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Azure Blob Storage上のファイル更新を契機に、
クラウドリフトした後続処理を実行する業務フローを
簡単に作成する方法

Azure Blob Storage上のファイル更新を契機に、クラウドリフトした後続処理を実行する業務フローを簡単に作成する方法

2026年5月15日公開

オンプレミス環境の業務システムでは、特定ファイルの作成・更新を契機として、バッチ処理を実行するケースがよくあります。これは、外部システムや前工程からのデータ連携を確実に行うための一般的な方法です。
クラウドへ移行した業務システムでこの仕組みを実現するには、クラウドストレージへのファイルアップロードなどを契機として処理を開始できるようにする必要があります。

ここでは、統合システム運用管理 JP1を活用して、Azure Blob Storage上のファイルを監視し、ファイルの更新を契機に次の処理を実行する業務フローをローコードで作成する方法をご紹介します。

ここでは、統合システム運用管理 JP1を活用して、Azure Blob Storage上のファイルを監視し、ファイルの更新を契機に次の処理を実行する業務フローをローコードで作成する方法をご紹介します

1. Azure Blob Storageを監視するための設定を行う(認証・接続、監視設定)

サンプルコンテンツを使って、Azure Blob Storageを監視するための設定を行います。

  1. サンプルコンテンツを入手します。サンプルコンテンツは、サポートサービス契約者様向けホームページで入手できます。
入手するAzure Blob Storage連携監視ジョブのサンプルコンテンツ
  監視対象とする事象 オブジェクト監視定義ファイル
(Azure Blob Storageコンテナー上のBLOBの監視定義)
サービス連携監視ジョブ定義ファイル
(Azure Blob Storageに接続して監視するための定義ファイルのひな形)
アイコンファイル
  Azure Blob Storageコンテナー上のBLOB(Binary Large OBject)の作成、更新、削除 sample
_slobjmondefAzureBlobStorage_objmon.txt
sample
_slmonjobdefAzureBlobStorage_objmon.txt
CUSTOM_PC
_AZBLMON.gif

MEMO

サンプルコンテンツは、JP1/AJS3 for CSA またはジョブ管理 JP1 Cloud Service/Job Management をご利用いただいているお客さまが利用できます。

  1. JP1/AJS3 for CSAにサンプルコンテンツ「オブジェクト監視定義ファイル」をインポートして、Azure Blob Storageの監視に必要な設定を行います。
    JP1/AJS3 for CSAの[オブジェクト監視定義]画面で、[新規作成]ボタンをクリックし、[インポート]ボタンをクリックしてサンプルコンテンツ(sample_slobjmondefAzureBlobStorage_objmon.txt)を読み込みます。
    設定画面に反映された内容を確認したあと、[登録]ボタンをクリックします。

    設定画面に反映された内容を確認したあと、[登録]ボタンをクリックします。

  2. Azure Blob Storageの認証情報や接続情報を設定します。
    Azure環境を利用するための認証情報は、JP1/AJS3 for CSAで管理する方法のほか、ジョブの実行先の仮想マシンに割り当てたIDで管理する方法があります。お客さまの運用ポリシーによって選択して利用できます。
    [接続定義]画面でサンプルコンテンツのAzure接続定義をインポートし、利用する認証方式にあわせて、[認証定義]画面、[接続定義]画面で、お客さまのAzure環境にアクセスするための認証情報、接続情報を設定します。

2. 部品(カスタムイベントジョブ)の定義ファイルを作成する

JP1/Automatic Job Management System 3 - Viewに部品(カスタムイベントジョブ)として登録するための定義ファイルを作成します。

定義ファイルは、サンプルコンテンツ「サービス連携監視ジョブ定義ファイル」をインポートして、Azure Blob Storageの接続情報と監視定義の組み合わせを選択することで簡単に作成できます。

  1. JP1/AJS3 for CSAの[サービス連携監視ジョブ定義]画面で、[新規作成]ボタンをクリックし、[インポート]ボタンをクリックしてサンプルコンテンツ(sample_slmonjobdefAzureBlobStorage_objmon.txt)を読み込みます。
    Azure Blob Storageの接続定義と監視定義の組み合わせを確認して、[登録]ボタンをクリックします。

    AWS Lambdaの接続定義と実行定義の組み合わせを確認して、[登録]ボタンをクリックします。

  2. 作成したサービス連携監視ジョブ定義を選択して、[定義ファイルを出力]ボタンをクリックします。[定義ファイル出力]画面が表示されるので[カスタムジョブで指定する認証定義のデフォルト値を指定する]をチェックし、リストボックスから認証定義を選択して[出力]ボタンをクリックします。

    作成したサービス連携監視ジョブ定義を選択して、[定義ファイルを出力]ボタンをクリックします。[定義ファイル出力]画面が表示されるので[カスタムジョブで指定する認証定義のデフォルト値を指定する]をチェックし、リストボックスから認証定義を選択して[出力]ボタンをクリックします。

お客さま環境で利用できる(選択した認証定義でAzure Blob Storageに接続する)サービス連携監視ジョブ定義ファイルが出力されます。

3. 部品(カスタムイベントジョブ)を業務フローで利用できるように登録する

2.で出力したサービス連携監視ジョブ定義ファイルとサンプルコンテンツのアイコンファイル(CUSTOM_PC_AZBLMON.gif)を使って、Azure Blob Storage監視用の部品(カスタムイベントジョブ)をJP1/Automatic Job Management System 3 - Viewに登録します。

  1. 出力したサービス連携監視ジョブ定義ファイルとサンプルコンテンツのアイコンファイルを、JP1/Automatic Job Management System 3 - Viewカスタムジョブ登録ホストの任意の場所に格納します。
  2. コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、ajscsajobregコマンドでサービス連携監視ジョブを登録します。
    ajscsajobreg -d 定義ファイルのパス -n カスタムイベントジョブ名 -i アイコンファイルのファイル名
    [ジョブネットエディタ]画面の[カスタムイベント]タブに、登録したサービス連携監視ジョブのアイコンが表示されます。

    [ジョブネットエディタ]画面の[カスタムジョブ]タブに、登録したサービス連携ジョブのアイコンが表示されます。

4. Azure Blob Storage上のファイル更新を契機に処理を実行する業務フローを作成する

  1. [ジョブネットエディタ]画面で、[カスタムイベント]タブの[(BS)]アイコンをドラッグアンドドロップして、実行する処理(ジョブ)を追加します。

    [ジョブネットエディタ]画面で、[カスタムイベント]タブの[(BS)]アイコンをドラッグアンドドロップして、実行する処理(ジョブ)を追加します。

  2. [詳細定義]画面で、監視対象オブジェクト名や監視条件などを定義します。

    [詳細定義]画面で、監視対象オブジェクト名や監視条件などを定義します。

  3. 先に実行するジョブと、後に実行するジョブを矢印(関連線)でつないで、業務フローを作成します。

    先に実行するジョブと、後に実行するジョブを矢印(関連線)でつないで、業務フローを作成します。

Azure Blob Storage上のファイルを監視し、ファイルの更新を契機にクラウド環境で処理を実行する業務フローをローコードで作成できました。
オンプレミス環境から一部の業務システムをクラウドリフトしても、これまでと同様の業務連携をローコードで実現できます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

記載の仕様は、改良などのため予告なく変更になることがあります。