ソフトウェアをFLORA-ie 55miにインプリメントするには、2つの方法があります。ソフトウェアの構成により、インプリメントの方法が異なります。下記のチャートを参照して、開発したソフトウェアに適したインプリメント方法を選択してください。 |

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インプリメント方法1:
開発したソフトウェアを書き込み可能領域にコピーする
開発したソフトウェアを、/home/user 以下に新規作成した任意のディレクトリにコピーしてください。
/home以下を除いたシステムのディレクトリについては、圧縮された状態でコンパクトフラッシュに保存されているため、書きこみを行うことはできません。
開発したソフトウェアの容量が大きいためにコンパクトフラッシュに保存できない場合は、外付け記憶装置上(PCカードなど)でソフトウェアを実行してください。
補足:
FLORA-ie 55miのパーティション構成 (出荷時) は、以下のようになっています。 書きこみ可能なパーティションは、hda6のみとなります。
■FLORA-ie 55mi のパーティション情報
hda1 [システムファイル] 約 3.6MB |
hda2 [システムファイル] 約 3.6MB |
hda3 [システム設定値] 約 0.1MB |
hda4 |
hda5 [アプリケーション] 約 30.8MB |
hda6 [ユーザ領域] 約 25.9MB(64MB CF使用時)
書き込み可能
※ 出荷時は約 1.0MBをシステムで使用済み |
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* 1MB=1,000,000B
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また、出荷時のユーザ領域内の書き込み可能な容量は以下のとおりです。
コンパクトフラッシュ容量 |
書き込み可能容量 |
64MB |
約 24.9MB |
96MB |
約 56.9MB |
128MB |
約 88.9MB |
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* 1MB=1,000,000B
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インプリメント方法2:
Midori Linuxに開発したソフトウェアを組み込んだコンパクトフラッシュを作成する
開発したソフトウェアがFLORA-ie 55mi搭載のカーネルやライブラリのバージョンと互換性がない等の理由で、システムにソフトウェアの書きこみをしなくてはならない場合は、cramfsにて圧縮される領域にソフトウェアをインプリメントする必要があります。
CFビルド環境をご利用いただくと、FLORA-ie 55miの環境にソフトウェアをインプリメントしたコンパクトフラッシュを作成することができます。
CFビルド環境とは?
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FLORA-ie 55miで動作するシステムをおさめたコンパクトフラッシュを作成するための環境を、CFビルド環境と呼びます。 この環境を作成するには、米Transmeta社から提供されているMidori Linux および 弊社から提供する FLORA-ie 55mi用のドライバ・アプリケーションが必要となります。
CFビルド環境を使用してコンパクトフラッシュを作成する方法については、FLORA-ie 55miへのソフトウェアインプリメントについて をご参照ください。
弊社提供のFLORA-ie 55mi用ドライバ・アプリケーションの入手については、日立製作所のこちらのサイトからダウンロードしてください。
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Midori Linuxやそれに付随するドライバについては オープンソースになっております。
弊社が提供するドライバ・アプリケーションに関しては、それぞれの権利に基づきますので 一部ソースが公開されないものもあります。 |
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FLORA-ie 55mi (PC9NR2-xxxx) 製品版では商用のリコー日本語フォントが使用されていますが、これはCFビルド環境用ファイルダウンロードのサイトには含まれておりません。代わりにフリーなフォントをダウンロードすることができます。 |
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