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ひたちなか総合病院

令和4年度 株式会社日立製作所 ひたちなか総合病院 病院指標


年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 208 135 183 159 305 530 729 1,615 1,467 455

幅広い年齢層の患者さんにご利用いただいております。高齢化の時代の中で、60歳以上の患者さんの割合が全体の70%、70歳以上の患者さんの割合が60%であり、入院患者さんの2人にひとりは70歳以上の患者さんです。

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 56 22.4 21.1 26.8% 86
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 34 16.8 13.6 5.9% 81
080010xxxx0xxx 膿皮症 25 13.8 13.5 8.0% 72
180010x0xxx2xx 敗血症(1歳以上) 中心静脈注射・人工呼吸等 24 23.3 31.6 8.3% 81
030400xx99xxxx 前庭機能障害 20 5.9 4.8 0.0% 67

内科では、高齢な方の感染症から敗血症で重症な患者さんの対応、めまいなどすぐには帰れない患者さんの精査や支援など、幅広い対応をしております。特に敗血症は超高齢者でも、安易に集中治療の治療控えをせずにしっかりと集中治療を行い、また重症例も救命率が高いことが特徴です。加えて、転院率が低いも関わらず(当院で完遂例が多いにも関わらず)、在院日数が全国平均を大きく下回っています。当院の看護師・リハビリスタッフなどの総合力が上がってきている証拠です。「ALL ひたちなか」で診療にあたるのが、総合的に患者をみる内科のモットーです。(※2023年4月から内科は総合内科に名称が変更になっております。)

リウマチ科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 31 41.2 14.7 3.2% 61
080010xxxx0xxx 膿皮症 - - 13.5 - -
070560xx97xxxx 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術あり - - 34.6 - -
070470xx99x1xx 関節リウマチ 中心静脈注射等 - - 34.7 - -
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 - - 13.6 - -

自己免疫性疾患を診療する診療科です。当院はリウマチ・膠原病センターとして活動している関係から、重症で多様な病態・合併症を呈する全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患が上位を占めています。(合併症や併存症を持つ関節リウマチの患者さんや全身性エリテマトーデス・血管炎などの膠原病の患者さんです。)

神経内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) エダラボン 22 37.6 16.0 4.6% 67
010230xx99x00x てんかん 16 11.9 7.3 0.0% 67
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) エダラボン 定義副傷病1あり - - 17.8 - -
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 - - 21.1 - -
010080xx99x0x1 脳脊髄の感染を伴う炎症 - - 16.9 - -

神経内科は「脳、神経、筋肉の病気」を担当する専門内科であり、疾患は脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)、てんかん、神経変性疾患(パーキンソン病、運動ニューロン疾患など)、末梢神経障害など多岐に渡ります。脳梗塞の場合、当院は回復期病棟(リハビリ病棟)が併設されており、急性期の治療が終了した後も同一の病院内でリハビリを継続できます。てんかんは、大脳の神経細胞が過剰に興奮しててんかん発作を繰り返す病気です。当院では、初回の痙攣発作や痙攣重積の場合、入院経過観察を行う場合もあります。さらに、神経疾患の進行により嚥下障害、誤嚥性肺炎を合併した場合の治療も行います。

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 経気管肺生検法 33 3.1 3.0 0.0% 73
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 終夜睡眠ポリグラフィー 27 2.0 2.0 0.0% 62
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 20 24.3 18.6 10.0% 77
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 カルボプラチン+パクリタキセル等 17 22.7 19.0 0.0% 76
040040xx97x4xx 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 化学療法ありかつ放射線療法なし 11 28.0 19.8 0.0% 77

呼吸器内科は主に肺がん、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、睡眠時無呼吸症候群等を診療する診療科です。入院患者さんでは肺がん、睡眠時無呼吸症候群の検査の患者さんが多く、気管支鏡や局所麻酔下胸腔鏡検査で肺がんと診断された患者さんの化学療法治療目的の入院が多いです。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 88 19.2 17.5 3.4% 82
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術経皮的冠動脈形成術等 48 3.9 4.3 0.0% 68
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル法による諸検査 40 2.5 3.0 0.0% 71
050130xx9901xx 心不全 人工呼吸 37 20.1 18.6 2.7% 83
050210xx97000x 徐脈性不整脈 ペースメーカー移植術等 35 5.8 9.9 2.9% 78

