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FLORA-ie 55miへのソフトウェアインプリメントについて
[同梱システムバージョン 03-xx版]

ここでは、FLORA-ie 55mi (同梱システムバージョン:03-xx) へソフトウェアをインプリメントする方法について示します。

FLORA-ie 55miにソフトウェアをインプリメントするためには、大きく分けて2つのステップが必要になります。

ステップ1: Midori LinuxのCFビルド環境作成
CFビルド環境の構築と、環境設定を行う
 
ステップ2: CFビルド環境へのソフトウェアインプリメントとビルド
CFビルド環境へのソフトウェアのインプリメント、ビルドの実行、コンパクトフラッシュの作成を行う

各ステップの詳細手順は以下の通りです。
 

ステップ1:Midori Linuxのビルド環境作成

ここでは、一般的なLinuxディストリビューションがインストールされているソフトウェア開発用マシンに、CFビルド環境を構築し、環境設定を行うまでの手順を示します。

ご注意: CFビルド環境を構築する開発用マシンについて

- コンパクトフラッシュが装着可能なマシンを使用してください。
- Linuxディストリビューションとしては、Redhat 6.2を使用されることを推奨します。
- "root"でログインして操作を行ってください。

  1. Midori Linux 1.0.0 beta2 を入手する

    下記の米Transmeta社のサイトから、Midori Linux 1.0.0 beta2 のダウンロードを行い、それに含まれるmidori-1.0.0-beta2.tar.gzをCFビルド環境を構築したい場所で解凍してください。
    http://midori.transmeta.com/downloads.shtml

    tar zxvf midori-1.0.0-beta2.tar.gz[Enter]

    Midori Linuxの詳細については、下記の米Transmeta社のサイトにあるドキュメントを参照してください。
    http://midori.transmeta.com/manual/
     
  2. 弊社提供のCFビルド環境用ファイルをダウンロードする

    CFビルド環境用ファイル ダウンロード
     
  3. mlzパッケージ類の追加を行う

    弊社提供のREADME-INSTALLファイルを参照し、手順1で解凍して作成された
    ./midori-1.0.0-beta2/apps/ 以下に、米Transmeta社提供の mlzパッケージ (*.mlz)と弊社提供の mlzパッケージ (*.mlz)、さらにスクリプトファイル(弊社提供のtar ballファイル(scripts*.tgz)を解凍)をコピーしてください。
     
  4. make時にプロセスが扱えるファイルの最大数の変更を行う

    echo 8192 > /proc/sys/fs/file-max [Enter]
     

ステップ2: CFビルド環境へのソフトウェアインプリメントとビルド

ここでは、CFビルド環境が構築されたマシンで、開発したソフトウェアがインプリメントされたFLORA-ie 55miのコンパクトフラッシュを作成する手順を示します。

以下、Midori Linuxのビルド環境が /home/hitachi/midori-1.0.0-beta2/ にあるとします。
  1. カレントディレクトリを変更する

    cd /home/hitachi/midori-1.0.0-beta2/ [Enter]
     
  2. パッケージ の追加を行う

    インプリメントしたいソフトウェアに関してmlzパッケージを作成し、/home/hitachi/midori-1.0.0-beta2 /apps/に格納 します。

    mlzパッケージの作成方法については、下記の米Transmeta社のサイトにある ドキュメントを参照してください。
    http://midori.transmeta.com/manual/
     
  3. "config" を生成する [ /home/hitachi/midori-1.0.0-beta2/config ]

    make config [Enter]
     
  4. "config" を編集する [ /home/hitachi/midori-1.0.0-beta2/config ]

    弊社提供のtar ballファイル(configs*.tgz)を解凍したconfig及びconfig4kernelを参考にしてconfigを修正してください。

    また、コンパクトフラッシュのデバイス名を指定してください。
    (*は、 システムが割り当てるデバイス名を入れます)
      INSTALL_DEVICE = /dev/*

    さらに、ご使用になる環境に合わせて、 適宜 "config"の編集を行ってください。

    なお、手順2でmlzパッケージを追加せず、弊社提供のtar ballファイル(configs*.tgz)を解凍したconfig及びconfig4kernelをほぼそのまま使用した場合、FLORA-ie 55mi (PC9NR2-xxxx) 製品版に相当する(全く同じではありません)コンパクトフラッシュを作成することができます(ただしフォントなどは除きます)。
     
  5. Midori Linuxのビルドを行う

    make clean [Enter]
    make [Enter]

    * 確実にファイルを更新するために、ビルドを行う前には必ず "make clean"を実行してください
     
  6. コンパクトフラッシュをデバイスに装着する
     
  7. システムイメージをコンパクトフラッシュにコピーする

    make install [Enter]
     
  8. コンパクトフラッシュをFLORA-ie 55miに装着して起動し、システムにソフトウェアが含まれていることを確認する
     


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