ここでは、CFビルド環境が構築されたマシンで、開発したソフトウェアがインプリメントされたFLORA-ie 55miのコンパクトフラッシュを作成する手順を示します。
以下、Midori Linuxのビルド環境が /home/hitachi/midori-1.0.0-beta2/ にあるとします。
- カレントディレクトリを変更する
cd /home/hitachi/midori-1.0.0-beta2/ [Enter]
- パッケージ の追加を行う
インプリメントしたいソフトウェアに関してmlzパッケージを作成し、/home/hitachi/midori-1.0.0-beta2 /apps/に格納 します。
mlzパッケージの作成方法については、下記の米Transmeta社のサイトにある ドキュメントを参照してください。
http://midori.transmeta.com/manual/
- "config" を生成する [ /home/hitachi/midori-1.0.0-beta2/config
]
make config [Enter]
- "config" を編集する [ /home/hitachi/midori-1.0.0-beta2/config ]
弊社提供のtar ballファイル(configs*.tgz)を解凍したconfig及びconfig4kernelを参考にしてconfigを修正してください。
また、コンパクトフラッシュのデバイス名を指定してください。
(*は、 システムが割り当てるデバイス名を入れます)
INSTALL_DEVICE = /dev/*
さらに、ご使用になる環境に合わせて、 適宜 "config"の編集を行ってください。
なお、手順2でmlzパッケージを追加せず、弊社提供のtar ballファイル(configs*.tgz)を解凍したconfig及びconfig4kernelをほぼそのまま使用した場合、FLORA-ie
55mi (PC9NR2-xxxx) 製品版に相当する(全く同じではありません)コンパクトフラッシュを作成することができます(ただしフォントなどは除きます)。
- Midori Linuxのビルドを行う
make clean [Enter]
make [Enter]
* 確実にファイルを更新するために、ビルドを行う前には必ず "make clean"を実行してください
- コンパクトフラッシュをデバイスに装着する
- システムイメージをコンパクトフラッシュにコピーする
make install [Enter]
- コンパクトフラッシュをFLORA-ie 55miに装着して起動し、システムにソフトウェアが含まれていることを確認する
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