循環器内科は主に心臓・血管にかかわる病気の検査・治療を行います。代表的な病気としては(心臓自体の血管である)「冠動脈」が細くなったり、詰まってしまう「狭心症」や「心筋梗塞」といった虚血性心疾患といわれる疾患があります。また、虚血性心疾患やそのほか高血圧や不整脈などの心臓のダメージの最終像である心不全が、当科の主な入院対象となります。年次変化としては、緊急の治療を要する急性心筋梗塞が減少傾向で、虚血性心疾患自体も減少傾向のようである一方、さまざまな心臓病の最終病像ともいえる心不全が、昨年度に比べ再増加しており、平均年齢や入院期間を押し上げています。

血液内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 リツキシマブ+レノグラスチム等 22 19.6 19.7 0.0% 71
130030xx97x50x 非ホジキンリンパ腫 手術あり リツキシマブ+レノグラスチム等 13 26.5 30.8 0.0% 74
130010xx97x0xx 急性白血病 手術あり - - 14.3 - -
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 化学療法 - - 37.2 - -
130010xx97x9xx 急性白血病 手術あり アザシチジン+ベネトクラクス - - 36.2 - -

血液の病気を診療する診療科です。当院の特徴として、高齢者の診療が主体となっています。悪性リンパ腫(特に非ホジキンリンパ腫)、急性白血病、骨髄異形成症候群などの高齢者に多い血液疾患が入院診療の中心となっています。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術限局性腹腔膿瘍手術等 109 10.5 8.9 1.8% 77
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 手術内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 49 8.9 7.8 0.0% 73
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 手術内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 43 5.6 2.6 0.0% 72
06007xxx97x0xx 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 30 11.6 11.7 3.3% 73
060090xx02xxxx 胃の良性腫瘍 手術内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 その他のポリープ・粘膜切除術等 25 8.4 6.3 0.0% 70

消化器内科は胃・大腸などの消化管や肝臓・胆嚢などの病気の診断・治療を専門とする診療科です。入院を必要とする患者さんは、内視鏡(胃カメラ)を用いて総胆管結石の除去などの治療を受けられている患者さんが最も多く、その次が大腸のポリープ・早期癌を内視鏡(大腸カメラ)で摘出されている患者さんです。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 小児食物アレルギー負荷検査 55 1.0 2.1 0.0% 5
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 22 6.3 5.9 0.0% 2
040100xxxxx00x 喘息 10 6.4 6.0 0.0% 5
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 10 6.2 9.5 0.0% 2
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) - - 5.7 - -

2022年度はCovid-19の流行で、こども達も集団生活の中で十分な感染対策がなされていたため、入院を必要とするような呼吸器感染症や気管支喘息の患者さんは前年度に比べて少なくなりました。一方、食物アレルギー負荷試験を希望する患者さんは増加しました。入院患者さんの平均年齢は5歳以下、平均在院日数は概ね全国の平均在院日数と同じで、転院を要した患者さんはいませんでした。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 手術ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 102 3.3 4.6 0.0% 71
060335xx02000x 胆嚢炎等 手術腹腔鏡下胆嚢摘出術等 60 5.7 6.9 0.0% 60
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 44 12.4 15.4 2.3% 75
060020xx02xxxx 胃の悪性腫瘍 手術胃切除術 悪性腫瘍手術等 36 18.3 18.1 0.0% 73
060150xx03xxxx 虫垂炎 手術虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 30 4.4 5.3 0.0% 39

当院外科では主に消化器、呼吸器、乳腺疾患を担当していますが、鼠径ヘルニアも多く治療しています。癌の患者さんでは、結腸、胃が多く、良性疾患では、胆石症・胆のう炎、虫垂炎の患者さんが多くなっています。いずれの患者さんも比較的短期間で退院されています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 手術人工骨頭挿入術 肩、股等 86 39.5 26.4 5.8% 81
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 52 41.0 20.1 5.8% 80
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 32 3.6 4.9 0.0% 51
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 手術骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 23 14.1 14.2 4.4% 72
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 21 4.1 5.4 0.0% 50

