患や入院期間などが定められています。
リハビリテーション科専門医を始め、看護師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語療法士(ST)、看護補助者、医療ソーシャルワーカー(MSW)、薬剤師、栄養士が一丸となって社会復帰・在宅復帰に向け、患者さんとそのご家族に適切なサポートを行っています。
入院された患者さんが、起床時から就寝時までの間、1日の生活動作を通してリハビリテーションを受けられるよう工夫をしています。
食事はベッドから離れデイルームで集まって食べていただきます。食事以外にも季節ごとの催し事を通し、他の患者さんとの交流を図り、楽しみながら社会的、精神的なリハビリテーションも行っています。
そこで!活動一環である季節に応じた作品をご紹介します。
右の写真は、4~6月に平和の願いを込めて作成した『クローバー』という作品です。クローバーの葉、一つ一つを患者さんやスタッフの手形で作りました。
7~9月には風鈴と短冊を組み合わせた作品を作りました。短冊には一人一人の願いがかかれています。「あさがお」の飾りを添えて、『みんなの願いが叶いますように』という思いを込めて飾りつけをおこないました。
涼しげな印象が、患者さんやスタッフに好評でした。
他にも、病棟内には患者さんとスタッフが協力し作成をした折り紙や切り絵を掲示しています。
今回ご紹介した作品はほんの一部分です。
まだまだご紹介しきれないほど沢山の魅力が詰まった3階東病棟です。
担当:佐藤
こんにちは!今月の担当はHCUです!
今回は4月に入社した一年目の新人看護師の二人にインタビューをしました!
一人目は平田さんです!
佐藤:趣味は何ですか?
平田:趣味はDIYや動画・漫画を見ることです!
佐藤:どんな看護師さんになりたいですか?
平田:患者さんから信頼され、いつでも笑顔でいられる看護師になりたいです!そのために今、それぞれの患者さんに合わせた個別性のある看護を提供できるように頑張っています!
佐藤:うんうん。平田さんならきっとなれますよ!!!最後にHCUのいいところはどんなところだと思いますか?
平田:毎日患者さんが変わるのでたくさんの疾患の看護ができること、緊急入院や重症な患者さんに対する技術の習得ができることです!
二人目は星さんです!
佐藤:趣味は何ですか?
星 :「あつまれ どうぶつの森」というゲームをすることです!
佐藤:どんな看護師さんになりたいですか?
星 :患者さんの小さな変化に気づけて命を守ることができる看護師になることです!一人一人の患者さんと向き合い、患者さんにとってプラスになることを考え実践できるように頑張っています。
佐藤:とっても大事なことですね!応援しています!最後にHCUのいいところはどんなところだと思いますか?
星 :様々な診療科の重症患者さんが入院されるので、いろいろなことが学べ、自分の成長を実感できることです!
インタビューが終わって、キラキラした笑顔を見せてくれた二人。
二人とも期待の新人です!
一緒に患者さんに寄り添った看護ができるように日々精進していきましょう!
担当:佐藤
みなさんこんにちは。
今月は外来が担当になります。
今回は外来化学療法室の紹介をしたいと思います。
外来化学療法室は、ベッドが14台、リクライニングシートが2台設置されており、オルゴールなどの音楽が流れています。また、公園がみえる大きな窓があり開放的な部屋となっています。
外来化学療法を受ける予約患者さんは、受付から治療までの一連の流れを化学療法室で行います。受付後、看護師による問診・採血・バイタルチェックを行い、担当医師の診察後、治療実施指示のもと化学療法を受けていただきます。
在籍する看護師
スタッフは、看護師5名が在籍しています。
話術がすばらしいベテラン看護師、ピンク大好きフラガール、神の手をもつナースなど個性豊かなメンバーで楽しく仕事をしています。
その他がん薬物療法薬剤師による薬剤指導、栄養士による栄養指導、リンパ浮腫セラピストによるリンパ浮腫外来、臨床心理士の介入など専任スタッフによる指導、相談が受けられ連携をとりながら患者さんと関わっています。
がん薬物療法薬剤師
臨床心理士
患者さんは、通院治療により、自宅で自由な時間を過ごすことができ、学業や仕事の継続も可能になります。また、副作用や日常生活の注意点の説明、体調不良や不安な時など病院に連絡をいただければ対応可能であることを説明し、安心して生活を送り治療が継続できるよう支援していきます。
今後も安全・安心・確実に化学療法が提供できるための知識、技術の向上に努めるとともに、患者や家族に寄り添っていきたいと思います。
担当:武藤
今月は手術室が担当になります!
今年、手術室に配属された新人は計4名。昨年の新人は、今年からは先輩として、教える側の立場になりました。初心者マークならぬ、『新人看護師です』バッジも、次世代へと受け継がれる事となります。このバッジを外す事に対し、多少不安な様子ではあるけれど、今年からは先輩看護師として自覚を持って成長していって欲しいものです。
さて。
新年度に入り、新人を交えながら、多くのシミュレーション型研修を行っています。
一般病棟とは違う、手術室ならではシミュレーション型研修の一部を紹介します。
<CPR研修>手術中の心肺停止を想定し、緊迫感をもって取り組みました。
<整形器械取り扱い・準備研修>実際の器械を用いて、個々の器械の理解を深めました
<器械出し研修>役割を交代しながらシミュレーション型研修を行いました。器械出しデビューにむけ、本番さながらの緊張感があり、真剣に取り組みました。
<麻酔科研修>シミュレーターを用いて麻酔科医直々に教えていただきました。
シミュレーション型研修を行った後は、反省会を行います。
新人にとっては、初めての手術室の学びとして。
中堅看護師にとっては知識・技術の振り返りとして。
そしてベテラン看護師にとっては、日々移り変わる新しい技術の確認や、新人・中堅看護師の成長の確認の場として。
それぞれの立場や目線でシミュレーション型研修に臨んでいます。
<反省会風景>今日の反省は明日に生かさないとね!
そして、今期は感染症対策に力を入れた始まりとなりました。いつ何時、未知なる感染症と出会うかも知れずそれぞれの知恵を出し合っています。
在庫不足に備えた様々な対策も考えました。
私たち手術室スタッフは安全で質の高い手術を提供する責務があります。
今現在、技術の向上を図るとともに、普段行っている手洗い方法やガウンテクニックの方法などをお互いに確認しあったりしていますが、全ては日々の業務の延長であり、特別なことではないように思います。正しい手洗いだったり、咳エチケットだったりちょっとしたマナーが、身近な大切な人を守るための行為 に繫がっていくのだと思います。一日も早く、平穏な日々が訪れることを祈りつつ…
担当:宍戸
みなさんこんにちは!
今年も新しい仲間がたくさん入ってくれました。
この日の新人研修では、感染管理認定看護師から、とても重要な感染予防対策について学びました。正しい手洗い方法の説明を受けてから、発光材を使用した手洗いチェックを行いました。専用のライトに手を当てると、洗い残しの部分が光ります。自分の洗い残しやすい部分を認識し、感染予防対策をしっかり身につけました。
その他にも、シミュレーターを使用した技術研修や電子カルテシステムを使用した演習を行いました。
先輩看護師から・・・
真剣に取り組む姿に、社会人としての自覚を感じました。
看護師として一歩を踏み出した新人看護師は、これから様々な経験を積んでいきます。
「地域を護る病院」の一員として、一日でも早く、患者さまに満足していただける、心のこもった看護が提供できる看護師になれるよう、スタッフみんなで支えていきたいと思います。
新人看護師のみなさん、一緒に頑張っていきましょう!
担当:立山