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特徴

LoadLevelerは、少ない時間でより多くのジョブを効率良く実行できるように、ジョブの実行を管理するソフトウェアで、IBM Parallel Environmentによる並列処理に対応しています。

LoadLevelerの概要を図に示します。

LoadLevelerの概要

動的な負荷分散スケジューリング

LoadLevelerは、LoadLevelerが管理するクラスタ環境内から、実行ジョブが要求するリソースを利用できるマシンや、実行ジョブが少ないマシンを選択して、ジョブを実行することによって、負荷を分散させるとともにリソースを有効に利用できます。

実行時刻、実行方法の指定

ジョブの実行時刻や実行方法を指定できます。例えば、バッチジョブを夜間に実行させたり、優先順位の高いジョブに対しては、昼間に実行させたりするなどの指定ができます。

リソース情報の収集

LoadLevelerは収集したリソース情報を基に、最適なリソース(メモリ、ディスク、プロセッサ、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラムなど)をジョブに割り当てます。また、Workload Managerとの連携によってジョブが利用する資源を制限し、マシンの最適な負荷を保つことができます。

課金情報の収集

ジョブが使用したリソースを課金レポートとして収集することができます。また、実行中のジョブが使用しているリソースを課金情報として参照することもできます。

並列処理

並列プログラミングソフトウェアのIBM Parallel Environmentと一緒に使用することで、効率良く並列タスクを処理することができます。

使いやすさ

LoadLevelerのコマンドラインやMotifベースのインターフェースを使って、ジョブのサブミット、キャンセル、ジョブの状態表示、ジョブ実行の優先順位の設定、変更ができます。

構成

LoadLevelerは、基本製品とプロセッサライセンス製品で構成され、次の製品を提供します。

LoadLeveler V4.1
LoadLeveler V4.1
基本製品です。1プロセッサライセンスと媒体を含みます。
LoadLeveler V4.1 1 Processor License
プロセッサライセンス製品です。1プロセッサライセンスを含みます。

動作環境

適用OS

  • LoadLeveler V4.1
    • AIX V6.1 01-04 以降
    • AIX 5L V5.3 01-11 以降

適用システム装置

  • EP8000シリーズ

前提ソフトウェア

  • ありません。