DPC上は症例数、疾患は昨年同様である。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺針生検法 167 2.5 2.5 0.0% 70
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 手術膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 81 6.9 6.8 0.0% 76
11012xxx03xxxx 上部尿路疾患 手術体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 43 2.3 2.5 0.0% 56
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 手術経尿道的尿路結石除去術 25 5.7 5.3 0.0% 63
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 25 10.2 13.6 4.0% 74

当院では、膀胱がんの患者さんと前立腺がんの患者さんが多いです。表在性膀胱がんでは、経尿道的手術、膀胱内注入療法、浸潤がんでは抗がん剤治療、放射線治療、膀胱摘出手術を行っています。前立腺がん検診者の要検査依頼が多く、前立腺がんも多く見つかります。早期前立腺がんでは、薬物療法以外に手術療法、放射線療法などのご提案を行っています。腎臓結石、尿管結石の患者さんも多く、体外衝撃波結石破砕術を中心に内視鏡手術と組み合わせて治療しています。尿路感染症の患者さんも多いので他の科と連携しながら治療を進めています。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030428xxxxxxxx 突発性難聴 12 9.8 8.6 0.0% 53
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 - - 7.7 - -
030240xx97xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術あり - - 8.4 - -
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 - - 5.7 - -
030390xx99xxxx 顔面神経障害 - - 8.8 - -

入院患者数、疾患ともに例年並みであった。

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 71 27 15 39 - 16 1 8
大腸癌 33 39 38 40 11 20 1 7,8
乳癌 23 12 - - - - 1 8
肺癌 - - 20 80 - 31 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

患者数としては、大腸癌が最も多くなっています。次いで、胃癌、肺癌、乳癌の順となっています。胃癌、大腸癌、肺癌では、ステージIII、IVの進行がん患者も多いのが特徴です。当院では、内視鏡的治療、手術、抗がん剤治療、放射線治療など患者さんの状態に合わせた集学的治療を行っています。また、再発の患者さんへも、緩和ケアを含めた適切な治療を行っております。

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 36 22.7 81
重症 11 28.4 85
超重症 - - -
不明 - - -

さまざまな重症度の肺炎患者さんを診療しています。高齢になればなるほど重症傾向となり、入院期間も長くなる傾向があります。

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 82 46.5 77 16.1%
その他 11 51.4 81 5.4%

当院に入院した脳梗塞患者さんの88%は発症3日以内に治療開始されています。早期診断、早期治療開始、早期リハビリとともに、円滑な急性期から回復期リハビリ病棟への移行により、発症後のADL(日常生活動作)障害が軽減されます。当院でも発症3日以内で入院し治療介入した場合、在院日数が短期間になる傾向がみられました。さらに当院の特徴として、急性期医療だけでなく、回復期リハビリテーションを担う回復期リハビリテーション病棟を有しており、急性期から回復期、在宅まで一貫した総合的な脳梗塞治療管理を行うことが可能です。回復期病棟は当院で急性期治療を終えた脳梗塞患者さんだけではなく、他院からの回復期リハビリ目的での転院も受け入れています。

神経内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) 13 43.8 37.2 38.5% 74
K0461 骨折観血的手術(大腿) - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
K664-2 経皮経食道胃管挿入術(PTEG) - - - - -
K0811 人工骨頭挿入術(股) - - - - -

神経変性疾患の進行により、嚥下機能が低下し経口摂取が難しい場合、栄養療法として胃瘻栄養が選択肢の一つとなります。当院では消化器内科と連携して内視鏡的胃瘻造設術を行っています。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 34 1.3 2.3 0.0% 65
K597-2 ペースメーカー交換術 24 0.6 2.2 0.0% 79
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) 21 0.0 11.0 4.8% 73
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他のもの) 11 2.5 1.6 9.1% 72
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) 11 2.6 18.4 9.1% 79

