臨床研究・・・予防、診断、治療法の改善、疾病原因、病態の理解向上および患者さんの生活の質向上を目的として実施される、人を対象とした医学系研究です。
治験・・・製薬会社が新薬の製造を厚生労働省に承認申請するため、必要な資料を収集することを目的として、病院等に依頼して行われる臨床試験です。
この、「新薬開発」のための「治療を兼ねた試験」のことを「治験(ちけん)」と言います。
治験は人を対象にしており、厳しい規則や基準が設けられ、患者さんの人権や安全を守り、また、科学的に適正に実施されるようになっています。
日立総合病院には、安心して治験にご参加していただけるよう治験コーディネーター(CRC)が治験のお手伝いをしています。もともと薬剤師・看護師・臨床検査技師であるCRCは、参加する患者さんが不利益を受けないように、またルール(GCP*1)に従って正しく治験が行われるように、治験の内容の説明・相談、治験中の「くすり」についての情報収集と提供、来院日のお知らせ、検査等の手配など様々な業務を行っています。
治験薬服用中の治験薬や検査にかかる費用については、治験依頼者(製薬会社)が負担しますので、患者さんの支払額は軽減されます。
また、「治験協力費」として交通費などをお支払いいたします。
治験等に関してわからないこと、確認したいことなど、納得するまで医師やCRCに質問することができます。また、治験等に参加するか否かは、だれからも強制されることなく、自分の意思で決める事ができます。治験等に関する相談がありましたら、気軽にご相談ください。
医療機関名 | 株式会社日立製作所 日立総合病院 |
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住所 | 〒317-0077 茨城県日立市城南町二丁目1番1号 |
電話番号 | 代表 0294-23-1111 |
FAX番号 | 直通 0294-23-8748 |
担当者 | 薬剤師 山元 麻衣 薬剤師 小島 麻里 |
取得した個人情報は当社の「個人情報保護に関して」に則り安全な管理を徹底いたします。
参加基準に合わない場合や予定の人数に達していた場合は、治験等に参加いただけないことがあります。
治験等に参加ご希望の方は、当院を受診していただき、参加していただけるかどうか医師が診察・検査をいたします。この際の受診料や検査料は、治験等に参加するか否かにかかわらず、一般の診療と同様にお支払いいただくことになります。
紹介患者さんは、初診特別料金がかかりません。
No. | 対象疾患名 | 内容 |
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1 |
多発性骨髄腫 | ヤンセンファーマ株式会社の依頼による抗 CD38 モノクローナル抗体及びレナリドミドを含む 1~3 ラインの前治療歴がある再発又は難治性多発性骨髄腫患者を対象に、teclistamab単剤療法と、ポマリドミド、ボルテゾミブ 及びデキサメタゾン(PVd)又はカルフィルゾミブ及びデキサメタゾン(Kd)併用療法を比 較する第 3 相ランダム化試験 |
2 |
膀胱癌 | 日本人のBCG不応性高グレード筋層非浸潤性膀胱癌(NMIBC)患者に対するFE99932日本人のBCG不応性高グレード筋層非浸潤性膀胱癌(NMIBC)患者に対するFE999326の膀胱内注入療法における安全性及び有効性を評価する第Ⅲ相オープン試験 |
3 |
ウイルス性肺感染症 | 酸素投与が必要なウイルス性肺感染症による入院患者を対象として Tozorakimab の有効性及び安全性を評価する試験( TILIA 試験) |
4 |
潰瘍性大腸炎 | 中等症から重症の活動性潰瘍性大腸炎患者を対象にMK-7240を投与した際の有効性と安全性を検討する第Ⅲ相、無作為化、プラセボ対照、二重盲検試験 |
5 |
クローン病 | 中等症から重症の活動期クローン病患者を対象にMK-7240(tulisokibart)を投与した際の有効性と安全性を検討する第Ⅲ相、無作為化、プラセボ対照、二重盲検試験 |
6 |
濾胞性リンパ腫 | 未治療の濾胞性リンパ腫を対象としたエプコリタマブ+ R2 療法の併用療法と免疫化学療法の比較試験病患者を対象にMK-7240(tulisokibart)を投与した際の有効性と安全性を検討する第Ⅲ相、無作為化、プラセボ対照、二重盲検試験 |
No. | 対象疾患名 | 内容 |
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1 |
大腸癌 | 切除不能大腸癌に対するトリフルリジン・チピラシル+ベバシズマブの従来法と隔週法の実用的ランダム化第Ⅲ相試験 |