循環器内科の病気としても代表である狭心症・心筋梗塞は急性期の病気の典型的なものです。当院でも緊急性の高い不安定狭心症、心筋梗塞に関して原則全ての患者さんの治療に対応できる体制を心がけております。年ごとの変化についてですが、構成の大きな変化は無いものの、不安定狭心症・急性心筋梗塞が減少している印象があります。

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 160 2.2 10.1 1.3% 76
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術) 48 1.0 6.9 0.0% 73
K654 内視鏡的消化管止血術 38 0.7 9.3 10.5% 76
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 29 1.0 2.8 0.0% 72
K6535 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(その他のポリープ・粘膜切除術) 25 1.0 6.2 0.0% 70

総胆管結石や、がんなどによる胆道狭窄・閉塞・感染に行われるものが内視鏡的胆道ステント留置術です。内視鏡的乳頭切開術は総胆管結石を取り除く際に行われる治療です。内視鏡的消化管止血術は消化性潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍など)からの出血を止める処置です。現在は内視鏡的手技が大きく進歩し、開腹ではなく内視鏡的に胆道系の治療や、消化管出血の止血、また早期胃癌や早期大腸癌などの治療が可能なケースも増えており、当院ではこれらの手技を積極的に消化器内科が施行しております。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 88 1.1 3.9 0.0% 60
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 62 1.2 1.3 0.0% 72
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 44 2.2 10.5 0.0% 74
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 41 1.0 1.1 0.0% 71
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 30 0.8 2.6 0.0% 39

腹腔鏡下胆嚢摘出術、鼠経ヘルニア手術が多く施行されています。いずれも比較的短期間で退院されています。次いで、腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術、腹腔鏡下鼠経ヘルニア手術、腹腔鏡下虫垂切除術が多く施行されています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 92 2.0 29.3 6.5% 77
K0462 骨折観血的手術(前腕) 54 3.4 11.3 0.0% 55
K0463 骨折観血的手術(鎖骨) 33 2.2 7.4 0.0% 55
K0811 人工骨頭挿入術(股) 29 2.0 42.1 3.5% 82
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿) 18 0.8 1.0 0.0% 40

DPCと異なり、大腿骨近位部骨折に対する手術症例数は昨年に比べ増加している。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 95 1.1 4.7 0.0% 76
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 43 0.2 1.1 0.0% 56
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 26 1.6 3.9 0.0% 64
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 19 1.3 7.4 0.0% 66
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 - - - - -

経尿道的膀胱腫瘍切除術が泌尿器科では多く施行されています。一般的に手術後7日前後の入院期間です。尿路結石症の方も多く、ESWLという体外衝撃波腎・尿管結石破砕術が多く施行されていますが、最近では尿管鏡とレーザーを用いた経尿道的尿路結石除去術をお受けいただく患者さんも増えております。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 19 1.0 7.0 0.0% 34
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 - - - - -
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) - - - - -
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 - - - - -
K3892 喉頭ポリープ切除術(ファイバースコープ) - - - - -

手術件数、術式ともに例年並みであった。

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 29 0.5%
異なる 32 0.6%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 28 0.5%
異なる - -

敗血症は悪性腫瘍などの治療経過中に免疫不全状態等から合併することが多い病態です。当院では、悪性腫瘍、自己免疫疾患の患者さんが入院経過中に新たに合併し発症される例とともに、外来での化学療法、生物学的製剤治療中に合併し発症され、入院される例が大多数です。手術・処置等の合併症は、ゼロにすべく努力しておりますが、出血、感染、縫合不全、膿瘍形成等が認められています。

更新履歴

2023年9月20日
  • 令和4年度 病院指標を新規掲載しました
2022年9月21日
  • 令和3年度 病院指標を新規掲載しました
2021年9月22日
  • 令和2年度 病院指標を新規掲載しました
2020年9月16日
  • 令和元年度 病院指標を新規掲載しました
2019年9月18日
  • 平成30年度 病院指標を新規掲載しました
2018年9月26日
  • 平成29年度 病院指標を新規掲載しました
2017年9月22日
  • 平成28年度 病院指標を新規掲載しました
2016年9月26日
  • 病院指標を新規掲載しました